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NO5858 3月1日 『コロナで全部影薄くなったが露土は緊張』 [2020年02月29日(Sat)]
コロナの世界的拡大で、世界の諸問題は影を、薄くした感じだ。各国の抱えていた国内問題は、重要視されず、コロナだけが突出している、感じがする。サウジアラビアはメッカへの小巡礼
(オムラ)を、禁止することを決めたし、バチカンも宗教行事を、中止している。

イランではコロナで210人以上が死亡した、と報じられ副大統領や大使など、要人がコロナに罹っている。このためコロナ対策が叫ばれ、イスラエルは数週間以内に、ワクチンが出来る、と報じているし、日本のアビガンも注目を集めている。

だが問題はコロナもさることながら、それ以外の問題への関心が、下がっていることだ。実はシリアのイドリブで、トルオ兵34人がシリア側によって、殺害されるということが起り、その後ろで攻撃をしたのは、シリア軍ではなくロシア軍だ、という情報が流れ始めていることだ。

トルコのエルドアン大統領は、全力でシリア側の対応に、反撃を加える、と宣言しており、戦局は拡大して行くことが、必定であろう。何故シリアのイドリブ問題が、これまでこじれ、拡大しているのであろうか。

実はこれにはイスラム教の、ある宗派が絡んでいるのだ。トルコのエルドアン大統領はエジプトで始まった、ムスリム同胞団を支援しており、その事が原因で、エジプトとは敵対関係にある。

エジプトはムスリム同胞団の政権、モルシ大統領が登場したが、間も無くシーシ将軍を始めとする、軍部によって打倒されている。シリアでは父ハーフェズ・アサド大統領の時代から、ムスリム同胞団は強大な勢力を、持っていたことから、政府とムスリム同胞団は敵対し、多くのムスリム同胞団員が殺されている。

トルコがシリアで集めた、反アサド戦争に狩り出されたミリシアは、実はムスリム同胞団のメンバーが、ほとんどであったろう。ムスリム同胞団を傭兵として、トルコはシリアに攻撃を、加えていたのだ。

しかし、ロシアにしてみれば地中海に持つ、唯一の軍港がシリアのタルトース港であることから、アサド政権を守り軍港を維持し続けたい、と思っている。このため、トルコとの軍事緊張を生み出しても、ロシアは引けないのだ。

トルコの強硬なシリア対応を前に、ロシアは戦艦2席を東地中海、つまりシリア沖に派遣し、それにはクルーズ・ミサイルも、積載されている。述べるまでも無く、そのクルーズ・ミサイルはトルコに対して、使用されるのだ。

もし、トルコがロシアとの妥協を、生み出さなければ、シリア戦争は露土戦争に、拡大する危険性があり、トルコがNATOの加盟国であることから、第三次世界大戦に、発展していくかもしれない。コロナの大騒ぎの影で、こんな危険なことが、進んでいることに、注目しておくべきであろう、
Posted by 佐々木 良昭 at 10:16 | この記事のURL
5858 2月29日『トルコ兵シリアで多数死亡・エルドアンは狂気か』 [2020年02月28日(Fri)]
トルコ政府の明かしたところによれば、シリアのイドリブで、戦闘を続けているトルコ兵のうち、木曜日に27人が殺された。述べるまでも、これはシリア軍の攻撃によるものだった、他の報道では、トルコ兵の死傷者数はもっと多い、ということだ。

これはシリア軍とロシア軍に対して、トルコ軍がイドリブの覇権維持の戦闘を、行った結果だ。トルコ政府側はシリア軍に、イドリブから撤退するよう、要求したが、シリア軍もロシア軍も、イドリブから撤退する意思は全くない。

イギリスの人権団体の報告によれば、トルコ兵の犠牲は、34人に上るということだ。これは木曜日の夜の、シリア軍による空爆の結果だった。そうだとすれば、トルコ軍にとっては、まさにショックであろうし、トルコ国民にとっても、ショックであろう。

そこでエルドアン大統領があわてて、20人の犠牲を明かした、ということであろう。エルドアン大統領はトルコ側の犠牲も大きいが、シリア側はもっと多いと語っている。それがトルコ兵の犠牲を、どう補うというのだろうか。

