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PTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状 [2011年04月07日(Thu)]

被災者の心のケア、心の病気の予防のためのマインドフルネス心理療法

 (13)PTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状

 被災者の方は、後になって心的外傷後ストレス障害(PTSD)になる人がおられま す。重大な危機の出来事の体験の後、次のような症状が長期間持続します。
  • 再体験症状
     日常生活の中で突然侵入してくる現象、想起、悪夢、フラッシュバックなど
  • 回避症状
     その外傷体験と関連した刺激や思考の回避、思いださせる場所や出来事を避ける 、その体験の想起不能
  • 過覚醒
     ストレス負荷により生理的覚醒水準が過度に高く維持された状態。寝つきが悪い 、すぐ目が覚める、集中できない、刺激に反応しやすい、過剰な警戒、驚愕反応な ど
 大きな事件、事故、災害に巻き込まれて、瀕死の目にあった人が、その出来事が 終わってから、長期間症状が出て苦しむことがあります。交通事故にあうとか、幼 い頃に遭遇した個人的な恐怖体験からも起きますが、大規模に発病しているのでは 、地下鉄サリン事件、阪神淡路大震災、JR脱線事故の被害者などがあります。 こうした過去の事例から、今回の未曾有の大震災は、こうしたPTSDで苦しむ人が多 く出るかもしれません。大切なものを失った上に、PTSDで長く苦しむことは避けた いものです。できれば発症を予防したく、また先回りして治療態勢の準備ができれ ばいいのですが。
(続く)
  • <目次>災害時、心の病気の予防のためのマインドフルネス心理療法
  • 参考記事
  • Posted by MF総研/大田 at 23:03 | 災害とストレス | この記事のURL