<目次>NHK「うつ病治療 常識が変わる」 [2009年09月29日(Tue)]
マインドフルネス心理療法の本
『うつ・不安障害を治すマインドフルネス ひとりでできる
「自己洞察瞑想療法」』(佼成出版社)
が出版されました。
うつ病や不安障害などを治すための新しい心理療法が開発されまし
た。
それを紹介した本です。本で紹介した課題を実践すると治ります
。
毎日、少しずつ実践して、脳内に生じていた変調に変化をおこ
して症状が軽くなるのです。
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NHK「うつ病治療 常識が変わる」<目次>
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<目次>NHK「うつ病治療 常識が変わる」
=テレビ報道の内容とほかの情報を加えた本が出版された
これまで、うつ病の啓蒙本やマスコミで紹介されたものはうつ病の”真実”ではなかった。隠されていた情報が公開され、これからは、これがうつ病の”常識”となる。
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本の目次から=医者、カウンセラーだけではうつ病を治せない
”不適切”な投薬 、クリニック乱立の闇 、抗うつ薬の死角 、心理療法の壁 、うつからの生還、うつ病治療の新しい”常識”
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プロローグ
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プロローグ(1)=抗うつ薬治療は5割が再発、3割が効果なし
=うつ病の薬物療法の問題点、限界、今後の新しい治療法と新しい支援の方向のまと
め。そのうち、長期間の追跡調査で、抗うつ薬で軽くなっても再発が多いとか、効果の少ない非定型うつ病がある。
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プロローグ(2)=薬が多すぎて薬の副作用が加わりかえって長引くケースも
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プロローグ(3)=
医者だけに頼らない体制の開始
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プロローグ(4)=うつ病患者100万人、そのうち80万人が治らないのか
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プロローグ(5)=
薬物療法を否定しているのではない
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プロローグ(6)=
マスコミが問題点を指摘しないのは正しくない
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プロローグ(7)=
あらゆる治療法が選択できるように制度を整えておく必要が
- 第1章 ”不適切”な投薬
=症状を悪化させる多剤併用
- 第2章 クリニック乱立の闇
=なぜ診断がバラバラなのか
- 第3章 抗うつ薬の死角
=封印されてきた危険な副作用
- 第4章 心理療法の壁
=医療にj心のケアが定着しない理由
- 第5章 うつからの生還
=体験者たちが語る回復のプロセス
- 第6章 うつ病治療の新しい”常識”
=先進医療の現場をたずねて
- あとがき
=うつ病に強い社会をつくるために
★朝日新聞もイギリスの認知行動療法プロジェクトを紹介
まだある「うつ病、自殺対策関連の問題」
以上がNHK取材班の本の内容ですが、この本で指摘されていない難しさを考えます。
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<目次>無視・傍観・軽視・放置・見放される病
=現在のうつ病治療、自殺対策はどこが問題か、どこがもれているか。
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<目次>うつ病を治すスキルを持つ心理療法者は少ない
心理療法的助言の提供は、資格は無関係。宗教者でもできるし、やっている。だが、うつ病の助言はスキルが必要である。治る理論のない方法で助言して悪化させてはならない。命にかかわる病気である。(悪化すると自殺する)
うつ病の認知行動療法(マインドフルネス心理療法を含む)を
提供できるスキルが必要であるが
日本の医者、心理士はこのスキルを持つ人は少ない。認知行動療法を提供できれば誰で
もいいかというとそうとも言えない。認知行動療法のセラピストにもうまい、下手があ
る。認知療法の仮説、理論にも限界があることがわかってきた。その限界を補って患者
さんを治癒に導くのはセラピストのコミュニケーション能力、人格、動機づけなどマニ
ュアルにない力量に左右される。
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Posted by
MF総研/大田
at 14:46
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