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(6)自己自身をも観察する [2021年06月17日(Thu)]
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【連続記事】適応障害にもマインドフルネスSIMTを
 =うつ病、非定型うつ病、不安障害、過食症、自律神経失調症、家族の不和にも

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4819 (目次)

マインドフルネス心理療法SIMTとは
(6)自己自身をも観察する

 マインドフルネスSIMTは、生き方そのものですから、すべての意識作用を観察します。 「自己」を意識することを西田哲学では「自覚」といいます。通常の意味とは違います。

 永遠の中でたった一回きりの自己という意識がある。自己が意識されるのは、感覚(見る、聞くなど)によるのではありません。むしろ、自己は感覚を起こす主体です。感覚に障害のある人でも自己意識(自覚)があります。感覚でつかむものではありません。

 アメリカのMBSRでは、感覚で見ることですから、「自己」の観察はありません。この点でも、MBSRと日本のSIMTとは違います。欧米のマインドフルネスのうち、ACTおよび、弁証法的行動療法には、自己の観察がありますが、自悪については、無評価ではありません。 最奥のものが真の自己だという評価があります。無評価一辺倒ではありません。

 欧米のマインドフルネスは、日本のものとは違っています。SIMTでいう自己意識、自覚は、禅と類似します。

 しばしば、自己嫌悪、自己否定ということが言われます。好き嫌いの「本音」の一種です。自分を嫌悪するので、重大な苦悩です。

 西田哲学によれば、作用に応じて自己には階層があります。判断的自己、知的自己、意志的自己、叡智的自己、人格的自己です(図参照)。

 自己嫌悪、自己否定は、思考作用で考えられた内容を思いうかべて、 嫌悪、否定の評価をしているのであって、真の自己ではないと観察によって了解します。 自己は、それぞれの作用をする、作用の奥底(ノエシス)にあります。判断したり、見聞きしたり、考えたり、目的への行為をしたりする時に自己意識があります。そういう意味で、多種の作用を起こし、作用をみな包んでいるので、点ではなくて、場所です。

 意志作用は目的を持ちながら見聞きし考え行為していく時に、自己が意識されるので、意志的自己です。

 意志作用より深い行為的直観は、自分の価値の世界も包みこんで価値を実現していきます。 全く価値行為に専念している瞬間は、自己が意識されませんが、行為的直観に用いられる作用をみな包んでいます。心に意識されるものは、価値への行為です。スポーツ、芸術に専心している時を考えればわかります。行為が終わった後で、振り返って(もう、行為的直観でない)すぐ今の価値は自分がなしたのだという意識があります。それが叡智的自己です。すべての産業的な価値も同様です。

 価値実現の行為的直観をなしたものと、知的自己、思考する自己、意志的自己と同じ自己という自覚があります。社会的には、賞賛される自己であり、誇らしく意識されます。それはそれでいいのですが、そういう自分をうぬぼれて、驕り、他者を見下す者もいます。他者を差別、排斥などする者もいます。叡智的自己は社会に多大の貢献をする一面で、そういう自己をうぬぼれ、驕り、自己に執着して、我利、エゴイズムの行動をするとがあります。わずかにごく狭い領域のことしか知らないのに、自分をうぬぼれ、驕るものがあります。独断の叡智的自己です。

 一方、自己は狭いことしか知らないこと、無知であることを知って奢らず、社会の利益のために働く至誠の叡智的自己もいます。陶芸家の河井寛次郎は、賞賛される陶器を作ったのですが、私が作ったのではないと人間国宝の栄誉を受けませんでした。河井寛次郎は、無我を体験していて、人格的自己ですが、そういう体験がなくても、誠実なひとがいます。至誠の叡智的自己です。

 マインドフルネスSIMTは、そういう階層の自己を観察します。アメリカのマインドフルネスであるMBSRには、自己の観察はありません。アクセプタンス・コミットメント・セラピー(ACT)には、自己の観察があり、「その自己は違う、文脈としての自己が真だ」という評価がありますから、無評価だけではありませんが、日本の観察、自己洞察とは違います。

 自己の観察の哲学が違うと、自己そのものが問題になる苦悩の解決には、効果がないかもしれません。例えば、自己の「死」です。叡智的自己や文脈としての自己の消滅の苦悩です。それが真の自己だといい、それが消滅するはずの「死」はつらいと解決策が見えません。

