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なぜ、うつ病になるか、体調をくずすか [2011年03月27日(Sun)]

被災者の心のケア、心の病気の予防のためのマインドフルネス心理療法

 (2)なぜ、うつ病になるか、体調をくずすか

 呼吸法を織り込んだ予防法をご紹介しますが、なぜ、うつ病になるのか、体調を 悪化させるか、不眠症になるか説明します。
 こういうことを知らないでいると、大切ないのち、財産を失った苦しみ、将来の ことが悲観的に思われて、避難所での生活が苦しくて、図のように、 つらい考えの渦巻きにはいりがちです。被災者の方は、大きな損害にみまわれたた めに、つらい思考が渦巻きますが、そうすると、交感神経、扁桃体(感情を起す) が興奮します。交感神経の興奮は、不眠症や体調の悪化をもたらします。 扁桃体の興奮は、HPA系(視床下部ー下垂体ー副腎皮質)を興奮させて、副腎皮 質から、ストレスホルモンが大量に分泌されます。これが、前頭前野、海馬の神経 細胞を傷つけて、うつ病の症状をひきおこすと推測されています。
 だから、被災者の方のうつ病、不安過敏性、PTSDなどを予防するためには、 悲観的、絶望的な思考をコントロールすることが重要になります。ここにマインド フルネス心理療法による呼吸法を用いるのです。
(続く)
 この後、うつ病の予防、パニック、PTSDについて述べたいと思います。
  • <目次>被災者の心のケア、心の病気の予防のためのマインドフルネス心理療法
  • 参考記事
  • Posted by MF総研/大田 at 23:37 | 災害とストレス | この記事のURL