トルコは今回のシリア軍の攻撃に対し、断固とした反撃を行う、と言っている。チャブショール外相はNATOメンバー国に対して、徹底反撃を口にしている。つまり、トルコ軍とシリア軍の戦闘は、今後2〜3日が山であろう。危険度を増して行くのか、クールダウンしていくのか、明らかではない。

シリア軍がこれだけの反撃を、トルコ軍に出来たのは、述べるまでもなく、ロシア軍の支援があるからだ。ロシアの空軍はシリアの空軍と、同一行動をとっているからであろう。

ここで気になるのは、イドリブの戦況によって、100万人の難民が出ることが、予想されるが、トルコ政府は難民のヨーロッパへの移動を、阻止しないと言い出している点だ。

そうなれば、シリア難民への対応で、ヨーロッパ諸国はパニック状態に、なるということだ。ヨーロッパ諸国にとっては、100万人の難民が流入して来ることは、大問題であろう。

しかし、トルコは既に400万人近い難民を、受け入れているのだ。今回のイドリブ戦闘でも100万人の難民が出ると予想されており、そうなれば、トルコは合計500万人の難民を、受け入れなければならなくなるのだ。

難民一人に対して、トルコ政府がが通貨で1ドルの援助を行えば、毎日500万ドルが出ていき、月には1億5000万ドルの出費になるのだ。それはトルコだけでカバーする、人道支援だ。
Posted by 佐々木 良昭 at 12:24 | この記事のURL
NO5857 2月28日 『米ISにシリアの石油盗ませる』 [2020年02月27日(Thu)]
 アメリカ軍がシリア東部に駐留しているが、どうもこのアメリカ軍が、IS(ISIL)にシリアの石油を盗ませているようだ。これはイランのザリーフ外相が語ったものだ。トランプ大統領はアメリカ軍が、シリアのユーフラテス側の東部から撤退した後は、そこにエクソンオイル社を送り込み、石油開発をすると語っていた。
 トランプ大統領はシリアのIS(ISIL)を、掃討すると言いながら、全くその役割は果たしていない。トランプ大統領のシリアへの関心は、シリアの石油を盗むことだったのだ。そして、実際にIS(ISIL)の掃討作戦を進めたのは、ロシア軍であり、シリア軍であり、イラン軍(革命防衛隊=IRGC)だったのだ。
 アメリカ軍はイラクのバグダッドで、スレイマーニ将軍を暗殺しているが、それはきわめて卑怯で、臆病な作戦だった。アメリカはIS(ISIL)ではなく、イランのスレイマーニ将軍を、イラクのバグダッド空港を出たところで狙い撃ちにしたのだ。
 このスレイマーニ将軍という人物は、イランの革命防衛隊の第一人者であり、シリア作戦では陣頭指揮に、あたっていた人物だ。従って、アメリカにしろIS(ISIL)にしろ、この人物は最も危険な人物、ということになっていたのだ。
 このスレイマーニ将軍暗殺に大喜びしたIS(ISIL)は、お祭りを行っている。暗殺されたのはスレイマーニ将軍だけでは無く、イラクのPMUの副長官アブ・マハデイ・ムハンデスも含まれていた。
Posted by 佐々木 良昭 at 01:52 | この記事のURL
5856 2月27日『イラン・ロウハーニ大統領辞任希望』 [2020年02月26日(Wed)]
イランのロウハーニ大統領は、辞任を希望しているということだ。どうもイランの最高指導者である、ハメネイ師との関係が悪いようだ。ハメネイ師は強硬派であり、そのボデー・ガードとして、革命防衛隊(
IRGC)を使っている。

ハメネイ師は国民福祉より、この自分のボデー・ガードである、革命防衛隊に対し、大幅な予算を組んでいるのだ。他方、ロウハーニ大統領は穏健派の代表であり、国民福祉を最優先している。

2月21
日に行われた国会議員選挙でも、ハメネイ師とロウハーニ大統領との間には軋みが生じていた。ハメネイ師は自分の支持者を増やすために、議員候補の選別を行い、穏健派、民主派を
14444人も候補者リストから、外しているのだ。