 しかし、ある領域の問題に適用して、問題が解決するので、それぞれのマインドフルネスの流派は社会貢献できるわけです。それぞれの問題の支援者、クライアントがいるので、みな存在価値があるのです。国民のためには、みな、共生していくべきなのです。排除ではなくて、共生です。医師にも、種々の領域があるように、マインドフルネスも種々の領域のための異なる流派が共生していくべきなのです。

 (これがなかなか理解してもらえない。ひとつにしようと強くいう者がいる。 ヴィクトール・フランクルが批判する還元主義、画一主義、全体主義。
【関連記事】
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3572
★自己の階層

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2080
★ACTの観察する自己

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2787
★叡智的自己

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3452
★西田哲学で説明する叡智的自己まで宗教ではない自己の階層

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3653
★「ソラリス」

知的自己から人格的自己まで.jpg

(続く)

【参考書】大田健次郎(2013)『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社。

【参考書】大田健次郎(2014)『 不安、ストレスが消える心の鍛え方――マインドフルネス入門』清流出版。(価値についての詳細を述べている)

『図解 うつ・不安障害を治すマインドフルネス 前編』大田健次郎、日本マインドフルネス精神療法協会
 上図は、本書のp18、セッション5 (このテキストは、マインドフルネス瞑想療法士の認定講座で配布されるテキスト。前編は18ページ、後編30ページの小冊子)



https://blog.canpan.info/jitou/archive/4819
【目次】マインドフルネス心理療法SIMTとは



Posted by MF総研/大田 at 19:46 | さまざまなマインドフルネス | この記事のURL
(5)大きな価値にそっているかを観察評価しつつ目的の連鎖 [2021年06月16日(Wed)]
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【連続記事】適応障害にもマインドフルネスSIMTを
 =うつ病、非定型うつ病、不安障害、過食症、自律神経失調症、家族の不和にも

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4819 (目次)

マインドフルネス心理療法SIMTとは
(5)大きな価値にそっているかを観察評価しつつ目的の連鎖

 マインドフルネスSIMTは、生き方そのものですから、すべての意識作用を観察します。 本音、目的、価値も観察します。本音、目的の観察については前の記事でみました。 今度は、「価値」の観察について述べます。 目的は短期の行為の方向です。長期的な行為の方向は、価値といいます、人生の価値です。

 MBSRでは、価値の観察は含まれていませんが、SIMTは生き方全体ですから、人生価値に合致しているかどうか、見ることでも、行為することでも評価します。
 目的は短期の目標です。1分かける目的、30分で達成する目的、1時間くらいなど短時間の目標が「目的」です。
 「価値」は、数年、30年、定年まで、死ぬまでなど、長期的に維持します。 ほとんどすべてのひとが、人生の価値を2,3個から数個の「価値」をもちます。

 ある時間帯には、家族を守るという長期的な価値にために自分の行動をします。そのために、一連の目的を次々と設定して、その価値を実現させます。別の日、別の時間帯には、仕事という長期的な価値を実現するために、次々と短時間的な「目的」を設定して、それがうまくいっているか評価観察します。
 下図では、緑の矢印の部分です。目的 ← 価値 です。
     「価値」については、マインドフルネスではありませんが、神谷美恵子、ヴィクトール・フランクルが詳細に論じています。私は『 不安、ストレスが消える心の鍛え方――マインドフルネス入門』(清流出版)で、マインドフルネスSIMTのための価値について述べました。 『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』(佼成出版社)では、セッション5で、練習します。
 価値実現の作用を「行為的直観」といいます。行為的直観は、一連の意志、目的を内に包み込んでいます。すなわち、意志、目的よりも深い作用が行為的直観です。

 SIMTは、価値の評価観察も重視します。自分の見るものが価値の実現のものであるか評価します。価値に関係あるものを重視します。「重要だ」と評価しているのです。 朝、新聞を読む時、膨大な情報の中で、株価を見るか、国際関連の記事、スポーツ関連の記事など、自分の価値に関係するものを選択しています。 なにごとにつけて、そうです。

 すべての人が、自分の家族のことを重視します。自分の仕事を重視します。

 うつ病、不安障害、PTSD、パーソナリティ障害などで悩むひとは、この「価値」を選択すること、切り替えること、価値のための目的設定をすることなどができなくなりますので、価値をしっかり確認、維持するような心のトレーディングをします。SIMTは、そこまで含みます。だから、SIMTはすべてのひとが実行すべきです。

