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NO・3076 『EUはイランとの取引に間もなく動きだす』 [2014年01月17日(Fri)]

昨年11月以来、イランと欧米との信頼関係に、前進が見え始めていた。そうしたなかでイランが提示した条件は、核濃縮を5パーセントに留めることが、主題だったようだ。
その後のジュネーブ会議での進展から、国連がIAEAに対して、イランが約束したように、核の処理を進めているか否かを、検査させることになり、EU,はIAEAの査察結果を、首を長くして待っている、
そしてついに、EUは来週の月曜日から、本格的な通商をイランと始める、方針のようだ。
今まで、何度かご紹介してきたように、イランは長期にわたる経済制裁が続けられてきたことから、石油ガスなどの地下資源は、そのまま温存されており、あるいは世界一の埋蔵量を持つのではないか、という憶測もなされている。
長期に渡る経済制裁は、イラン国内に何でも必要な状態を生み出している。それはEUを始めとした、輸出国にとって魅力的であろう。今までにイギリス、イタリア、フランス、ドイツなどが、閣僚級の代表団を送っているし、韓国は一日も早い経済関係の、正常化を希求している。
イランは経済制裁の解除が始まれば、相当額の海外凍結資産を、動かすことができるようになり、それだけでも経済活動は、活発化するだろう。
日本の政府や企業も、今のうちから、イランとの経済協力ヌに向けて、走り始めておく、必要がありそうだ。その時、日本側が誰を相手に交渉を始めるべきなのかを、考えておかなければならないだろう。
イラン人の日本人に対する信頼感は、世界でもトップ・クラスであることは、疑う余地もないのだが、やはり、日本側から近づいてくれないのでは、イラン側も握手のしようがなかろう。まずはイランに代表団を送り、イラン側の要人たちと、握手をするべきであろう。
Posted by 佐々木 良昭 at 15:46 | この記事のURL
海外出張のお知らせ [2014年01月16日(Thu)]
1月18日から1月29日まで中東に出張します。
新憲法に対する国民の判断を仰ぐ、国民投票が14日15日に行われた後の、エジプト社会を見てきます。
その後、トルコに入りエルドアン体制が、どうなるのかを調べてきます。
ほぼ私の予想通りだとは思いますが、世の中のことは断定できませんので。
いずれにしろ最高のタイミングで、中東に行けるのはありがたいことです。
Posted by 佐々木 良昭 at 23:55 | この記事のURL
新たなご寄付 [2014年01月16日(Thu)]
今日新たにオカモトアツシ様から、ご寄付をいただきました。
これで寄付金の合計は15万円になりました。
運送費用の3分の1ぐらいになりますので、皆さんでエヘンと威張れると思います。
オカモト様のご寄付も近くトルコ日本文化協会にお送ります。
ありがとうございました
Posted by 佐々木 良昭 at 17:20 | この記事のURL
お礼とご報告 [2014年01月16日(Thu)]
お礼とご報告
以下の方々からいただいたご寄付をまとめ、私の分を加えたら13万円になりました。
今朝そのお金を日本トルコ文化協会のセルカンさんに渡し、領収書を受け取りましたのでご覧ください。
ありがとうございました。今朝のBBCその他のページには、シリア国民の半数が緊急の支援を、必要としているとありました。
ご寄付をお寄せくださった方々
サノエイジロウ様
ミズカワヒサノブ様
シライケイタ様
ムラヤマゲン様
カナイユウジ様
タカヤマダイスケ様
シマヅヒロタカ様
ヤマダモトユキ様
ヤマダタロウ様
カトウケンジ様
キシノジュンコ様
サノエイジロウ様
キシノレイコ様
オザワジュンイチ様
ササキヨシアキ様

Posted by 佐々木 良昭 at 14:42 | この記事のURL
NO・3075『エジプト国民投票賛成がほとんどという結果』 [2014年01月16日(Thu)]

