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(10)うつ病、非定型うつ病の予防 [2011年04月03日(Sun)]

被災者の心のケア、心の病気の予防のためのマインドフルネス心理療法

 (10)うつ病、非定型うつ病の予防

 以上のような呼吸法を行い、日常生活のなかでも、つらい思考を長く渦巻かせな ければ、うつ病になりにくいです。環境の改善や将来のことは、集団で交渉、集団 で支援を求めることにして、自分ひとりで悩まないようにするのが、うつ病を予防 します。
 震災前から、不安過敏だった人が、悩みすぎますと非定型うつ病になるおそれが あります。不安過敏なかた、不安障害の方が悩みすぎると、非定型うつ病になるお それがあります。鉛様麻痺感の症状で、身体が重くて起き上がることが できなくなることがあります。セロトニン神経の問題ではなく、抗うつ薬もききに くいのです。 そうなるとつらいので、呼吸法をして、悲観的な思考に入らないような心づもりで 、行動的になさるのがいいと思います。 傷つくような言葉を聞いても、長く考えこまないようにして、「今ここ」を少しで もよくする行動をするのがコツだと思います。避難所でできる役割をもって動くと か、運動するとか身体を動かすのもいいことです。
 見たり、聞いたり、感じたり、思い出したり、つらい内容が多いですが、それを きっかけにして、つらい思考に長く入ると、その結果、 脳神経生理学的な反応が 起こって、うつ病になってしまうおそれがあるということを理解して、つらい中で も効果あることを少しでも行動するのがいいのです。そのようにはできない、つい つい考え込んでしまうという心の使い方は、呼吸法を織り込んだ心の使い方を練習 すれば、変わってきます。

余震

 余震も多いでしょうが、その瞬間に不安になるのは自然です。しかし、終った後 、心への影響を短くして、余震が終った後、長く嫌がる思考、さらに次の余震を予 期して不安を強めるようなことはしないように、心の練習の要領で、「もう余震は 去った。自分の今ここでできることをしよう」と冷静な心にもどってください。 嫌がるとか不安をくりかえしますと、感情が過敏な心になって、不眠症、身体の病 気、「心の病気になるおそれがあります。
 呼吸法を取り入れた心の練習は、重いうつ病でも治るほどに効果のある手法です 。うつ病が発症しないうちに予防法をやっていただきたいです。
 このような予防的な心のトレーニングができない人は、つらくなったらひとりで 悩まないで、そばにいるリーダー、保健師、カウンセラー、医師などに 話しを聞いてもらうと楽になります。

(続く)
  • <目次>災害時、心の病気の予防のためのマインドフルネス心理療法
  • 参考記事
  • Posted by MF総研/大田 at 21:22 | 災害とストレス | この記事のURL