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自己洞察瞑想療法(SIMT)の見方(理論) [2010年10月19日(Tue)]
◆シンポジウム、11月3日、福井県の「いのちつなごうキャンペーン」
パネルディスカッションのパネリストの1人として参加します。
→詳細=福井県HP、福井テレビのHP
◆講演会、11月27日、『うつ病を治し自殺防止』
 (西田哲学を応用した心理療法)

石川県かほく市、西田幾多郎記念哲学館で。
→FMかほくHPまたは、 研究所のHP

「どうやってうつ病、不安障害を治し自殺を防止するのか」

 自己洞察瞑想療法(SIMT)の仮説、治癒理論 (指導者向けではなく病気の人のために)
 ( SIMT: Self Insight Meditation Therapy )はマインドフルネス心理療法の一種である が 1993年、日本で開発適用を開始した心理療法。

自己洞察瞑想療法(SIMT)の見方(理論)

<序> 全体の展望
 =自己を知らない

 =うつ病になる時、自己の意識作用の対象しか知らずストレスにふりまわされる
  意識の種々の作用を知らない、意志作用を行使できない、自己自身を知らない

 人は自分をよく知らない、特別に、「自己とは何か」という探求をしない限り、 自分について知っているとは言えません。そういう人(すべての人であるが)が、自己の 限界を越えるほどの悩み、ストレス的な出来事にみまわれた時、うつ病を発症します。 自己の意識作用を知り使いこなす意志作用、直観的な叡智が働けば、相当程度のストレス状況になっても 、うつ病や不安障害になることはありません。 ど ういうふうに「自己」について知らないというのか、西田哲学に導かれてみてみましょう 。もちろん、西田哲学は難しいので、高校生くらいならわかる程度に読みかえてみます。
 (カウンセラー、指導者になろうという人は、禅の実践禅の哲学、西田哲学、脳神経生理学を学習していただきます。そして、それを融合した治療技法を習得していただきます。)

元来は主観客観の対立なく生きている

 元来、意識は対象、作用の対立、主観と客観の対立などは意識せずに スムーズに回転していきます。西田哲学では、意識は種々のものがある<面>ないし<場 所>としてとらえています。 それ以外に、自己らしいものはないのです。 場所としての<こころ>に、すべてのことが瞬間瞬間、意識 され流れていきます。対象、作用、主観、客観などの対立が意識されずに、次々と進行し ていきます。心の場所、作用、対象がみな<こころ>の場で、映され見られて行動されて います。自己が自己を見て自己の状態を瞬時に把握して、次々と行動に活かしています 。自己が自己において自己自身を直に見ていますが、こうした働きを「直観」といいます 。 作用、対象、主観客観らしいもののすべてが自己の場所と一つです。元来、実際には分か れてはいません。 元来、すべての人が直観しながら暮らしていますが、悩みをかかえたり、心を病む状態に なると、意志、直観で悩みのない生活ができなくなってしまいます。表面の対象にふりま わされて苦しんでいます。
 意志、直観が自己の本来の意識の働きであることを自覚している人と自覚していない人 がいます。
 自覚の有無にかかわらず、意志や直観が悩みのない人がふつう用いる心の使い方ですが 、ひとたび心の病気になると、す ぐに意志的、直観的な心の使い方はできなくなっています。本来の意志作用、直観的な叡 智で生活できるようになるために、本来の自己を知るために、順次、種々の対象、作用、 統合的な意志作用か ら観察、実際に使えるように訓練していきます。直観的な叡智を活用できるようになるの がうつ病、不安障害の治癒、再発防止にありますが、そこまで深まることがなくても、自 分の心の種々の作用、それをうまく統合する意志作用を活性化する段階でも充分です。 そこで、意志作用を活性化させる心の訓練をするために、種々の作用の観察から訓練を開 始します。

 こうした、作用の観察、意志作用の訓練、すべてを包む根底の場所 の自覚(直観)の訓練によって、 薬物療法や傾聴型のカウンセリング、認知療法などでも治らない人が治ります。ただし、 このトレーニングができる人に限ります。課題の実行ができない人には適用できません。 多くのカウンセラーの方が習得して、種々の領域や患者さんのレベルにあったやさしい指 導法を開発していっていただきたいと思います。今は、標準的な手法のみを講習、治療に 適用しています。
(自己がすべてを包む場所であることを自覚して、相手の表現を自分の独断的評価基準(本音)で見るものだということを理解して、衝動的な言葉や行為を発動しないようにします。 そうしないと、ものや意識されることをすべて自己中心的な本音によって解釈するので、 双方の表現をあるがままに映すことができずに 、意志作用、直観的な叡智が働かず 、心の病気、苦悩が解決しません。このことは別に述べるでしょう。)

(続く)

「どうやってうつ病、不安障害を治し自殺を防止するのか」

 自己洞察瞑想療法(SIMT)の仮説、治癒理論
 ( SIMT: Self Insight Meditation Therapy )はマインドフルネス心理療法の一種である が 1993年、日本で開発適用を開始した心理療法
Posted by MF総研/大田 at 21:33 | 私たちの心理療法 | この記事のURL