1月の14日15日に渡って、エジプトの新憲法に対する国民の意向を問う、投票が実施された。結果はほぼ予測通りのようだ。カイロのピラミッドに近いギザ地区では、60パーセントの有権者が投票に参加し、そのうちの96パーセントが、賛成に投票している。
ベニ・スエーフでは667票が賛成で、反対票は2票だけだった。ソハーグでは47票が賛成、反対票は3票になっている。ラース・モルシーでは904票が賛成で、反対票は29票となっている。
つまり、ほとんどの地域で60パーセント程度の投票率を示し、95パーセント以上が新憲法に、賛成票を投じているといことだ。
この新憲法に対する投票率は、以前ムスリム同胞団が立候補に立てた、大統領選挙の時の投票率30パーセントを、大幅に上回るものであり、今回の新憲法投票で、どれだけ政府と国民が高い関心を、払っていたかが分かろう。
これで臨時政府は胸を張って、今後の政治プロセスを進めていける、ということだ。その手始めは当初の予定よりも繰り上げられ、実施される予定の大統領選挙であり、それは4月ごろに実施される、見通しになっている。
その場合、現在立候補の最有力候補となっている、シーシ国防大臣が立候補するだろうが、彼が得票する得票率の割合は、今回の新憲法に投じられた賛成に対する投票率と、ほぼ同じになるのではないか。
60パーセント以上の投票率で、その96パーセント程度の票が、シーシ候補に流れれば、もう誰もエジプトの大統領に、シーシ候補が選出されても文句は言えまい。それが国民の意思によるものなのだから。
Posted by 佐々木 良昭 at 14:29 | この記事のURL
新規ご寄付の報告 [2014年01月15日(Wed)]
日本イスラム連盟副理事長の金井さんに、今日も銀行へ行って振り込み確認をしてもらいました。
昨日は私の事務室においでになった、友人の小沢さんに寄付して頂きました。
金井さんに今日の振り込み確認をしてもらったところ、キシノレイコさんからご寄付をいただいていました。
この前にキシノジュンコさんからもご寄付をいただいていますが、姉妹あるいは親子でしょうか、ありがとうございます。
私は今月18日から29日までエジプトとトルコに行ってきますが、ぎりぎりまでご寄付の報告をするつもりです。
Posted by 佐々木 良昭 at 17:50 | この記事のURL
NO・3074『ユダヤ第三神殿建設は吉兆か』 [2014年01月15日(Wed)]

ダビデの子息ソロモンが、最初にユダヤの神殿を現在のエルサレムに建設したのは紀元前の話だ。それが破壊されたのが紀元前586年、今で言うイラクのネブカドネザル大王によってだった。そして再度建設されたのが、紀元後70年の事だと言われている。
その後も何度かそれらしいものが建てられたのだが、最初のものとは比べ物にならなかったのかもしれない。ゼルバベルの神殿やユダヤ人ではないヘロデによって、ゼルバベル神殿が補修されヘロデの神殿と呼ばれている。
つまり、ユダヤ神の神殿はもうだいぶ前の話なのだが、ユダヤ人はこの神殿の再建を願ってきた。現在イスラエルの首相を務めている、ネタニヤフ氏の父親は、強烈なユダヤ主義者であったようだが、彼もユダヤの神殿再建を、強く望んでいた人物の一人だ。
一説によれば、ネタニヤフ首相の父親は、イスラエル建国の重鎮であったが、あまりにも強いユダヤ主義者であったことから仲間に嫌われ、失望してアメリカに移住している。
その彼がアメリカのユダヤ人に声をかけ、ソロモンの第三神殿を建てる石材をそろえている、ということのようだ。したがって、イスラエル政府がソロモンの神殿の再建を決定すれば、アメリカから石材が送られ、神殿はたちまちにして、完成する事になる。
ところが、ソロモンの神殿が建設されるべき場所には、現在ではイスラム教のモスクがあるのだ。しかも、ソロモンの神殿の立てられるべき正確な場所には、イスラム教では重要な、岩のドーム・モスクがあるのだ。
この岩のドーム・モスクが建てられる前に、イスラム教の預言者がその岩の上から、白馬にまたがり天に昇り、アッラーに拝謁したとされている。したがって、このモスクを壊して、その場所にソロモンの神殿を建てるとなれば、パレスチナ人ばかりではなく、世界中のムスリム(イスラム教徒)を敵に回すことになろう。
だが、イスラエルのウリ・アリエル住宅建相は、ソロモンの神殿再建を政府の委員たちと、再検討し始めているということのようだ。しかし、それは本格的なものではないようだ。
そもそも、ソロモンの神殿が建てられた後に、ユダヤ人はその都度、苦難の歴史を記している。今回、もしソロモンの第三神殿建設が、強引に進められるようなことになれば、イスラエル国家は崩壊し、ユダヤの民は再度世界に散らばるのかもしれない。
Posted by 佐々木 良昭 at 17:30 | この記事のURL
NO・3073『イラン議員サウジアラビアのテロ支援が中東に危険』 [2014年01月15日(Wed)]