この結果、選挙で当選した議員は、7割が強硬派、つまり、ハメネイ師支持者であり、3
割が穏健派ということになった。当然この結果に、ロウハーニ大統領は激怒したことであろう。これを放置したのでは、ロウハーニ大統領は国民との約束を、果たせ無くなるからだ。

ロウハーニ大統領とハメネイ師の、立ち位置の違いは、いまに始まったことではない。2013
年に最初に大統領に当選した時から、両者の間には軋轢が生じており、当選から1月後に、ロウハーニ大統領は辞任を、言い出している。

今回の辞任希望は、昨年11月に始まった、ガソリン値上げに対する、国民の抗議デモ以来、イラン国民の間には経済苦もあり、不満が高まっていたからであろう。

そして、今回の選挙では、明らかな政府というか、ハメネイ師の介入があり、国民が期待できる穏健派は、ほとんどが立候補段階で、はじき出されたことだ。これでは近い将来、イラン国民による政府に対する、抗議デモが繰り返されることは、ほぼ確実であり、その時はロウハーニ大統領が、非難の矢面に立たされる、危険性があろう。

加えて今度は、コロナ・ウイルスのイラン国内での、拡大が起こっている。イランの宗教都市クムでは、50人が死亡したというニュースが流れている、実際は50
人ではなく、15人という情報もあるが、コロナが拡大していることは事実だ。

このため、イランからコロナが移ってくることを警戒し、トルコ、イラク、クウエイト、バハレーンなどは空路を閉鎖し、また陸路を閉鎖している。加えて、つい最近にはトルコ・イラン国境地域で、地震が発生し死傷者が出ている。踏んだり蹴ったりというのはこのことか。
Posted by 佐々木 良昭 at 11:54 | この記事のURL
5855 2月26日『トルコのボスポラス海峡閉鎖方針は愚挙か正当か』  トルコはシリア対応で,大分苦慮しているようだ。先日もトルコ兵が、16人イドリブ地域での戦闘で、シリア軍に殺されている。こうしたことは、エルドアン大統領に対する、トルコ国民の評価を、下げることにも繋がろう。  それはそもそも、ロシアがシリア軍に対して、最新鋭の武器を供与していることに、起因している。ロシアがシリアに供与した、ミサイル、戦闘機、爆弾、砲などはまさに、最も進んだ武器であろう。  そこで、トルコ政府が考えたことは、これらの武 [2020年02月25日(Tue)]
トルコはシリア対応で,大分苦慮しているようだ。先日もトルコ兵が、16
人イドリブ地域での戦闘で、シリア軍に殺されている。こうしたことは、エルドアン大統領に対する、トルコ国民の評価を、下げることにも繋がろう。

それはそもそも、ロシアがシリア軍に対して、最新鋭の武器を供与していることに、起因している。ロシアがシリアに供与した、ミサイル、戦闘機、爆弾、砲などはまさに、最も進んだ武器であろう。

そこで、トルコ政府が考えたことは、これらの武器がボスポラス海峡と、トルコ領空を通過して、シリアに運び込まれている、という点だった。トルコはボスポラス海峡を封鎖して、ロシアの貨物船や艦船の通過を、阻止する方針のようだ。


そうなれば大型の武器の、シリアへの搬入は、不可能となろう。いま、ロシアは大型輸送機を使って、砲
*や戦車、戦闘車両をシリアに、持ち込んでいるということだ。それに合わせ、*
トルコ軍は地中海東岸のタルトウス港や、フメイミムに対する、封鎖あるいは攻撃を、考えているのであろう。

しかし、ロシア政府のスポークスマンの、語るところによれば、シリアには既に十分の武器を、供与済みであり、戦闘に事欠くことは無い、ということのようだ。シリア軍はトルコの監視所に対する、攻撃能力も、既に持っている、ということらしい。

トルコは最近になって、4
機のロシアの貨物機の、シリア入りを阻止している。この貨物機にはミサイル・ランチャー、戦闘車両、戦車、ミサイルも搭載されていたようだ。これらのロシア機は元々は、爆撃機だということだ。

このトルコの措置が実際に、稼働するということになれば、ロシアとトルコの緊張は、一気に高まることになろう。これはロシアからトルコが、S400
ミサイルを購入する頃とは、全く異なる雰囲気を、両国の間に生み出している、ということだ。

