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NO:5525   5月1日『バクダーデイのビデオ公開』 [2019年04月30日(Tue)]
5〜6年ぶりで、バグダーデイのビデオが公開された、。これはIS(SISIL)のフルカン・ネットを通じて公開された。それを見る限り、バグダーデイの健康状態は良好、という評価が出ている。彼は地下の穴から捕まったときの、サダム/フセインよりも、パキスタンで射殺されたときの、ビンラーデンよりも、健康そうに見えるということだ。

彼は四人の従者と座っており、二人の従者は顔を出し、他の二人は隠していることから、多分その顔を隠している二人は、今後何らかの作戦を、担当するのであろう、と見られている。

これまで最近ではマリ、アフガニスタン、ブルキナファソなどで作戦を展開し、ブルキナファソでは教会を攻撃している。そこでは、カナダ人の地理学者が、殺害された模様だ。もちろんIS(ISIL)はその襲撃事件で、犯行声明を出している。

サフラーウイという戦闘員は、2018年の2月に、マリでフランス軍を、攻撃している。そして、今年に入りブルキナファソでの、攻撃が起こっている。つまり、いまではアフリカのサヘル地域が攻撃の対象に、なっているのだ。

ところで、IS(ISIL)の実力はどうなのであろうか、既に50000人の戦闘員が殺され、1000人の外国人戦闘員が、投降している。いまではロシア軍、イラン軍、イラン寄りミリシア、シリア軍、イラク軍、そしてアメリカを敵に回しているのだから、効果的な攻撃は極めて難しかろう。

 IS(ISIL)はいまイラクでは、ハムリーン山岳地帯の洞穴に隠れ、シリアでは砂漠の中に、隠れ住んでいる。そのそれぞれの数は少なく、彼らが再集結するには、相当の時間が必要だと見られている。

 いずれにしろこの段階で、バグダーデイが顔を出したということは、何らかの作戦が、計画されていることによるのであろう、最近では、スリランカの爆破事件で、IS(ISIL)が犯行声明を発表している。油断は禁物であろう。
Posted by 佐々木 良昭 at 09:31 | この記事のURL
NO:5524   4月30A日『リビア情勢ハフタル軍優位か』 [2019年04月29日(Mon)]
リビアの首都トリポリでは、激戦が続けられているという情報が伝わってきているが、どうも東リビアのハフタル軍(LNA)が、優位に立っているようだ。それは、ハフタル軍に対する支援が、エジプト、アラブ首長国連邦、サウジアラビアから、寄せられているからであろう。

加えて、ヨーロッパからはフランスとイタリアが、やはりハフタル軍を支援しており、ロシアも然りだ。またアメリカももともと、20年にも渡って、ハフタル将軍を匿ってきていた国であり、リビア革命勃発時には、彼をリビアに戻している。つまり、アメリカもハフタル軍を支援している、ということであろう。

その結果、ハフタル軍はいまリビアの3分の2を、支配しているといわれている。アラブ首長国連邦は沿岸警備艇アルカラマを、ハフタル軍側に送っており、その警備艇が最近、ラース・ラヌーフの石油積出港に。進出しているのだ。また、エジプトは軍事空港を建設し、軍用ヘリを送り、軍人も送っているといわれている。

こうした情況を見ると、エジプトやアラブ首長国連邦、サウジアラビアに加え、フランスやイタリアもハフタル軍が、出来るだけ早くリビアを完全掌握して欲しい、ということであろう。ヨーロッパ諸国にとってリビアの石油は、非常に重要なのだ。

トランプ大統領のイラン石油締め付けのおかげで、ヨーロッパだけではなく、多くの国々が石油不安に、陥っているのだから、当然であろう。
Posted by 佐々木 良昭 at 10:14 | この記事のURL
NO:5523  4月30日『選挙敗北で大混乱のトルコ』 [2019年04月29日(Mon)]
トルコではいまいろんな問題が起っているようだ。その原因はエルドアン大統領の、めちゃくちゃな政治の進め方に問題があり、加えて、そのエルドアン大統領の問題が、地方選挙での与党AKPの敗北で、表面化してきたためだ。

