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マインドフルネス心理療法
マインドフルネス総合研究所のブログです。
心の病気、それによる種々の問題、自殺、不登校、引きこもり、非行犯罪、その治療法の現状、自己成長、自己実現などについて考えます。
ブームになっている無評価観察のマインドフルネスを超えて、もっと深い日本独自のマインドフルネス心理療法、自己洞察瞑想療法(SIMT)です。心の病気の改善や、それにとどまらず、自己成長(種々の職域において自己洞察を高め、より向上する、自己実現)をはかります。そのための支援、心理療法の開発、心理療法者の養成などを行っています。
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<目次>マインドフルネス心理療法と西田哲学
[2009年10月24日(Sat)]
<目次>マインドフルネス心理療法と西田哲学
患者さんにはやさしい技法に変えて助言する
参考にした西田哲学は難しいけれど心理療法はやさしく
◆この連続記事は哲学の紹介ですから心理療法ではありません。患者さんにはこの まま説明はしません。哲学を背景にして患者さんでもやさしくできるような治療技 法として開発されます。最初は難しいでしょうが、何度も聞いているとわかってき ます。
自己洞察瞑想療法(SIMT:Self Insight Meditation Tecnology/Therapy)は、西田哲学をモデルにして深い自己の探求をしていくことによって、心の病気を治し、さらに西田哲学に導かれて自己洞察を深めて、医療分野以外のべての領域に貢献しようとする手法です。
心の病気の治療のためならば、西田哲学でいう、自覚的自己までで(初級)十分ですが、ただし、それを越えた直観の手法を初級でもおりこみます。そして、心の病気が治癒してさらに探求する人、および、最初から医療以外の領域に取り組む人は、西田哲学でいう、叡智的自己、人格的自己の探求までを視野に入れて、初級から中級、上級までを探求します。
(ただし、これは、西田哲学ではありません。それは、西田哲学の研究者の役割です。 SIMTは、西田哲学の実践です。意志作用の習得、行為的直観の実践、絶対無の立場からの実践、そして、社会の現実の種々の領域での応用の実践です。心理療法が一つです。あらゆる領域に於ける自覚的自己、叡智的自己、人格的自己に生きることを通して、貢献できる可能性があります。)
★自己洞察瞑想療法(SIMT)の構造
(西田哲学から学んで、どうすれば、心理療法にできるのかを考えつづけている。これが一例である。西田哲学それ自身は心理療法ではない。それを、どのように応用すれば、現実に苦しむ人を動かして、西田哲学がいう深い自分を発見して自分を肯定できて苦悩を克服できるのか、課題である。)
◆西田哲学は実践すべきもの
=禅でも実践されたが、さらに、現代にあって、禅を超えて実践すべきもの
★西田哲学は読まれるだけでは価値がない
=西田幾多郎の孫、上田薫氏
★西田哲学は読まれるだけでは価値がない
=上田薫氏の言葉
◆西田哲学に関連する記事
後期西田哲学の実践論
<目次>西田哲学からみる科学学問、そして哲学
〜マインドフルネスSIMTと表裏
(8/21/2015から)
<目次>最も深いマインドフルネスの実践の哲学
(6/11/2015から)
=これは、西田哲学の人格的自己、絶対無、世界の立場からの実践になります。
西田哲学は、実践面が弱いという批評があります。本当にそうなのか。西田哲学の実践論を解明します。
<目次>NHKこころの時代「日本仏教のあゆみ」
(4/23/2015から)
<目次>道元禅師のマインドフルネス
(4/15/2015から)
<目次>板橋勇仁氏の西田哲学に学ぶ
(2/03/2015から)
<目次>マインドフルネスには哲学つきもの
(1/28/2015から)
<目次> 人格的自己の「マインドフルネス」へ
(哲学者井筒俊彦に学ぶ)(10/26/2014から)
<目次> 専門家のエゴイズム
(9/12/2014から)
<目次>苦悩の現実の中で世界を創造して生きていく
(03/03/2014から)
<目次>人生の価値を発見して生きる
(01/31/2014から)
<目次>人生価値の確認
(1/07/2014から)
<目次>叡智的自己
(10/13/2013から)
<目次>人格とは何か
(7/16/2013から)
<目次>昔から日本にあったマインドフルネス
<目次>竹村牧男氏「日本仏教の歩み」
◆マインドフルネス心理療法、西田哲学
西田哲学を理解せず否定すること
=西田哲学の社会貢献への活用を妨害されることになり残念
心の病気の哲学
☆哲学から心理療法の開発へ
人生上の悲哀の克服をめざして哲学
種々のマインドフルネス心理療法=みな弁証法的
西田哲学の「無限の現在から現在へ」=マインドフルネス心理療法の文脈
常に当為に接している
=価値崩壊か価値実現か無限に選択の時
対立するものが自己同一
=弁証法的手法が利用されるマインドフルネス心理療法
自他不二の哲学
現在は無限なる過去を負うてこの世界に生れ無限なる未来を有する
=マインドフルネス心理療法への応用
非定型うつ病の治療に観察する自己の自覚
=非定型うつ病がマインドフルネス心理療法で治癒する原理
わが心深き底あり・別の自己の自覚
宇宙を見、聴き、感じ=アクセプタンス(受容)
明川哲也さん(創作家)「宇宙を見聴き感じ、考え抜いて」
マインドフルネスには浅いものと深いものがある
◆西田哲学の最終的立場
永遠の今
私と汝の間には反響と応答
マインドフルネス心理療法は西田哲学や大乗仏教的
現実は必然・しかし自己は自由
東西の哲学の違いがある、そこからマインドフルネスにも差異が
西田哲学の最終的立場
西田哲学=宗教とそうでないものの区別
個人悪と社会悪
もっとも深い絶対無によるマインドフルネス
もっとも深い自覚的直観
◆宗教と西田哲学
西田幾多郎によれば、道元は深い絶対無の立場
=その解釈を哲学者も認めている。
◆薬物療法や従来の心理療法の限界とマインドフルネス心理療法
マインドフルネスを推進する者は自己の哲学をもたねばならない
マインドフルネスの構造
禅、西田哲学、脳神経生理学、うつ病の精神医学、マインドフルネス心理療法
究極のマインドフルネスと究極のアクセプタンスを求めて
認知(思惟)作用よりも深い「意志作用」を活性化させるマインドフルネス心理療 法
(NEW!!)
