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bU035A 8月4日『ISの戦いはジャララバードヘ移動』 [2020年08月04日(Tue)]
シリアやイラクでの居場所を失った、多くのIS(ISIL)
戦闘員たちは、リビアに移動したが、それに加えて、アフガニスタンにも移動している。ここには石油は無いが、多くの地下資源が埋蔵している、と言われているし、中央アジアのガス・石油のインド洋への運び出しのルートにもなっている。

かつて、アメリカがタリバンを創り、ムジャーヒデーンを創ったのは、そのためであり、アメリカはそのために、ムジャーヒデーンやタリバンを、一時期は賞賛していたのだ。しかし、その後利用出来ないと分かると、現在のようにこれらの組織を、敵視しているのだ。

しかし、アメリカのアフガニスタン対応は、それほど幼稚なものではない。アメリカは今でもしかるべき関係を、タリバンと持っており、交渉を継続しているのだ。この中央アジア諸国からガス・石油を搬出する、パイプ・ライン建設計画を持っていたのは、アメリカのユノカル社だった。

最近になって、IS(ISIL)がアフガニスタンでの作戦を、活発化している。つい最近では、アフガニスタンのナンガハル州のジャララバードで、IS(ISIL)が仕掛けた攻撃により、アフガニスタン政府軍側の軍人など、数十名が死亡し、それ以上の負傷者を出しているということだ。

ナンガハル州のスポークスマンである、アターアッラー・コギャンの語ったところによれば、このIS(ISIL)による攻撃で21人が死亡し、43人が負傷したといいうことだ。IS(ISIL)側はジャララバードの刑務所を襲撃し、受刑者を逃がしている。彼らの多くはIS(ISIL)に加盟するかもしれない。

IS(ISIL)による攻撃は、刑務所近くの爆弾攻撃で始まり、刑務所のゲートを吹き飛ばした。この結果、受刑者の数百名が、そこから逃亡することとなったが、その逃亡者数は1500人だということだ。だが、その後受刑者の多くが、刑務所に戻っているということだ。それは現在、タリバン側とアメリカ軍が、捕虜の釈放を交渉中だからであろう。

IS(ISIL)側にも死者が出ているが、その代表格は司令官の、オラクザイであろう。今回のIS(ISIL)にテロ攻撃の目的が何なのかは分からない、タリバン側にもアメリカ軍側にも、IS(ISIL)側にもそれぞれに、目的があるのであろう。
Posted by 佐々木 良昭 at 11:12 | この記事のURL
bU035 8月4日『トルコが米のクルド石油で支援を非難』 [2020年08月04日(Tue)]
トルコ政府はアメリカがクルド・ミリシア(YPG/PKK)
に対して、シリア北部での石油生産を許可する合意を、交わしことを非難している。これはトルコに言わせれば国際法違反ということになる。

トルコは地域の不安定化と、シリアの権利を侵すものであり、シリアの国家統一に反するものだということだ。同時にこの合意は、テロリストに対して資金を供給することになる。従って、トルコとしては決してこの合意を、見逃すわけには行かない、とトルコ外務省は非難している。

このシリア北部での石油盗掘はアメリカのデルタ・クレッセント社が進めているものであり、同社がクルド・ミリシア側の石油掘り出しのために、コンタクトを取っている。同時に、デルタ・クレッセント社はシリア北部からのクルド・ミリシアの、石油の輸出にも協力をしているということのようだ。

アメリカ政府はクルド・ミリシアと、シリアで協力しているが、それはトルコにとっては、極めて危険な動きだ。いまではIS(ISIL)に代わり、アメリカのシリア攻撃はクルド・ミリシアに、依存しているということであろう。

アメリカはシリアの石油を盗掘し、それをクルド・ミリシアに与えて傭兵とし、シリアの体制を攻撃しているという方式だ。なにやら、昔から欧米が取ってきた戦略、という気がするが、多分にそのアイデアは、イギリスによってアメリカに、もたらされたものではないのか。

いずれにしろ、このタイミングでトルコが、アメリカのクルド・ミリシアとの強い関係を、暴露したということは、今後のアメリカとトルコとの関係に、大きく影響してこよう。新たな展開がアメリカ・トルコとの間では起こる、ということの前兆であろう。
Posted by 佐々木 良昭 at 08:24 | この記事のURL
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