ところで、ボスポラス海峡はトルコのイスタンブール市の、東西に挟まれる地域にあるわけだが、そのことをもって、トルコの海域、と限定することが出来るのであろうか。いままで、この海峡を通過するにあたっては、トルコが種々の条件を付けてきていたことは、確かなのだが、やはり国際海峡という考えが、一般的なのではないのか。

そうだとすれば、戦争に絡んでいるとしても、トルコが一方的にロシア船の通過を、禁止することは、難しいのではないか、と思われるのだが。いずれにしろ、今回のトルコの、ボスポラス海峡封鎖の考えは、実行されれば、ただ事では済まなくなろう。唯一ほくそ笑んでいるのは、トランプ大統領であろうか。
Posted by 佐々木 良昭 at 11:13 | この記事のURL
NO5854 2月25日『混迷のリビア・トルコ軍将兵が犠牲』 [2020年02月24日(Mon)]
混迷が続くリビアでは、遂に自分たちでは解決出来無い、と西側のセラジ首相の政府が判断したようだ。そのためセラジ政府の高官が、アメリカ軍のリビア展開を、認めるという発言をした。

2月18日には、ハフタル将軍側の攻撃により、3人の市民が犠牲になり、それ以外に5人が負傷している。これまでに死亡したリビア人の数は、既に1000
人を超えているということだ。

このためにセラジ政府側は、アメリカ軍の駐留を認め、リビアの治安回復をゆだねたい、という考えに至ったようだ。


もう一つリビアに関する情報では、リビアに駐留していた、オカン・アルトナイ大佐が死亡した、という情報だ。彼が死亡したのは、海上か陸か定かでは無いが、多分トルコの船の中であった、と思われる。爆死だったようだ。

通常、兵士でも、ましてや将官が死亡した場合には、政府によって正式な葬儀が、主催されることになっている。しかし、このオカン・アルトナイ大佐の死亡後には、正式な政府による葬儀は、行われていない。

それはオカン・アルトナイ大佐が、ケマル。アタチュルク派であった事が、原因ではないかと噂されている。そもそも、オカン・アルトナイ大佐は兵役から、外れていたようなのだが、リビア派兵の将校クラスが少なかったために、送られたということだから、不幸な結末だったとしか、言いようがあるまい。

このオカン・アルトナイ大佐を含む、トルコ側の犠牲は、ハフタル軍によって行われた、攻撃の結果だ。だが、果たしてトルコにはリビアに、将兵を送り込みセラジ政府を、支援するメリットは、あるのであろうか。オカン・アルトナイ大佐の出身地の住民の間では、不満が募り始めている。

このオカン・アルトナイ大佐以外にも、リビアではトルコの将兵が、犠牲になっている。ハフタル軍側の発表によれば、16
人のトルコの将兵が、ハフタル軍側によって、殺されたということだ。

これはリビアのミスラタ港での、戦闘の結果だということだ。しかし、エルドアン大統領は少しも、怯んではいないようだ。彼は『我々はトルコ軍をリビアに派兵し、シリアの戦闘員も送っている。トルコ軍側に犠牲は出ているが、戦闘を継続するつもりだ。いままでに、ハフタル軍の数百人の戦闘員が、既に投降している。』と語っている。

戦争では宣伝のために、偽報道が流されるのは、当たり前だが、今回のリビアをめぐる戦闘については、エルドアン大統領によって、相当の嘘が報じられているのであろう。
Posted by 佐々木 良昭 at 12:01 | この記事のURL
NO5853 2月24日『コロナが大問題の中東諸国』 [2020年02月23日(Sun)]
コロナが大問題になっているのは、中国、日本、韓国だけではない。コロナの発生源である中国から、遠く離れた中東でも、大問題になっているのだ。レバノン、イラン、トルコ、クウエイト、エジプト、イラクなどでは対応に右往左往している。

最初にコロナが出たのはエジプトだった。これはエジプトからアフリカ大陸全域に、拡大すると危険視されている、述べるまでもなく、エジプトを始めほとんどのアフリカの国々には、こうした伝染病に対する阻止や、治療のノウハウは無いから、問題は大きくなるばかりだ。

