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被災者43%睡眠障害疑い [2011年09月24日(Sat)]

被災者43%睡眠障害疑い

 東日本大震災で被災した自治体で、うつ病などの病気休暇を取る職員が増えている という報道がありましたが、市民にも睡眠障害、抑うつの人がふえています。 (朝日新聞 9/23/2011)
 厚労省が住民にアンケート調査しているもので、石巻市周辺のものが報告された。 睡眠障害の疑いがある人が43%という。 不安や抑うつ症状で、専門的な支援が必要とされる人が7%という。震災の記憶が「 思いだしたくないのに思い出す」人が37%という。ひどい人は、PTSD のフラッシュバックとなる。
 睡眠障害があると、1年後、かなりの人がうつ病になる。身体内に興奮があり、心理的にも ストレスとなるので、ストレスホルモンが分泌されて、長引くとうつ病をひきおこすとみられる。睡眠障害は薬物療法 が効くので、悪化させてうつ病にならないように早めに医者に相談したほうがいいで す。薬物療法でも改善しないならば、ストレスが大きいのでしょう。心理療法の 支援も必要となります。
 被災地の人に、睡眠障害、抑うつ症状を改善する対策、予防する対策が必要となっています。マインドフルネス心理療法(SIMT)は予防的にも実践できます。 今は身動きがとれないので、1月には現地に赴き、現地の会場、希望者の人とおあいして、 来年春ころからでもカウンセラー育成やカウンセリングを開始する準備をしたいです 。準備に3−6か月かかります。
Posted by MF総研/大田 at 09:13 | 災害とストレス | この記事のURL