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不誠実なカウンセラー・苦悩が長びく患者 [2009年10月12日(Mon)]

不誠実なカウンセラー・苦悩が長びく患者

 当研究所にこられるクライアントのみなさんから、現在、種々の場で、行われているカ ウンセリングに、次の苦情、不審、不満をお聞きします。こういうことでは、心の病気を 安心して治すことができずに、絶望して治せず、自殺を招くおそれもあります。

(認知行動療法では課題、宿題をだします。それができないという嘆き、不満は除きます 。 カウンセラーの不誠実の問題ではなくて、その治療法には不向き、適応症ではないという 可能性があります。認知行動療法の課題ができない人は、薬物療法があります。また、う つ病が重いために課題ができない場合もあります。そういう場合には、軽くなってからも う一度試してみるといいです。)

カウンセリングをやめたくなる理由

  • カウンセリング手法への疑問
    • 何回行っても、こちらの話、症状を聞くだけのカウンセリングだったので、治らない と思った。
    • 治るのかどうか見込み、方針をはなしてくれない。
      (上の2つは、誠実の問題ではなく、患者さんの問題、希望とカウンセラーのサービスとの食い違いである。)
    • おどす、馬鹿にするカウンセラー。
    • 適用するカウンセリング手法(森田療法、認知行動療法、支持的精神療法、マインド フルネス心理療法、来談者中心療法、宗教信仰、によるなど)をあらかじめ公表していな い。(行く前に判断したい)
    • その(心の)病気を治すことがはっきりしないで行うカウンセラー
      (もし、医者が肝臓病を治す力がないとわかっていれば、肝臓病の患者は、その医者には 治療を辞退してほしいと思うであろう。「うつ病」も病気である。カウンセリングするに は、その技量が必要である。自分の心理療法で、うつ病が治るかどうかわからないという 場合、その心理療法しか知らないのであれば、カウンセリングを引き受けるカウンセラー は、患者にとって誠実ではないと言えるであろう。ただし、その療法で治ることが理論的 に説明できている(心の)病気は、カウンセリングしてさしつかえないと思う(たとえば 、マインドフルネス心理療法は、その理論から「パニック障害」をカウンセリングできる 。従って、マインドフルネス心理療法を十分に熟知して、マインドフルネス心理療法でカ ウンセリング(たとえば「うつ病」の)を行ったことのあるカウンセラーは、パニック障 害のカウンセリングも習得して、できると自信があれば、パニック障害の患者のカウンセ リングを行っても、不誠実ではない。理論と自分の力量で治せるというほどに自信がある 場合に、引き受けるのが、「誠実」というものであろう。)
  • 料金の不透明性
     =ホームぺージでは無料とか、1時間8千円と書いているが、行ってみたらほかにも金 がかかる
    • ホームぺージに公開している報酬を超える金額を請求される。(たとえば、時間超過 料金、資料代など)
    • 料金の変更を余裕を持って公表していない。(1,2か月前に公表してほしい)
    • 他の名目(食品、本、お守り、などを買わせる)で金を使わせる
    • 食餌療法が必須といい、組織が扱う食品を買わせて高額になる。(月間、2万円くら いにも)
  • 患者、クライアントを作業、宣伝に利用する
    • 宣伝用チラシを買わせて、配布するように言う。
    • ホームページに書いていない組織の仕事を手伝わさせる。(寛解段階になって、公表 している「復帰プログラム」などで行う場合を除く。森田療法の草取り、認知行動療法の 入力作業など)
    • 治っていないのに、組織の業務をさせる(病気が治っていない段階では、ボランティ アではなく、治療する条件として押しつけになっている)
    • クライアントを部下、子分のように扱う
  • 組織が他の目的を持っていて、カウンセリングは名目
    • 他の催し(講習、他の先生の講話)に有料でさそう。(ということは、自分には力が ない。支出もカウンセリング料金として公開されたもの以外にかかった)
    • 初期段階から宗教信仰に誘う。(病気を治したいのに、信仰のことを強調しすぎる。 むしろ、信者獲得のためにカウンセリングを名目として利用)(*注)
    (*注)
    誠実な宗教団体も自殺防止の重要な役割をになうことが期待されます。 宗教団体は全国にありますので、うつ病の方の支援には期待がされるでしょう。 ただ、宗教団体が行ううつ病のカウンセリングは、宗祖、開祖の思想を伝導する場ではないので、宗教の伝道は別の機会に行うことにすること。心の病気の治療支援を引き受けるのに、宗教活動に参加することを条件にしないことが患者の信頼を得るだろうと思います。 つまり、カルトのような行動をすると、患者さんが不安になっているので、やめましょうという意味です。
    自殺を防止するためには、力量あり不誠実なことをしないカウンセラー、支援者の条項を決めて遵守することを約束する会員のネットワークを作ることも自殺対策になるでしょう。うつ病の治療をする専門病院が会員となって研究していく集まりがありますが、その心理カウンセラー版です(心理療法を提供する医師を含む)。ネットワークがいいとはいっても、 リンクを希望すれば、どれでもリンクをはるというのは問題含みです。
    うつ病のカウンセラーの一定条件を遵守するカウンセラーたちという看板をかかげてネットワークを作りませんか。
  • Posted by MF総研/大田 at 10:56 | 自殺防止対策 | この記事のURL