しかも、このコロナには未だに治療法も薬も、見出せていない。ただ拡散するのを、座視するしかない状態なのだ。一体何処までコロナが拡大して行くのか、誰にも分かっていないのだ。

イランでは中国人か韓国人が、持ち込んだものであろう、と思われるが、イラン人も中国を訪問していることから、誰が病原菌を運んだかは、特定出来ていない。こうなると、病原菌が入ってきた経路が、分からないために、阻止のしようもない、ということであろうか。

イランでは既に2人が犠牲になっているのだ。多分罹病者の数はその10倍か100
倍ではないのか。イランでは中国人の入国や、中国訪問は全面的に禁止されているし、間も無く韓国や日本に対しても、同様の措置がとられるだろう。

レバノンでもコロナ・ウイルスで、罹病したケースが出ており、非常時体制に入った。同国は主な産業が、観光であること、相当経済に悪影響が及ぼう、そうでなくとも、レバノンでは長い間、政府に対する抗議デモが続いている。そうしたなかでは、罹病者がデモに参加していれば、一遍に拡大するということだ。

クウエイトはいまの段階では、イランで罹病者が出たことに対する、警戒から空路を閉鎖している段階だが、ここでも間も無く出てくるのではないか。トルコも同様にイランとの空路を閉鎖している。トルコはイランと陸伝いになっていることと、国境地帯で活動するクルド・ミリシアがいるが、彼らはコロナなど気にしていまい。危険なコロナ菌の運び屋、なる可能性がある。

イラクも同様に、イランとの空路を閉鎖しているし、陸路も閉鎖されることであろう。イラクはイランと隣接しており、相当の不安を抱えていることであろう。加えて、イラクにはイランの革命防衛隊が、多数出入りしていることもあり、コロナ菌が持ち込まれる可能性は、限りなく大きいのではないか、

イラク政府の不安は相当、大きいのではないのかと思われるが、イラクの一般庶民は、まだコロナの恐ろしさを、分かっていないかもしれない。この国でも政府に対する抗議デモが起こっており、罹病者がそのデモに参加していれば、一遍に拡大するということだ。

これら各国は治療対策を、新薬の開発を試みていようが、どうにもならないのではないか。そうなると日本や中国が頑張って、治療薬の開発にまい進しなければなるまい。もちろん中国人や日本人もその新薬の恩恵を受けることになろう。
Posted by 佐々木 良昭 at 11:19 | この記事のURL
NO5852 2月23A日『シリアからISトルコヘ逃亡』 [2020年02月22日(Sat)]
シリアからIS(SISIL)の戦闘員や、彼らの家族がトルコに、逃亡しているということのようだ。シリアのアルホルにある難民収容キャンプには、68000
人の難民(?)が収容されているが,彼の多くはIS(ISIL)メンバーであり、彼らはトルコに逃亡している、ということだ。

難民キャンプから逃げ出した、IS(ISIL)の戦闘員たちは、シリア北部のデルズールやイドリブで、テロ攻撃を仕掛けている。彼らの多くは実はトルコへ逃亡することを、希望しているのだ。

それは、トルコの警察がIS(ISIL)メンバーの、トルコへの逃亡を支援しており、一旦トルコに入ってしまえば、IS(ISIL)メンバーは自由を、勝ち取ることが、出来るからだ。彼らIS(ISIL)のメンバーは、トルコ国籍すら、取得することが、出来るのだ。

また、シリア北部で絶対的な力を持っている、クルド・ミリシアもIS(ISIL)の難民キャンプからの逃亡を、支援している。このクルド・・ミリシアは、アメリカ軍の支援を受けている、SDFでありYPGなのだ。

シリア北部のアフリンやジャラブルスは、トルコへの入国のルートになっている。トルコ政府は受け入れたIS(ISIL)メンバーを、一応チェックし、その後釈放している。トルコに逮捕されたIS(ISIL)の幹部も、短期間拘束された後、釈放されているのだ。

