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精神疾患患者への訪問支援 [2010年06月20日(Sun)]

精神疾患患者への訪問支援

 厚労省は、「医療や福祉の専門家チームが精神疾患患者の自宅を訪ね、治療や生活の相 談に乗る訪問支援を本格導入することで合意した」という報道があった。重症患者の治療 が長期入院に偏っている現状を改め、地域で患者を支える体制に大きく転換することにな る。」という。  これは、精神疾患の支援の領域では、大きな前進です。患者さん、ご家族にとって朗報 でしょう。 「平均在院日数は313日、約4割の人が5年以上入院している。」というから、 多分、統合失調症などを中心とする分野でしょう。10カ月入院、5年入院の患者さん。

 しかし、私どもが参画している分野ではありません。そちらが取り残される心配があり ます。 うつ病や不安障害の入院はせいぜい、1か月でしょう。 すでにご自宅で療養中です。しかし、薬物療法では、治らずに2年、5年、苦しむ人がい ます。いわゆる「ひきこもり」状態になります。入院ではなく。 こういう方は、上記の新しい支援方式の支援の対象にはなりにくいでしょう。

 特徴があります。 長期入院の精神疾患ではない傾向、ひどく重症という期間が長くはないためにすぐ治るのではないかと期待させるやっかいな病気であることが特徴、 自宅に訪問されるのは望まない傾向、認知行動療法で治りそうで長期間の支援を求めない 傾向、などの特徴があるように思います。

 長期間入院しているわけではなくて、うつ病、不安障害で自宅で療養している方の支援対策はどうしたらいいのか。薬物療法 が一定の効果があるが、すっきり、完治とならない場合も多いが、社会復帰が難しいので 長期間苦しみます。自殺も起こります。こういううつ病、不安障害の方には、 どういう形の支援がいいのか、ほとんど無視、傍観、見放されているようになって いるようで気がかりです。
Posted by MF総研/大田 at 07:46 | 自殺防止対策 | この記事のURL