50歳以降の自殺予備群 [2010年11月02日(Tue)]
50歳以降の自殺予備群2009年の自殺で多い原因・動機で多いものは、どの年代も、うつ病、そして、60 歳以上は、身体の病気です。数が多いのは、これなのに、有効な対策がとられる気配 がありません。(**)千人以上 (*)500人以上
自殺の多いグループは
また、身体(がん、脳梗塞、等)の病気や家族の不和で、うつ病になって自殺する方 が多い。 60歳から80歳に自殺が多いのですが、 自殺に追い込まれるのは: ◆家族の不和、支えてくれていた人の死亡、離別 ◆支えてくれていた人の支援不能状況の出現 =支えてくれていた家族が身体・心の病気、老齢、介護状態 があるでしょう。 こうした、うつ病が治らない、高齢になってから、うつ病になり自殺する。こうし たことは、過労、勤務、多重債務などによるものではないでしょう。うつ病になって 治りにくい。ここに対策の重点をおかないといけないでしょう。うつ病は、若い人も なります。薬物療法で治りにくい非定型うつ病もあります。こうした領域に対策をとってい ただきたいです。自殺予備軍が大勢います。まだ、うつ病ではなくても50歳代になろうとする人です。若い頃から、不安過敏、 緊張気味の人が非定型うつ病になりやすいでしょう。 60歳代以降の自殺者の71パーセントが同居人がいました。それでも自殺する。つまり、経済問題ではない。若い世代は経済問題によるうつ病、自殺もありますが、数では、60代以降の自殺が多いです。 60歳以降にうつ病になる原因(身体の病気、ささえた人の喪失など)があり、同居人がいても救えていない、治らないで自殺されています。こういう方面の対策も考えてほしいです。 身体の病気になっても、ささえを失っても、うつ病にならず、自殺もしない人が多いのです。 シュナイドマンが言ったように、一貫した反応パターンがあるようです。そういう反応パターンは変えられます。認知療法やマインドフルネス心理療法で、重症のうつ病や不安障害でさえも治るのですから。 不安過敏、緊張、拒絶過敏性などは、早く治しておくべきです。60歳代になると、ストレスが大きい出来事があり、ささえてくれた人がささえられなくなるので、うつ病になるリスクが高いようです。若いうちに、不安過敏性、拒絶過敏性などを治すと、非定型うつ病の発病を予防できますし、薬物療法で治らなくても治る人がいます。30歳ころのうつ病も予防できるし、60歳以降の自殺も防止できるでしょう。反応パターンを変える心理療法が必要です。そう思います。 明日は、福井県に行きます。 |
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