こうしたトルコ政府とIS(ISIL)との、秘密の関係はトルコのマスコミで、報道されることはない。もし、トルコのジャーナリストが、その事を報道することを試みれば、即時逮捕され、投獄されることになるからだ。
Posted by 佐々木 良昭 at 12:17 | この記事のURL
NO5852 2月23日『トルコはロシア製ミサイルでロシア機を撃墜するのか』 [2020年02月22日(Sat)]
トルコのアカル国防相は、トルコが近くロシア製ミサイルS400を、実戦配備し、使用できる体制に入る、と語った。そこで問題になるのは、トルコはこのミサイルを使って、何処の国の戦闘機を、撃墜するつもりなのか、ということだ。

現状では、トルコはアメリカとは、そこまでは緊張していないが、ロシアとはイドリブ攻防をめぐり、意見の対立が目立ってきている。つまり、いまトルコがS400ミサイルを発射するとすれば、ロシアの戦闘機か、シリアの戦闘機が、その攻撃対象ということになるのだ。

そこで問題になるのは、ロシアがトルコに輸出したS400ミサイルが、ロシアが使用するものと同じ性能なのか、ということだ。そのことはミサイルを発射すれば、すぐにわかろう。通常では同じものではなく、グレードを落としたものを、他国には輸出するといわれている。

もし、ロシアがそうしているのであれば、ロシア製武器に対する、信用は下がろう。しかし、同等のものであれば、ロシア軍にとっては極めて危険な、情況が発生するということだ。もちろん、シリア軍機に対して、発射されるのであれば、問題はあるまい。

トルコが虎の子のS400期サイルを、持ち出してきたということは、シリアのイドリブでのトルコ軍の情況が、緊張してきている、ということではないのか。トルコのエルドアン大統領は、すべての武器を使って、イドリブ対応を行う、と言ったばかりだ。

もし、実際にS400を使って、その効果がそれほどでもないとなれば、アメリカは大喜びするだろう。トルコはこの期に及んで、アメリカからパトリオット・ミサイルを買いたい、と言い出しており、それにアメリカ政府は、前向きなようだ。

トルコはいま世界的に進んでいる、ロシアのS400ミサイルと、アメリカのパトリオット・ミサイルを使うとなれば、大変な実験が行われる、ということであろう。果たしてそうなるのか、あるいはそうなった場合、アメリカのミサイルの性能が上か、ロシアのミサイルの性能が上か、ということが明らかになろう。

高見の見物をしている分には、極めて面白い展開、ということになるのだが、現場の兵士たちにとっては、命がかかっている大変な事態であろう。戦争では兵士が戦死するのは当たり前のことのように、言われているが、そう簡単にそんな展開には、なっては欲しくない。

一国の元首の面子が、多数の人たちを犠牲にするのだから。そして兵士以外にも、イドリブからは多数の難民が輩出され、それはトルコに多くの難問を、もたらすことになるのだから。
Posted by 佐々木 良昭 at 11:00 | この記事のURL
5851 2月22日『ヨーロッパ6か国トルコ人ビザ無し訪問許可』 [2020年02月21日(Fri)]
ヨーロッパの6か国が、ビザ無しでのトルコ人の訪問を、許可するということを、発表した。それによると、この6
か国はイギリス、ベルギー、オランダ、ポーランド、スペイン、オーストリアということだ。

そして180日間の期間に、90日の滞在が許可される、ということだ。この新しい決定は、6
か国がトルコとの、観光関係促進が目的だ。そのなかでも、イギリスからのトルコへの観光客が、多数訪問者の数を占めている。

2019年トルコを訪問した、観光客などは5190万人、うち、うち非トルコ人は4470万人、加えて、在外トルコ人が720
万人、と報告されている。トルコは世界で6番目に、外国人訪問客を迎えている、いわば観光大国だ。

このヨーロッパ6
か国のビザなし訪問許可の決定はエルドアン大統領を果喚起させていることであろう。ヨーロッパに劣等感を抱くトルコ人の多くはトルコ人がヨーロッパに自由に訪問できるビザなし渡航を望んでいたからだ。

これはヨーロッパ6か国が、トルコのエルドアン体制を、支援するつもりで、決めたことであろうか。何やらその話には、裏がありそうな気がする、
Posted by 佐々木 良昭 at 11:54 | この記事のURL
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