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bU094 10月1日 『トルコでISが13人逮捕されるのだが』 [2020年10月01日(Thu)]
トルコのイスタンブールで、IS(ISIL)の戦闘員13人が、逮捕
されるというニュースが伝わってきた。この前にも、IS(ISIL)の戦闘員がトルコ国内で、逮捕されている。しかし、そのときは皆、逮捕後に釈放されているのだ。

一体、トルコ政府はIS(ISIL)を、どう考えているのであろうか、。常識的に考えれば、最も危険なIS(ISIL)の戦闘員を逮捕したら、拘束し、刑務所に収監し、次いで裁判にかけるのが、普通であろう。

これではこそ泥か痴漢行為で、逮捕されたようなものだ。逮捕された者は反省し、謝罪すれば釈放してもらえる、という話は聞いたことが無い。IS(ISIL)は危険だということで、アメリカはシリアやイラクに大軍を送り、対応してきていたのだ。しかも、今でもIS(ISIL)の活動は継続しており、危険度は下がっていないのだ。

トルコ政府はIS(ISIL)から、デジタル・データ、書類などを押収したと言っている。トルコは2013
年以来IS(ISIL)を最も危険視し、捜査していると言い張っているのだが、これではトルコにとって、IS(ISIL)はトルコにとって友人組織、と言うことになるではないか。

トルコではこれまで、IS(ISIL)による特攻テロ攻撃が10回起こり、7
回の爆弾テロが起こっているのだ。その事はトルコ国民も記憶してるだろう、と思うのだが何も起こらないということは、何なのかと言う疑問が沸いてくる。

トルコ政府は国内外で、厳しい対テロ作戦を、展開し続けることになっているが、IS(ISIL)はテロではないと言うのか。まあ、トルコはIS(ISIL)の盗掘した、シリアの石油を売って、大儲けしてもいるのだから、裏では友人関係なのであろうか。

しかも、この盗掘石油の販売に、直接携わっていたのは、エルドアン大統領の長男ビラールだったのだから、トルコ政府とIS(ISIL)との関係は、最高レベルの秘密なのであろうか。

こうなるとトルコは国際的に、信用出来無い政府、ということになるのではないか。昨今、リビア対応ギリシャ対応などで、トルコに対する厳しい視線が、欧米から向けられている。そのなかでの、このIS(ISIL)に対する甘い対応は、新たな緊張を生み出すのではないのか。
Posted by 佐々木 良昭 at 09:34 | この記事のURL
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