 自分の価値をあまりに偏重するために、他者の価値を崩壊させる行為は、ハラスメント、メンバーの自由抑圧(た問えば、学問的批判さえも封じる)、犯罪になることがあります。学者も犯すとオルテガや多数の哲学者が指摘しています。我利我執、独断、偏見などという「闇の心理」です。積極的、意図的なものと、無自覚的なものとがあります。SIMTは、病気の人だけの生き方ではなくて、すべての人のものですので、病気でない専門家にもすすめます。

【価値に関連するブログ】
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4500
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4502
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4527
https://blog.canpan.info/jitou/archive/2768
https://blog.canpan.info/jitou/archive/2777


図解SIMT前半-p18-2つの反応パターン.jpg

(続く)

【参考書】大田健次郎(2013)『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社。

【参考書】大田健次郎(2014)『 不安、ストレスが消える心の鍛え方――マインドフルネス入門』清流出版。(価値についての詳細を述べている)

『図解 うつ・不安障害を治すマインドフルネス 前編』大田健次郎、日本マインドフルネス精神療法協会
 上図は、本書のp18、セッション5 (このテキストは、マインドフルネス瞑想療法士の認定講座で配布されるテキスト。前編は18ページ、後編30ページの小冊子)



https://blog.canpan.info/jitou/archive/4819
【目次】マインドフルネス心理療法SIMTとは



Posted by MF総研/大田 at 21:36 | さまざまなマインドフルネス | この記事のURL
(4)目的およびそれに合致しているか観察評価 [2021年06月15日(Tue)]
【連続記事】適応障害にもマインドフルネスSIMTを
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マインドフルネス心理療法SIMTとは
(4)目的およびそれに合致しているか観察評価

 マインドフルネスSIMTは、生き方そのものですから、すべての意識作用を観察します。 本音、目的、価値も観察します。本音の観察については前の記事でみました。 今度は、目的の観察について述べます。目的は短期の行為の方向です。長期的な行為の方向は、価値といいます、人生の価値です。これは、長期的です。価値は、次の記事で述べます。

 人間は、その都度、「目的」を設定して、その目的を実現するために、感覚(見る、聞くなど)を目的のために使い、思考も動かして素材、方法、手段を考えて、そして、これでいけると確信すると行動に移ります。そして行動する瞬間に次々と状況が変化するのを見て、今の瞬間の行為が「目的」の実現の方向に合致しているかどうか評価判断します。

 次々と見ることで知る状況が目的からずれていると判断した時に、行為を修正変更します。

 例えば、これからの1時間かけて家族のために夕食を作ろうという「目的」を設定します。 材料を置いてある冷蔵庫を見て、まず何(たとえば、カレーライス)を作ろうと目的を設定して食材を選んで調理という行為をします。行為しながら、うまくできているチェックします(それは評価です)。

 瞑想の時は、対他的行為ではありませんので、目的も設定しなくてすみますが、社会的行為、他者(家族、顧客など)のための行為をする時には、具体的な「目的」を心の中に思い浮かべます。
 目的を並行して観察しながら、見て、考えて、行為します。すると、見つつあるものが、目的に合致しているかどうか、評価しながら行為が進行します。このように、無評価では、ありません。無評価では、何もできません。(うつ病になると、これができないので、苦しみます)

 マインドフルネスSIMTは、目的を観察します。見るもの、考えること、行為が目的と合致しているか評価しながら、続行、修正、中断などの判断をするトレーニングを繰り返します。
 うつ病、不安障害などになると、自分の意識作用のすべてを目的達成へ統合的に用いることが失われることがあります。また、目的を設定することができなくなります。 このように、目的的行為への意識作用を成長させることがSIMTの重要な一つです。

 家族を苦しめることも、この失敗です。不和となり、家庭を崩壊させます。
 力あるものによる各種のハラスメントも目的の失敗です。価値実現への目的ではなくて、自分のよこしまな目的を設定して行為して相手を苦しめるので、「悪」と評価されて、告発されて、加害者が第三者(倫理委員、裁判官など)から「ハラスメントである、悪である」と評価されることになります。

図解SIMT前半-p18-2つの反応パターン.jpg

(続く)