トルコから伝えられたところによれば、トルコの人たちは、トルコ国内に留まることがリスキーだと考え、外国に移住する者が増えている。ということだ。なかでも、金持ち層には、そうした考えをする者が多く、10パーセントの金持ち層が、既に国外に移住している。

 その数は4000人にも及び、彼らは財産を国外に持ち出しているのだ。同じようなことは、中国でも起こっており、中国からは15000人の金持ちが、国外脱出をはかり、その割合は2パーセントに、達しているということだ。しかし、中国の場合は新たな富裕層が誕生しており、あまり経済には影響を、及ぼしていないのかも知れない。

 しかし、トルコの場合は10年のスパンで考えると、国外に持ちだされた富は、11パーセントにも達している、ということだ。これではトルコの経済に、悪影響が及ぶことは必定であろう。

 地方選挙の結果は、AKPの惨敗だったが、その事は金持ち層の国外脱出だけではなく、与党内部に不満を生み出している。特に若者や夫人層の、不満が大きいようだが、それは失業問題に、繋がるからであろう。

 エルドアン大統領は与党内の不満に対して『我々は外国からも攻められており、内部からも問題が生じるようであってはならない。』と語り、加えて、『国内のどの地域でどんな問題が生じているかは、既にしっかりと把握している、必ず敵を追い出す。』と息巻いている。
 
 国内の不満は7・15クーデター未遂がらみで、15万人の公務員や軍人が首を切られ、77000人が受刑していることにもよろう。エルドアン大統領は選挙での敗北を分析し、建て直しを考えているようだが、それはあまり容易なことでは無さそうだ。
Posted by 佐々木 良昭 at 09:46 | この記事のURL
NO:5522   4月29日 『スーダンのスアキン島の話』 [2019年04月28日(Sun)]
紅海に浮かぶスアキン島という島があるそうだ。もちろん行ったことがないので、詳しい話は書けないが、何か興味がわく島だ。この島については、以前にもネットで紹介されたことがあったが、この島はアフリカからのハッジ(巡礼者)の、サウジアラビアに向かう、船乗り場だったということだ。紅海の対岸にはメッカがあるのだから、最高の位地だったのであろう。

 同時に、スアキン島はアフリカの産物を、アラビア半島や欧州にも、積み出していたのではないだろうか。アフリカ東海岸からは象牙や奴隷、金、宝石も積み込まれていたのではないか。以前この島はオスマン帝国の時代に、スーダンがオスマン帝国に貸していたもののようだ。
 
 いまになってこの島の話が浮かび上がってきたのは、島の位置が軍事戦略的に、重要性を増しているからであろう。トルコはこの島を再開発して使おうと考え始めているようだ。当然軍事基地が想定されるために、サウジアラビアやアラブ首長連邦、エジプトは神経質になっている。

トルコは紅海周辺の幾つかの国に、軍事基地を持っているらしいがそれは、エリトリアであったり、ジブチやソマリアなどのようだが。スアキン島を使えることになれば、それはより有利になろう。なかでもサウジアラビアとの、緊張関係にトルコは今あるわけであり、言わばサウジアラビアの喉元に、軍事基地を持つことになるのだ。

 島の写真がネットに載っていたが、丸い形をした島であり、縦横に道路が走っており、相当整備されていたのであろうことが、想像される。昔は大分にぎわっていたのではなかろうか。オスマン帝国は相当力を入れてこの島を開発していたのであろう。

 いまの段階では、トルコとスーダンが協力して観光開発する、ということのようだ。多分、ヨーロッパ人は強い関心を、示すであろうし、トルコ人もそうであろう、と思われる。航空写真で見ても興味がわくし、昔の壊れた建物も多数あるからだ。

 多分この島が、にぎわっていたであろうと思われるのは、意外に気温が低かったからではないか。アフリカの大陸部は、水際から少し離れただけで、気温はグンと上がる。以前、ルクソールの行ったときに、夜だったが神殿を見にボートに乗ったことがある。その水上の気温と陸地の気温差が、あまりにも大きいので、驚いたことがある。