知覚、思惟よりも深い「意志作用」を活性化させるマインドフルネス心理療法
(NEW!!)
◆種々の自己
叡智的自己
<目次>叡智的自己について
<目次>人格とは何か、人格的自己について
◆種々の世界
薬の開発が後退のおそれ
叡智的世界=宗教的な思想による被害者の救済
叡智的世界のまとめ
叡智的世界=無の一般者
叡智的世界=叡智的一般者
★知的叡智的自己においては、意識作用は当為的、価値実現の作用となる。認識対 象は意味の世界、価値の世界となる。
意識界=自覚的一般者
◆絶対矛盾的自己同一
過去現在未来が同時存在
3、他愛が自愛、真の自愛が他愛
2、主観と客観が自己同一
1、絶対矛盾的自己同一<1、現在に過去未来を含む>
◆価値の確認
生きる価値を確認して治す意志から行動へ
◆行為的直観
行為的直観と自覚的直観は違う
行為的直観(4)
=自己は創造的世界の創造的要素
行為的直観(3)
=価値実現か価値崩壊かを迫る
行為的直観(2)
=自己なし、自己を無にする
行為的直観(1)
=主客未分、能動的、外が内、自由
◆作られたものから作るものへ
身体内の世界、作られたものから作るものへ
現実の世界、作られたものから作るものへ
各人が各人の世界を持つ
◆場所
「絶対無の場所」の自覚から心理療法へ
(図)自己を脱落・すべてが自己
「絶対無の場所」と「絶対無の自覚」
思慮分別を絶した真に直接なる心=絶対無の場所
無の場所(2)
=絶対無の場所
無の場所(1)
=相対的無の場所=意識の野
場所の哲学を背景にする心理療法
内的生命の流れ
(哲学の立場、マインドフルネス心理療法の立場)
◆実践
作用の区別や推移
自覚の訓練で精神疾患を治す
◆自覚と意志
思考や感情などによる衝動的行動とそれらを統合した自由意志による行動
(図)衝動的行動と自由意志
自覚の訓練で精神疾患を治す
今、ここ、自己を知る
意志は合目的的作用
合目的的作用とはその前後を包むものが、自己自身の内容 を限定する過程
意志作用を実践化したマインドフルネス
自覚と意志
直観と反省と自覚
◆我執、独断が自や他者を苦悩させる
人間関係の中の私と汝
主観的団体の意向が個人に命令として迫る
自己成長・自己実現を妨げる個人悪・社会悪
専門家の我執・独断(2)
(図)専門家の我執・独断
専門家の我執・独断 (1)
我執・独断
西田哲学は「観想主義」ではない、現実の社会での行為
意志的自己であるためにあやうい
◆思考、思惟、苦悩
知識・思惟は直観に基づくべき
すぐ過去の意識が働く
思考は自発自転する=自動思考
判断は事実から離れる
思惟は見るということを失った行為的直観
苦悩=迷いは対象論理的見かたから
◆直接経験、直観
直接経験としての「意志」(2)
直接経験としての「意志」(1)
直観と行為
直接経験・苦と楽
「宇宙を見聴き感じ」というのは直接経験
◆V・E・フランクル
V・E・フランクルの深い無意識
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マインドフルネス心理療法
西田哲学
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後期西田哲学を背景にした 自己洞察瞑想..
東京での講演
ついに西田哲学の地に実践するカウンセラー..
すべての人間の自己は絶対無の場所に於いて..
Posted by MF総研/大田 at 22:21 |
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◆このブログのすべての記事の目次
◆大震災のあと、長期間にわたってうつ病、不安症、PTSDが
◆第4世代の認知行動療法SIMT
、で現代の心理社会問題の対策に活用を
◆マインドフルネス心理療法SIMTによる改善効果
★内閣官房の孤独・孤立対策プラットフォーム会員です。
★内閣府の地方創生SDGsプラットホームの会員であり、ソリューション登録
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★SIMTが活用できる孤独・孤立対策の領域
★SDGs3.4自殺防止にマインドフルネスSIMT
★SDGs4 公平公正な教育
★自殺防止2023年
★自殺防止2022年
★自殺防止2021年
(1)うつ病は完治させないと自殺の危険がなくなっていない
(2)家族ができることがある
(3)家族が動かざるをえない状況
◆うつ病
◆治りにくい非定型うつ病