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NHKうつ病患者100万人、そのうち80万人が治らないのか [2009年09月25日(Fri)]

うつ病患者100万人、そのうち80万人が治らないのか NHK「うつ病治療 常識が変わる」

=(5)プロローグ(4)
 =うつ病の薬物療法の問題点、限界、今後の新しい治療法と新しい支援の方向のまと め

 NHK取材班による「うつ病治療 常識が変わる」(宝島社)から、日本のうつ病治 療の現状をみます。

「プロローグ」(4)

 最初に「プロローグ」がある。これは、本書の要約になっている。

100万人ものうつ病患者

 うつ病は薬が多すぎて薬の副作用が加わりかえって長引くケースも起きている。
 抗うつ薬だけの10分診療で治らないうつ病の患者さんのために、薬以外の治療支援 を始めた病院もある。

NHK取材班の言葉(本より、要約と引用)



<100万人ものうつ病患者>
 「厚生労働省によれば、うつ病などの気分障害の患者は、1999年は44万人だっ たのが2005年には92万人に達し、それ以降も増加のスピードに弱まる気配がない ことから、すでに100万人は超えていると見られている。」(P3-4)



(ここから大田のコメントです)
 家族が結集して対策を陳情してほしいと思うが、どれくらいの人数かというと、10 0万人。このうち、再発する人が5割とすれば50万人であり、効果がない人が3割と すれば、30万人となる。 合計80万人が治らずに苦しんでいるのかもしれない。
 この数字は、治療を受けている人だけか。治療を受けていない人のうつ病の患者の推 測値も含まれているのか。
 ほかに、パニック障害や社交不安障害(対人恐怖症、社会不安障害)も薬物療法だけ では治りにくい。
 家族の1人がうつ病になると家族も苦しむ。
 80万人の人に、0.5人の配偶者(結婚していない人もいるから)、2人の親、1 人の子がいるとすれば、患者さんの親族は250万人になる。300万人以上の本人と 家族が苦しんでいるのいかもしれない。  膨大な人口の人が苦しんでいるが、病気の特徴から「沈黙する病気」「要求しない病 気」である。そのために、国、医師、心理学の研究者からある意味で無視、傍観されて きた。ようやく、マスコミの批判がはいった。
 「沈黙する病気」「要求しない病気」であることを理解して、対策を考える必要があ る。活動しにくいが、一部の人でも率先して動くと違う。自死遺族や違法薬物依存で苦 しんだ人たちが、公然と活動なさっておられる様子を拝見して、頭が下がる。うつ病も 家族にできることがあるかもしれない。どのような形ならば、治療を受けることができる のか、予防することができるか、当事者の声が反映されるといいのだが・・・。
(続く)
NHK「うつ病治療 常識が変わる」
  • <目次>序節=テレビ報道の内容とほかの情報を加えた本が出版された
     これまで、うつ病の啓蒙本やマスコミで紹介されたものはうつ病の”真実”ではなかった。隠さ れていた情報が公開され、これからは、これがうつ病の”常識”となる。
  • (1)本の目次から=医者、カウンセラーだけではうつ病を治せない
     ”不適切”な投薬 、クリニック乱立の闇 、抗うつ薬の死角 、心理療法の壁 、うつ からの生還、うつ病治療の新しい”常識”
  • (2)プロローグ(1)=抗うつ薬治療は5割が再発、3割が効果なし
     =うつ病の薬物療法の問題点、限界、今後の新しい治療法と新しい支援の方向のまと め。そのうち、長期間の追跡調査で、抗うつ薬で軽くなっても5割が再発、効果のない のが35%
  • (3)プロローグ(2)=薬が多すぎて薬の副作用が加わりかえって長引くケースも
  • (4)プロローグ(3)=医者だけに頼らない体制の開始
  • (5)プロローグ(4)=うつ病患者100万人、そのうち80万人が治らないのか
  • (続)

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Posted by MF総研/大田 at 12:41 | 自殺防止対策 | この記事のURL