 スアキン島は、周囲が海で覆われており、大分気温が低かったのであろう。陸路ハッジに向かう人達や、物を運ぶ人達にとって、スアキン島は天国のような、島だったのではなかろうか。
Posted by 佐々木 良昭 at 09:13 | この記事のURL
NO:5521   4月28日『選挙敗北後エルドアン非難激増』 [2019年04月27日(Sat)]
先に実施された地方選挙の結果は、与党AKPにとって屈辱的なものであった。なかでもイスタンブール市での敗北は、完全にエルドアン大統領の頬を、殴るようなものであった。それは彼の政治家としての生い立ちがイスタンブール市であり、イスタンブール市は彼にとって、政治のホームグランドだったからだ。

エルドアン大統領は彼の親友ユルドルム氏を、イスタンブール市長候補に立て、多分確実に勝利できる、と言っていたのであろう。しかし、ユルドルム氏は僅差で野党CHPの、イマモール氏に敗れる結果となった。

そこでエルドアン大統領は、何とか選挙結果を覆すべく、選挙には不正があったとして、票の再計算をさせたが、やはりイマモール氏の勝利だった。次いで、エルドアン大統領はイスタンブール市の、選挙投票やり直しを主張したが、それは通らなかった。

結果的にエルドアン大統領は、大はじをかいたことになる。その後は何の打つ手もなかった。トルコの6大都市で、5つの都市の市長ポストを失ったのだから、今後の国内政治は、やり難くなるのではないのか。

例えば、エルドアン大統領に対する反対行動でも、いままでのようなわけには行かず、放任される可能性が高くなろう。イスタンブール市では議会が開催されると、聴衆が大挙して押しかけ、新しい政治への期待が、いかに高いかということを、まざまざと見せ付ける結果となた。

エルドアン大統領は彼自身の、将来への不安を、だいぶ前から抱いていたようだ。彼が大統領に就任してからは、それ以前の大統領と比べ、逮捕され投獄される者が、増えている。

例えば、彼の前のギュル氏が大統領の時期には、この種の大統領や与党AKPに対する非難で、逮捕された者の数は233人だったが、エルドアン大統領の時期には、3221人と13倍にも増加しているのだ。

その逮捕理由は、大統領非難や与党非難ということだから、たまったものではない。高校生までもが逮捕投獄されているのだ。エルドアン大統領はもし大統領職を追われることになれば、確実に逮捕され、汚職、拷問その他の罪を問われ、家族一同が刑務所に送られる、という不安を抱いているのではないのか。

その典型的な現れは、エルドアン大統領が決め込んでいる、ギュレン・グループに対する異常なまでの警戒心と、敵対心であろう。このギュレン・グループを逮捕するために、トルコ政府は関係諸国に圧力を掛けて、引き渡させたり、ギュレン・グループが運営する学校を閉鎖しても来た。だが、欧米や日本ではそれが機能していない。これら先進国ではトルコによる、経済へのダメージは無いし、法に則って判断対応しているからだ。
Posted by 佐々木 良昭 at 11:14 | この記事のURL
NO:5520  4月27日『露は中東和平を推進できるか』 [2019年04月26日(Fri)]
中東地域諸国でもロシアの評価は、日に日に高まっている。アメリカがこれに対し、評価を下げ、どの国も面従腹背という感じだ。もうトランプの大言壮語は中東諸国では、意味をなさなくなっているのかもしれない。

そうしたなかでは、イスラエルやパレスチナ自治政府(PA)も同じであり、トランプの『世紀の大取引=中東和平計画』なるものは物笑いの種になっている。誰もそのトランプ案には、中身が無いことを知っているのだ。

トランプが考えそうなことと言えば、サウジアラビアに圧力をかけて、PA(パレスチナ自治政府)に資金を出させ、彼の和平案を強引に押し付けるだけ、ということは PA側も十分わかっているからだ。しかし、エルサレムをイスラエルの唯一の首都と認めたり、他の国々に圧力をかけて、大使館をエルサレムに移転させるなど、アメリカには力以外に、知恵などないのだ。

