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(3)治す方針 [2010年10月15日(Fri)]

(3)治す方針、治った状態

 症状が起きる原因を取り除くのが治す方針です。非叡智的フュージョン(NIWiF, non- intuitive wisdom fusion)と神経生理学的フュージョン(連合)を解消することです。
 NIWiFのために、症状を持続、悪化させる思考、行動があるが、それが改善されて、意志 作用が活性化し、直観的な叡智が開発されて、心理的柔軟性が獲得されて、重要な症状が 解消していることが治るということです。そうなれば、心理的ストレスがあっても、うま く克服できます。従来は心理的ストレスとなっていたことであっても、 社会的な行動に支障をきたすことはない状態です。
 神経生理学的な領域は、 症状を維持悪化させる神経生理学的フュージョン(連合)はなくなり、健康的な神経生理学的フュージョン(連合)になっていrます。そのために、 うつ病や不安障害による変調は軽くなって症状が軽くなって、 社会生活に支障をきたすほどではなくなった状態です。
 意志作用が活性化し、直観的な叡智が活性化されて、ある程度のストレス的な状況はあ っても、克服できるような心理的柔軟性が獲得されています。心理的要因によって生じて いた種々の症状(たとえば、交感神経の亢進による痛み、前頭前野の機能低下による精神 活動の制止など)は解消しています。

(続く)


「どうやってうつ病、不安障害を治し自殺を防止するのか」

 自己洞察瞑想療法(SIMT)の仮説、治癒理論
 ( SIMT: Self Insight Meditation Therapy )はマインドフルネス心理療法の一種であるが 1993年、日本で開発適用を開始した心理療法
Posted by MF総研/大田 at 18:19 | 私たちの心理療法 | この記事のURL