【参考書】大田健次郎(2013)『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社。

『図解 うつ・不安障害を治すマインドフルネス 前編』大田健次郎、日本マインドフルネス精神療法協会
 上図は、本書のp18、セッション5 (このテキストは、マインドフルネス瞑想療法士の認定講座で配布されるテキスト。前編は18ページ、後編30ページの小冊子)



https://blog.canpan.info/jitou/archive/4819
【目次】マインドフルネス心理療法SIMTとは



Posted by MF総研/大田 at 17:51 | さまざまなマインドフルネス | この記事のURL
(3)特に対人場面で起きる本音を観察 [2021年06月14日(Mon)]
【連続記事】適応障害にもマインドフルネスSIMTを
 =うつ病、非定型うつ病、不安障害、過食症、自律神経失調症、家族の不和にも

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マインドフルネス心理療法SIMTとは
(3)特に対人場面で起きる本音を観察

 マインドフルネスSIMTは、生き方そのものですから、すべての意識作用を観察します。 本音、目的、価値も観察します。まず、本音の観察について述べます。

 マインドフルネスSIMTでは、感覚、思考、行動などを無評価で観察するのではなくて、 そういう意識の背後にある「本音」を観察します。MBSRでは、これを全く言いませんが。 評価しないというのですから。

 本音は、自分が見たり聞いたり、行動したりする時に、背後にあってみる、聞く、考える、行為するなどの内容を修飾する意識です。好き嫌い、良い悪いなどの評価基準です。 対人関係で、必ず「感情」が起こります。怒り、不安、悲しみなどの不快な感情です。よろこび、楽しいなどの快の感情もあります。だから、すべての人間が「本音」をもっており、感情を起こします。本音について別に詳しく述べています。  他者と会話しているとか、他者の行動を見ると、イライラ、不満、怒りなどの感情を起こします。SIMTでは、感情が起きた時、その瞬間に「感情が起きた」「本音は何か」を観察します。だから、そのままにはしておかないということです。

 SIMTをしないひとは、本音の観察をしないので、感情が起きると、ただちに、相手に向かって、激しい言葉を投げかけるでしょう。相手は驚きます。そして、相手も怒って、激しい言葉を投げかけることがあります。けんか口論になります。
 SIMTをする人は、感情が起きた時、一瞬、背後の本音を観察するステップを入れます。自分に本音という「評価基準」があるのだと、了解して、適切な反応をします。けんか口論にはならないような言葉、行為を選択して、発出します。
 これがなかなか難しいのです。うつ病などのクライアントには、10カ月かける(それくらいに、難治性の人が多いです)ので、この難しい本音の観察は、第6段階に組み込んでいます。ただし、マインドフルネス瞑想療法士になるための講座では、最初から本音の観察に取り組んでもらいます。それほどに、本音の観察は難しいので、支援者になる人には、長い期間、トレーニングしてもらうので、講座の最初から最後まで、トレーニングに組み込みます。

 本音の観察は、家庭生活、職業生活を営む上で重要であり、すべての人が、生涯にわたって実践していただきたい部類の観察です。これをうまくしないひとは、他者を力によって抑圧、排除、ハラスメント、緊張させる、などをしてしまいます。多数派工作をして、批判者を排除したり、抑圧したりする専門家も多いので、自分のエゴズムであり他者を苦しめるので、哲学者がとりあげています。

 精神疾患のクライアントでは、本音によって自分を苦しめる方向の思考、行為をすることによって、発病しますし、発病してからも自己の症状や問題行為を持続させるような神経生理学的な反応(交感神経の興奮、ストレスホルモン分泌など)を引き起こすところに感情、本音の動きがあります。本音は、否認してはいけません。感情が起きるのは当然です。しかし、反応を選択する智慧を身につけます。

 インターネットで、人を誹謗中傷する事件があとをたちませんが、これも、本音のせいです。自分の評価基準に合わないので、怒り、嫌悪、不満の感情を起こして、誹謗中傷の言葉を発出するのです。「自粛警察」という激しく責める行為も、本音による感情を爆発させています。

 マインドフルネス瞑想療法士の講座を受ける人は、10カ月、本音の観察を続けて日記に書いて提出して批評を受けます。
 病気を治したいクライアントは、セッション6から10までの5か月の期間、観察、記録します。

後編p5.jpg

(参考記事)

