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中東TODAY5月A14日『イエメン・サウジアラビアに報復激化』 [2021年05月14日(Fri)]
*イエメン軍はサウジアラビアのナジュラーンで報復、ミサイルによる無人機攻撃で、デリケートな標的を攻撃している。*

*
イエメン軍の発表するところによれば、サウジアラビアのリヤド政権の壊滅的な軍事作戦と、貧しい隣国に対する不自由な封鎖への報復として、サウジアラビア南西部の都市ナジュラ−ンの「デリケートな標的」に十数発の弾道ミサイルと、無人機を発射したということだ。*

イエメン軍のスポークスマン、ヤヒヤ・サ―レハ准将は、ミサイル部隊と空軍がバドルとミサイルタイプの7つの弾道ミサイルと、5機のカセフ2k
ドローンを使用して、大規模な共同作戦を行ったと語った。報復攻撃は「アラムコ施設、ナジュラーン空港、ナジュラーンのデリケートな標的」を攻撃した模様だ。

サーレハ准将はまた、この作戦は「侵略のエスカレーションとイエメン国民に対する全面的な包囲に対する、正当な対応の枠組みの中に入る」と指摘した。
イエメンのミサイルと無人機が高精度で、指定された目標を撃ったと、アル・マシーラのテレビネットワークが報じてる。

イエメン軍は、2015年3
月にサウジアラビアが、多くの同盟国と協力して開始した、血まみれの戦争に対して、米国や他の幾つかの西側諸国からの武器と、物資支援を受けて、サウジアラビア国内の標的を定期的に攻撃にしている。

基地は、イエメンと国境を接するアシール南西部のカミス・ムシェイト市の近くに位置している。

サウジアラビアの目的は、サウジの支援を受けた旧政権にイエメンが復帰し、イエメンで本格的な政府が無い中で、国政を運営してきた人気のホウシ・アンサルラ運動を鎮圧することだった。

サウジアラビアはイエメンを死の瀬戸際に追いやり、何万人もの罪のない人々を殺害し、貧しい国家のインフラを破壊した。現在、イエメンの人口の80%(1,240
万人の子どもを含む)が、人道支援を必要としている。

イエメン軍は、長引くサウジアラビアの戦争と、包囲が終わるまで、サウジアラビアの標的に対する報復攻撃を、続けることを誓っている。
Posted by 佐々木 良昭 at 09:26 | この記事のURL
中東TODAY5月14日 『ハマース強気発言』 [2021年05月14日(Fri)]
* パレスチナのガザ政権ハマースは、強気な発言をしている。曰く*
*イスラエルの侵略行為に対する反撃はまだ「主要武器」を使用しておらず、古い防衛装備を廃棄するためだけに使用している、と述べている。*

ハマスの副リーダー、サレハ・アル=
アロウリは、イスラエル占領地域に向かって、グループの軍事翼であるイッザディン・アル・カッサ−ム旅団によって、発射されたロケット弾は古いものだと述べた。

「我々はそれらを廃棄したい(古いロケット)
。カッサ−ムの主要武器はまだ明らかにされていない」とパレスチナ当局者は述べ、双方の最新の戦闘再開でイスラエルの敵を、まだ待っている、というニュアンスで述べた。

占領下の東エルサレム・アル・コドスの、旧市街の不安定なシェイク・ジャラ地区で数十人のパレスチナ人を、自宅から追放するという、イスラエル政府の計画をめぐって、ここ数週間パレスチナ人たちは、激怒している。

これまでに、イスラエルの空襲の結果、女性や子供を含む少なくとも、73人のパレスチナ人が命を落とし、480
人以上が負傷した。イスラエル軍は、パレスチナ人、特にすでに不自由なイスラエルの包囲下にある、ガザに住む人々に対する犯罪をめぐって、世界的に非難されている。

月曜日の夕方以来、ハマ−スはイスラエル軍の推定によると、ガザから約1,500
発のロケット弾を発射した。イスラエルの医療当局者は、パニックに見舞われた占領地で7
人が死亡したと述べ、イスラエル政府の自慢の「アイアン・ドーム」ミサイル・システムが、大規模なロケット火災に直面して、惨めに失敗したことを示唆している。

イスマイル・ハニヤは、占領下のエルサレム・アル・コドスと、封鎖されたガザ地区に対するシオニスト政権の侵略を、直ちに終わらせる必要性を強調した。占領地の各地に対するパレスチナの抵抗派による、激しいロケット攻撃に言及し、「イスラエル政権は我々から何か新しいことを見い出して、襲撃を続けたいなら、我々はより多くの攻撃を行うだろう」と語った。

また、イスマイル・ハニヤは「抵抗は、アル・コドス、ガザ地区、そしてあらゆる場所で、イスラエル政権が犯した犯罪に対応する」と付け加えた。そして、アメリカについては
アメリカ政府に、パレスチナ問題における、中立性を証明するよう促している。と述べている。
Posted by 佐々木 良昭 at 08:53 | この記事のURL
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