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«【国際ワークショップ】「始動する外国人材による看護・介護―受け入れ国と送り出し国の対話」開催しました | Main | 2009年度第1回 事業委員会 & 農業勉強会(1)»
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アジアン・エイジング・ビジネスセンター(AABC) [2009年04月28日(Tue)]
 07年7月、アジア地域のエイジング(高齢化)に対応する知識・経験を、アジアの玄関口である福岡市に集積しようという構想に基づき、産・学・公の連携で、AABC準備室が設立されました。現在は、(特活)アジアン・エイジング・ビジネスセンターとして、アジア、特に韓国からの福祉施設への視察受け入れコーディネートや、在日フィリピン人向けにヘルパー養成講座を実施するなどの人材育成事業を行っています。

 人口の高齢化は既に東アジアに共通した課題となっています。韓国では08年7月、日本の介護保険制度にあたる「老人長期療養保険制度」が施行され、日本の介護分野の制度や環境に関心が高まっています。また、今後は、急速に高齢化に進む中国からの視察者の増加が見込まれています。一足早く、高齢化社会を迎えた日本には、今までに他の国にはない知識・経験の蓄積があり、これらを伝えて活かすことができれば、アジア共通の課題の解決に寄与できます。

 AABCでは、日本の経験知をアジアの他の地域に応用可能かどうかの検討や、日本国内のエイジング対応の事例集の作成をおこなう「アジア型エイジング対応支援」事業に08年10月から着手していて、この事業に笹川平和財団は助成しています。

 日本ではEPA(経済連携協定)に基づくインドネシア・フィリピンからの看護師・介護士候補者の受け入れが動き出しています。人口変動の視点からみると、アジアでは既に外国人看護・介護人材の獲得競争がはじまっているといえます。看護・介護人材の確保の課題には、労働環境の改善や資格制度の諸問題もありますが、国境を越える共通の対話のプラットホームづくりも必要ではないでしょうか。
(事務局)

*アジアン・エイジング・ビジネスセンター(AABC) ウェブサイト http://www.aabc.jp


アジアン・エイジング・ビジネスセンター



在日フィリピン人向け2級ヘルパー養成講座の風景
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