「無評価」は、現実生活の場面では使えない
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4760
★哲学者池田晶子さん「14歳の君へ」自分で善悪の判断をしなさい
 よって、子どもには「無評価」のマインドフルネスを教えないほうがいいかもしれない。
 いじめ、虐待、セクハラの行為をされたり、見たり「することがあった時、「無評価」ではいけないのだから。こういうことは悪いことだと評価判断しなければならない。無視、傍観、苦悩感情の否認、悪の是認を助長するリスク。もし、子どもにされるこういう行為を被害者が否認したら、その時も大人になってからも深刻な苦痛をもたらす。
幼いころ、こういうことをされた人も、今苦しんでいる。あれは悪だったのだと評価判断すべきである。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3855
★専門家、力あるもの、多数派のゴリ押しも「悪」であると評価判断

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4650
★「見て見ぬふりをする社会」マーガレット・ヘファーナン
 自殺、うつ病、適応障害、暴力、すぐ近くにあるのに、見て見ぬふりしている専門家

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4651
★見て見ぬふりする人と正当な批判者を封じ排除する人、告発するカサンドラ

(続く)

【参考書】大田健次郎(2013)『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社。

『図解 うつ・不安障害を治すマインドフルネス 後編』日本マインドフルネス精神療法協会
 上図は、本書のp5、セッション6
(このテキストは、マインドフルネス瞑想療法士の認定講座で配布されるテキスト。前編は18ページ、後編30ページの小冊子)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2111
★ACTは、1年もかけて行うものではない

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4819
【目次】マインドフルネス心理療法SIMTとは



Posted by MF総研/大田 at 21:39 | さまざまなマインドフルネス | この記事のURL
(2)瞑想時の感覚だけでなく、常時、すべての意識を観察 [2021年06月13日(Sun)]
【連続記事】適応障害にもマインドフルネスSIMTを
 =うつ病、非定型うつ病、不安障害、過食症、自律神経失調症、家族の不和にも

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4819 (目次)

マインドフルネス心理療法SIMTとは
(2)瞑想時の感覚だけでなく、常時、すべての意識を観察

 マインドフルネスSIMTでは、感覚だけを無評価で観察するのではなくて、対人場面でもすべての意識作用を観察するのです。自分の独断的な評価がないかどうか観察します。

 観察する意識作用は、図のように、感覚、症状、想起、思考、感情、欲求、発言、行為、本音、目的、価値などです。

 すべての意識を観察しなければいけないのは、対人場面において、その反応いかんによって、目的を実現できることもあれば、他者を傷つけたり、自分が犯罪だと評価されて罪人になるかもしれないからです。
 たとえば、発言が、「ハラスメントだ」と評価されるかもしれません。また、相手の言葉を聞いた時に、ハラスメント、詐欺、うそではないか、誠実か評価しなけれなりません。

 うつ病、その他の精神疾患が起きるのは、瞑想時でなく、対人場面での言葉や動作のやりとりによって起こるからです。また、家族を苦しめて、家庭不和、家庭崩壊も対人場面です。瞑想時ではありません。
 人はみな、瞑想だけでは生きていけません。物サービスを消費し、代わりに自分ができるものを生産提供します。この時に、自分は他者の言葉を聞いて行為を見て評価し、逆に自分の言葉行為が他者から評価されます。 社会的行動をして、社会において働く必要があります。だから、その時に、自分も相手も精神疾患にならないように、ハラスメントや罪をおかさないように、また家族を苦しめないように、自分の意識内容を観察評価して、発言、行為します。
 そのようにできるように、心の使い方を訓練するのがマインドフルネスSIMTです。 無評価では生きていけません。無評価の感覚観察は、ごく一部です。

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(続く)

【参考書】大田健次郎(2013)『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社。

『図解 うつ・不安障害を治すマインドフルネス 後編』
 下図は、本書のp10、セッション7

(上図は、本書のセッション7の高度な観察です。ここまでできるように、やさしい観察から、徐々に、深い観察にすすみます。うつ病、不安症などを治すためには、1年近くかかります。それほど、簡単ではない病気です。真剣にSIMTを実践するひとは、自殺しないですむのです。最近、また自殺が増加しています。人生には、つらい出来事が何度も起こります。SIMTで乗り越えていきます。)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2111
★ACTは、1年もかけて行うものではない

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4819
【目次】マインドフルネス心理療法SIMTとは

Posted by MF総研/大田 at 20:17 | さまざまなマインドフルネス | この記事のURL
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