他方、プーチンが考えていることには、実質的な効果がある、と受け止められているようだ。PA
の『我々は条件無しイスラエルと、話し合う用意が出来ている。それがプーチン大統領からの招待であれば、喜んで出席する。」と語っている。

ネタフタヤフ首相側も同様に、プーチン大統領からの提案であれば、ノーと言うつもりはない。ネタニヤフ首相は中東和平を望んでいるのだ。従って話は前進が期待出来る、ということだ。

PAはもちろん、今の状態ではアメリカには、何の期待も出来ず、プーチンが出てきてくれるなら、もろ手を挙げて大歓迎であろう。プーチンの提案を断るだけの余裕はPA側には無いのだ。

ネタニヤフ首相の側はと言えば、シリアとの関係でロシアの助力が、必要なのだ。シリアはイスラエル軍の攻撃で、S300を使用しなかったことは、イスラエル空軍にとって、大きな助けとなった。

それは言うまでもなく、ロシアのシリアに対する、助言の成果だった。従って、ネタニヤフ首相はシリアとの緊張緩和には、ロシアの支援が必要だと考えているのだ。それ以外にも、イスラエルはロシアと相談したいことが、沢山あるだろうがその中には、アメリカのトランプ大統領との関係も、含まれていよう。

ネタニヤフ首相と言えば、何やら強硬派というイメージがあるが、彼は一国の首相であり、国民の利益を考えないわけにはいかない。その国民の利益を支えてくれそうなのは、トランプ大統領ではなく、プーチン大統領ということだ。
Posted by 佐々木 良昭 at 11:16 | この記事のURL
NO:5519  4月26日 『その後のISはどうなっているか・世界展開?』 [2019年04月25日(Thu)]
シリアとイラクでは、ほぼ完全な敗北を期したIS(ISIL)は、その後どうなっているのか、今後何をどこでする気なのか、が気になるところだ。IS(ISIL)は確かに、シリアとイラクでは敗北したが、物事はそう簡単ではないようだ。

IS(ISIL)はゲリラ攻撃をかけ、細胞として未だに、シリアに潜んでいるが、それはイラクも同じだ。しかし、どうやらシリアよりも、イラクの方が、再活性化は早いとみられている。いまだにイラクでは、2000人のIS(ISIL)メンバーが、潜伏しているということのようだ。

 シリアではIS(ISIL)のスリーパーたちが、陰に潜んでいるとみられている。彼らは爆弾テロや、襲撃作戦を繰り返している。いまでもIS(ISIL)の敵は、シリアのクルド組織であり、SDFやYPG との武力衝突がみられる。

 イラクでは西部のサラーハデーン、アンバル、キルクーク、ニネベ、デヤラといったところで、IS(ISIL)によるゲリラ攻撃が繰り返されており、スリーパーの活動も目立ってきている。

 今後、イラクでは再活性化の時期が、来るかもしれない、とみられている。それはモースルがイラク国内では、シリアのラッカのように、IS(ISIL)にとって、重要な拠点であったことによろう。

 ナイジェリアもやはりIS(ISIL)にとって、活動しやすい場所のようだ。イラクやシリアが陥落する前の段階から、リビアを始め、幾つかのアフリカの国々に、IS(ISIL)は潜り込んでいたのだ。

 アフリカ中央部では、イスラム国家西アフリカ地方(ISWAP)と命名された組織が、出来上がっており、ナイジェリア、カメルーン、チャド、ニジェールなどで、既に活動が始まっている。
ISWAPに所属する戦闘員数は、5000人から18000人程度であろう、とみられている。この組織は貿易商や漁民などから徴収する、税で賄っている、と言われている。

 エジプトでは、シナイ半島北部での、IS(ISIL)の活動は、ほぼ抑え込まれたようだ。特に、2018年2月の戦闘で受けた、IS(ISIL)のダメージは大きかったようだ。北シナイのシェイク・ズエイドでは、IS('ISIL)がエジプト軍との交戦で、相当ダメージを受けているが、ここでは15回の武力衝突が、繰り返されたと報告されている。

