無の場所(2) [2009年11月28日(Sat)]
無の場所(2)=マインドフルネス心理療法と西田哲学マインドフルネス心理療法の救われる構造を西田幾多郎の言葉で簡単に見ている。 西田幾多郎は<自己>を哲学的に記述した。哲学は心理療 法ではないが、マインドフルネス心理療法と似たように、自己や精神活動について記 述している。 マインドフルネス心理療法に応用できるようなところをみている。 絶対無の場所「意識の野」はあらゆる意識の対象と意識作用を自己の内に包む場所である。西田によれば、 これが究極の場所ではない。もっと深い場所がある。「絶対無の場所」という。場所とは、物がある空間であり、物と物とが関係する空間であるが、物と意識作用が関係する 場所もある、これは物理的空間ではないので無の場所という。対象と関係作用と場所とを区別す ることができる。 この記事はホームページに移行しました⇒ |