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線維筋痛症:学会が診療指針 [2009年10月14日(Wed)]

線維筋痛症:学会が診療指針 
 子どもの診断基準も策定

 全身に痛みを感じる「線維筋痛症」について、日本線維筋痛症学会が10月11日、初の診療ガイドラインを発表し た。原因不明で世界でも治療法は確立していない。診断方法や、治療に適した薬剤などを まとめた。
 線維筋痛症の国内の患者は推定約200万人。だが、医療関係者の認知度は低く、適切 な治療を受けられず寝たきりになったり社会生活ができなくなったりする患者も多い。子 どもの不登校の原因の一部になっている可能性も指摘されている。  線維筋痛症の痛みは非常につらくて、うつがひどくなり、自殺に至ることもありました 。どんな治療をしてもある程度しか効果がないのです。
 下記に「痛み」の記事がありますが参考になるでしょうか。マサチューセッツ大学医療 センターのマインドフルネス・ストレス緩和プログラムはガン、その他の疾患に伴う痛み のコントロールをする心理療法プログラムでした。一定の効果があったのです。 マインドフルネス心理療法はマインドフルネスとアクセプタンスが中核の技法です。痛みはひどい不快症状なので、その受容をトレーニングすることになります。線維筋痛症の痛みはひどいらしく、私はまだ線維筋痛症の患者さんにおあいしたことはありませんので、マインドフルネス心理療法で貢献できるのかどうかわかりません。
 頭痛は数例の改善例があります。頻繁に起きていた頭痛がマインドフルネス心理療法のトレーニングをすると3カ月ほどでほとんど消失したのです。
 痛みで多いのは、心理的ストレスによる胃の痛みやおなかの痛み(過敏性腸症候群による痛み)です。 これは心理的ストレスによって悪化しますので、マインドフルネス心理療法で軽くなるは ずです。そのことについて近いうち書いてみます。

<目次>痛み・痛みの緩和

Posted by MF総研/大田 at 22:11 | 痛み | この記事のURL