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5891 4月1日 『トルコ・リラ下げる6・575』 [2020年03月31日(Tue)]
トルコの通貨リラがドルに対して下げているようだ。遂に6・575にまで下がったのだ。一年ほど前は確か4・8
ぐらいだったような気がする。トルコのリラが下がるのは、当然であろう。

第一に、世界の景気が後退していること、コロナの蔓延で往来が減り、観光立国のトルコは、直接的なダメージを受けている。加えて、シリアでの戦争とリビアでの戦争に、首を突っ込んだのだから、その費用は馬鹿になるまい。

リビアへの派兵はセラジ首相の、依頼によるものだったろうが、そのリビアの西側政府、セラジ首相の政府は国連の承認ということだが、実際にはリビアをほとんど、支配していないのだ。

リビアの石油は同国の南東部に、ほとんどがあるのだが、そこは東側政府のハフタル将軍が支配しているし、石油積出港も彼の支配下にある。これでは西側政府には、金が入って来ないだろう。

そうなると、トルコが派兵している、シリアのミリシア部隊が、給料をもらえなくて、当然であろう。金の出元であるはずの西側政府が、金欠状態にあるのだから。トルコには兵費用が、支払われるはずもあるまい。

観光にしても然りで、これまではコロナは発生していない、と嘘の報告をしてヨーロッパなどから、観光客を呼び込んでいたが、ここまで来るとそうも行かず、実数が出て来るようになった。エルドアン大統領は
2ヶ月で、コロナを撲滅すると言っているが、そう簡単ではあるまい、

トルコのコロナ罹病者数は9217人前後だが、死者も1
31人を超えている。これでは観光客が来なくなるのは、当然であろう。そのトルコ経済に与える影響は、甚大であろうと思われる。多くの人が、直接間接関わっているのが、観光事業なのだ。ホテル、レストラン、カフェも、タクシーも上がったりであろう。

そして、シリアへの派兵、シリアで抱えているミリシア部隊への給与支払い、シリア難民に対する支援と、金の出ることは沢山ある。そしてリビア派兵となると、もうそれだけでトルコの財政がパンクしないのが、不思議なくらいだ。

最近ではアメリカとの関係も、ロシアとの関係もよくない、どちらかというと、敵対関係にあるのだから、ますますトルコに対する評価は下がろう。加えて、エルドアン大統領の自慢のメガ・プロジェクトで、大金が出て行くのだ。

トルコの国民はとんでもない夢想男を、大統領にしてしまったのであろうか。
Posted by 佐々木 良昭 at 10:14 | この記事のURL
5890 4月1日『リビア派兵のシリア・ミリシア不満爆発近い』 [2020年03月31日(Tue)]
トルコがシリアで集めたミリシア部隊が多数リビアに送られているが、これはエルドアン大統領とリビアの西側政府セラジ首相との合意によるものであろう。そのシリアのミリシアがいま大きな不満を抱えている。

当初,ミリシアに対してトルコ政府は確か2〜3000ドルの月給を約束していたはずなのだが、現実は全く異なり一ヶ月1000ドルだけ、しかも最初の一か月分しか払われていないということだ。

こうした不満から既にリビアを離れる準備をしている、シリアのミリシアも多いようで、彼らはアルシャアム組織を通じて、帰国するつもりのようだ。シリアのミリシアのトリポリでの 戦闘ぶりは実に惨めであり多くは死傷したとも伝えられている。

こうした情況の中で、シリアのミリシアは、タバコを買うにも事欠き、シリアに帰国したい、と多くが考えている、ということのようだ。以前、リビアに渡りそこからヨーロッパに、逃げ出すミリシアがいる、という話が漏れてきたが、彼らは賢かったのであろうか。

結局、今でもリビアに残っているシリアのミリシアは、ハフタル軍側の攻勢の前に、家に閉じこもり、じっと耐えているようだ。これでは何のためにリビアに来たのか、分からなくなるのではないか。多分、早晩リビアのセラジ首相から、エルドアン大統領に対して、苦情が伝えられることになるのではないか。
Posted by 佐々木 良昭 at 09:41 | この記事のURL
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