イランの国会議員がサウジアラビアによる、テロリスト・グループ支援について言及した。同議員はこれを国連に提訴すべきだと述べている。
サウジアアビアによるテロリスト・グループ支援で、いま一番被害を受けているのはロシアであろう。昨年12月31日ロシアのプーチン大統領は、テロリストと全面的に戦うと語っている。それはロシアが開催する、ソチ・オリンピックの安全確保問題があるからだ。
サウジアラビアの王族は公に、テロリスト・グループの一つ、タクフィール組織に対して、支援していると語っている。このタクフィール組織は現在、シリア、イラク、レバノンなどでテロ活動を展開しているのだ。
こうしたサウジアラビアの動きは、サウジアラビア国家にとって、決して得策ではない。国連はサウジアラビア政府に対し、中東地域でテロ活動を展開しているテロ・グループ支援を、止めさせるべきだ。
イランはレバノンのベイルートにある、自国の大使館に対するテロ攻撃を受け、多数の死傷者を出していることから、国連安保理に対し、サウジアラビアのテロリスト・グループに対する支援について、提訴する意向だ。
レバノンのイラン大使館を狙ったテロ事件では、マジェド・アルマジェドと名乗るサウジアラビア国籍の人物が、犯行を行ったアブドッラ―・アッザームグループの背後にいたが、彼は逮捕されたのち死亡している。
国連の播事務総長も、サウジアラビアによるテロリスト・グループ支援問題を重く受け止め、『サウジアラビアのテロリスト・グループ支援報告』を討議する方針だ。
このサウジアラビアのテロリスト・グループに対する支援問題が、国連安保理で討議されるようになれば、当然のこととしてロシアは、多くの情報を提供することになるであろう。
このことはサウジアラビアにとっては、極めて不利な状況を創り出すことから、サウジアラビア王室内では、テロリスト・グループを支援している、バンダル情報長官の処遇が、検討されるのではないか。
どうもテロリスト・グループを支援しているのは、サウジアラビア政府というよりも、バンダル情報長官による単独行動、のような気がしてならない。そのことは、サウジアラビア王室内で、何らかの問題が発生しているからではないか。つまり、王室内に問題があり、バンダル情報長官の独走を、抑えきれなくなっているということだ。
Posted by 佐々木 良昭 at 13:03 | この記事のURL
シリア難民支援記事 [2014年01月15日(Wed)]
日経新聞1月14日
シリア難民へ防寒具提供 「恩返し」と岩手の被災住民
 東日本大震災の緊急支援で集まり、使われなかった防寒具などを内戦が続くシリアの難民に届けようと、岩手県釜石市の仮設住宅で暮らす被災者らが14日、物資の発送作業をした。参加した住民は厳しい寒さに耐える難民を思い「世界から支援してもらった恩返しをしたい」と汗を流した。
 約20人が衣類の入った段ボール箱を種類やサイズ別に分類、800個以上をトラックに積み込み成田空港へ送り出した。この日は同県陸前高田市や宮城県気仙沼市などからも搬出。衣類はシリアとの国境付近にあるトルコの都市キリスで難民に提供される。
 昨年12月まで米国のNPOに所属し、東北の被災地支援に携わった東京都港区の佐藤麻衣子さん(34)が企画した。佐藤さんは「何かしたいと思っている被災地の人たちにきっかけをつくりたかった」と話していた。〔共同〕
被災者、シリア難民へ防寒具提供 「恩返し」と釜石市の住民
 東日本大震災の緊急支援で集まり、使われなかった防寒具などを内戦が続くシリアの難民に届けようと、岩手県釜石市の仮設住宅で暮らす被災者らが14日、物資の発送作業をした。参加した住民は厳しい寒さに耐える難民を思い「世界から支援してもらった恩返しをしたい」と汗を流した。
 約20人が衣類の入った段ボール箱を種類やサイズ別に分類、800個以上をトラックに積み込み、成田空港へ送り出した。この日は同県陸前高田市、宮城県気仙沼市などからも搬出。衣類はシリアとの国境付近にあるトルコの都市キリスで、難民に提供される。
Posted by 佐々木 良昭 at 11:38 | この記事のURL
シリア難民へのご支援報告 [2014年01月14日(Tue)]
シリア難民へのご支援報告

トルコにいるシリア難民へ毛布や衣類を送ろう、という動きが実を結び、1月14日にこのことを最初に言い出した、佐藤麻衣子さんがイスタンブールに発ちました。援助品はトルコ航空で先週の土曜日に運ばれました。
 その後この欄をご覧下さった方々から、新たなご寄付を寄せられたのでご報告します。 
やまだたろう様
かとうけんじ様
きしのじゅんこ様
さのえいじろう様
おざわじゅんいち様
 さの様には二度目のご寄付を頂きました、ありがとうございます。
 これで寄付金は113000円に達し、私がこれに12000円加えると、125000円寄付することが出来るようになるので、何とか体裁が整いそうです。
ありがとうございました。
 なお輸送費はトルコ文化協会が全額支払っているので、なるべくこれからもご寄付いただければ幸甚です。お友達にでもお声かけください。

新たにご寄付をお寄せくださる方へ
NPO日本イスラム連盟
東京三菱UFJ深川支店
1861563
Posted by 佐々木 良昭 at 20:29 | この記事のURL