 サウジアラビアでは北リヤド襲撃事件が起こり、治安部隊との衝突が報告されているし、シーア派ムスリムに対する襲撃も、報告されている。しかし、サウジアラビアの厳重な警戒の中では、思うように活動できていない、ということであろう。

 アフガニスタンでは市民を狙ったテロが、カブールなどで起こっている。アフガニスタンには2000人以上のIS(ISIL)戦闘員が、いると言われている。しかし、実際のアフガニスタンにいるIS(ISIL)の数はこんなものではなく10000人近いのではないか。

 インドネシアではシリアの戦闘に参加した、インドネシア人の数が500人、と報告されており、IS(ISIL)シンパの数は多い、それはインドネシアがイスラム国であり、ムスリム人口が世界最大であることによろう。
 
 フィリピンは南部地域ミンダナオ地域が、ムスリムの居住地域であり、以前からイスラム分離独立派の、活動が目立っていた。そこにIS(ISIL)が、手を出したということであろう。IS(ISIL)
はこのミンダナオのイスラム分離派(過激派)に資金援助をし、思想教育をしており、何時でもリクルートできる状態になっている、と言われている。

 つまり、IS(ISIL)はシリアやイラクでは、現段階では細々と活動を継続し、他のアフリカや東アジアでは、活発な活動を展開する、方向にあるということのようだ。
Posted by 佐々木 良昭 at 11:37 | この記事のURL
NO:5518  4月25日 『スリランカのテロ事件もISか』 [2019年04月24日(Wed)]
インドの南の海上に浮かぶ、スリランカの首都コロンボで、連続爆弾テロ事件が起こった。このテロで321人が死亡し、500人以上が負傷した。攻撃対象はほとんどが、キリスト教会だった。

7つのテロ攻撃では、3つのキリスト教会と、4つのホテルがターゲットとなった。それはニュージーランドで起こった、モスク襲撃事件への報復だ、と言われている。だが真相はまだ明らかになっていない。

明らかになっていない、もう一つの大きな疑問は、今回の爆弾テロ事件が、本当にIS(ISIL)によって、起こされたのか、ということだ。IS(ISIL)は世界中で起こるテロ事件に対して、いち早く『我々がやったのだ。』と犯行声明を出している。

確かにテロ攻撃されたのは、キリスト教会であることから、犯人はほぼ間違いなく、ムスリムであろうが、だからと言って、彼らがIS(ISL)と関係を持っていた、あるいはIS(ISIL)の命令に沿って、テロ攻撃をかけた、とは断定できない。

もともと、スリランカには仏教徒、キリスト教徒、ムスリムが混在しており、最大多数の仏教徒とムスリムとの間では、いざこざが起こっていたことは事実だ。従って、今回ほど大規模ではないが、ムスリムによる仏教徒や、キリスト教徒に対するテロは、以前にも起こっていた。

しかし、以前からIS(ISIL)は東アジアにも、攻撃をかけると宣言していた。東アジアとは、主にフィリピン、マレーシア、インドネシア、ミャンマーなどであろうが、その西側のスリランカで、テロが起こされても、不思議はあるまい。

今回のテロ事件では日本人も犠牲になっているが、それは日本人を狙ったというわけではない。無差別なテロが行われている、ということだ。要注意、不要不急で呑気な旅行をしている、時代ではないようだ。
Posted by 佐々木 良昭 at 11:23 | この記事のURL
NO:5517  4月24日『ダウトール元首相新党結成、エルドアンに反旗』 [2019年04月23日(Tue)]
トルコの元首相ダウトール氏が、新党の結成に動き出した。彼はエルドアン大統領に取り上げられ、首相に就任したのは2014年であり、2016年まで首相職を務めている。しかし、学者であった彼は、エルドアン大統領に苦言を呈することがあり、遂には首を切られた、ということだ。

エルドアン大統領はダウトール首相の、任期の最後の部分では『誰のおかげで首相になれたと思っているんだ。』と怒鳴りつけた、という話が外部にまで、伝わってきていた。そのことはエルドアン大統領が、極めて横暴であったということであろう。

