非定型うつ病のモデル図 [2008年03月09日(Sun)]
![]() 非定型うつ病のモデル図非定型うつ病のモデルである。感情的な興奮が激しくなると、鉛様麻痺感と眠気にスイッチが入 る。そのことにより、動けなくなる。社会生活が障害される。脆弱な部分が夕方になると亢進して 症状が悪化する。持続する慢性ストレス状態と、激しく反応する発作的対人関係様式、発作的不快事象(フラッシ ュバック、不安発作など)のすべてについて洞察し、これらの私的事象にすぐ非機能的な思考、情動、行為 で反応せずに、それらを充分に観察して、その特徴を洞察して抑制できるものは抑制し、さけるこ とができない不快な事象、症状は徹底受容しつつ、価値実現への思考、行動ができる心得を訓練 して、反応パターンを変えていく。私的事象を変えようとせず、観察し、徹底受容することが、かえって、変 化をもたらす。 慢性ストレスや急性ストレスの事象が起きても、最小限の感情の亢進となることによって、慢性ス トレスへの閾値が底上げされて、急性ストレス事象が起きても、感情の亢進は大きくならず、鉛様 麻痺感へのスイッチがはいりにくくなる。こうして、症状の発現が減少して、治癒に向かう。治療 の要点は、マインドフルネスとアクセプタンスの実践を通して、自己の精神作用を洞察して意志作用を活性化させることである。自己は客観と対立するものではないという自己存在についての哲学が背景にあって、その見方 を深めることが生涯の再発防止に貢献する。 非定型うつ病を自己洞察瞑想療法(SIMT)で治した人々
非定型うつ病
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