今回のダウトール氏の新党結成は、現在の与党AKPが、あまりにもでたらめだということで、始められたものであろう。ダウトール氏は今回の地方選挙での、与党AKPの惨敗は、MHPとの連携があったにもかからず、経済政策で見るべき成果がなかったからだ、と非難している。

確かに、トルコのリラは下げまくり、現在も1ドルに対して、5・835リラとなっている。それは、先週の金曜日の終値の、5・817リラよりも下がっているのだ。ダウトール氏は政府の稚拙な対応が、外国からの信用を失い、トルコへの投資を抑えている、と指摘した。

彼ダウトール氏に言わせると、トルコは国際金融市場での信用を無くし、国内開発はほぼ死に体となっている、と指摘している。(トルコのメガ・プロジェクトは、大半が外国からの借入金で、賄われていた。それは外貨建てになっているため、リラの下落は返済が厳しくなっているのだ。民間企業も同じであり、企業倒産が目立って増えている)。

 経済政策の失敗は、トルコ政府の失敗そのものであり。政府の信用はがた落ちとなっている。政府の進める経済政策は現実的でない、ということが問題だ。そうした問題は政府の雇用が、個人的なつながりで、行われているからであり、個人の能力に関係なく雇用されているからだということだ。従って。無能なスタッフが政府の仕事に。就くようになっている。

 そうした現状を憂い。ダウトール氏は新党の結成を。思い立ったということだ。そのタイミングは。地方選挙で与党AKPが敗北し。エルドアン大統領の信用が、社会的に下落したなかでのことだった。

 ダウトール氏は与党AKPが、大分弱っていること、エルドアン大統領へ国民からの、信用と支持が、下がったことを客観的に分析して、始めたのであろう。野党支持者たちの多くは、これでエルドアン体制が、崩れるとみているようだ。
Posted by 佐々木 良昭 at 11:58 | この記事のURL
NO:5516  4月23日『IS相変わらずシリアで活動』 [2019年04月22日(Mon)]
IS(ISIL)が正式に打倒されたのは、3月23日だった。しかし、IS(ISIL)はその後も活動を、継続しているようだ。4月9日にはSDFが支配してる、元IS(ISIL)の首都ラッカで、爆弾テロ攻撃を仕掛け、13人を殺害している。

 それがIS(ISIL)にとって可能なのは、シリアの各地の部族を抱き込んで、その部族を隠れ蓑に、潜伏しているからだ。これでは、400人に削減されたアメリカ軍では、何の対応も出来まい。そのことはシリア政府も認めている。

 IS(ISIL)はシリア国内のネットワークを活かし、部族の支援を受け、攻撃を仕掛けているが、それで一番苦しんでいるのは、クルドのSDFであろう。そのことは北シリアを支配する、SDFの本部が認めている。クルドは北シリアでは、ある種の自治権を手に入れているが、IS(ISIL)の存在は、
SDFにとってはまさに、頭痛の種であろう。

 IS(ISIL)がやっていることと言えば、処刑、レイプ、エスニック・クレンジングといったことだ。姦通をしたとされる女性は、石打ちの刑に処せられてもいる。ホモセクシャルの男性もしかりだ。

 シリア北部のアルホルにあるキャンプには、12000人が収容されているが、そこには女性が4000人、子供が8000人いるということだ。このキャンプはシリアで、最大の規模だ。なおアルホルの人口は、73000人ということだ。

 問題はこうしたキャンプにいる、子供たちをきちんと世話しないと、将来、新たなテロリストに成長してしまう、危険性がある。そうした懸念から、ヨーロッパ諸国は、IS(ISIL)のメンバーだけではなく、彼らの家族、女性や子供さえも、引き取りたがらないのであろう。

 IS(ISIL)のメンバーの多くは、アメリカの支援でアフガニスタンや、リビアなどに移動したが、未だにシリアには残存しており、活動(戦闘)を継続しているということだ。彼らがシリアの土地にへばりついているのは、シリア以外に生活する場所が、無いからであろう。
Posted by 佐々木 良昭 at 11:45 | この記事のURL
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