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5881 3月23日『二つの戦争と戦う国々トルコイランシリア』 [2020年03月22日(Sun)]
いま世界には二つの戦争を、同時に進行している国が、幾つかある。その国の国民は言うまでも無く、まさに塗炭の苦しみのなかに、アルカ地獄の穴に落ちる、一歩手前にあるのではないか。

その二つの戦争とは、一つがまさに戦争であり、もう一つはコロナとの戦争だ。いまこの二つの戦争に、立ち向かっている国はトルコであり、イランであり、シリアであろう。もちろんこれ以外にも、リビアやサウジアラビアも候補に、上げることができるが、国民には実感が無かろう。

あるいは、コロナとの戦争の方が、犠牲者は多いのではないか。イランは毎日数十人が死亡し、トルコでもだんだん罹病者の数が増え、今後死者が増えていくことであろう。トルコと同じように、シリアも実数を伏せているが、相当な犠牲者が出ているものと、思われる。

トルコもシリアも犠牲者を多数生んでいる、イランと交流が盛んな国だ。トルコは外交やビジネスの関係で、イランとの行き来が激しいし、シリアは革命防衛隊が、支援に駆けつけているためだ。

トルコの場合はこれに加え、ヨーロッパからの観光客が、多数押しかけてもいた。いまではヨーロッパはコロナの死者、罹病者数が、ダントツに多いのだから、トルコがその影響を、受けないわけは無かろう。

トルコはその現実に気がつき、あわてて47
カ国からの、飛行機乗り入れを止め、自国からも行かないことを決めた。これまではトルコの、最大産業である観光を、犠牲にしたくなかったのであろう。

シリアの場合はロシア軍と並び、イランの革命防衛隊は、シリアのアサド体制を守る上で、欠くことのできない支援勢力に、なっている。このため、簡単にはイランの革命防衛隊に撤収してくれ、来ないでくれとは、言え無いだろう。その事は、今後もシリアではコロナの危険が、高まっていくということだ。

述べるまでも無くトルコもシリアも、戦争による経済的ダメージは大きかろう。そうでなくとも足りない就職の機会は、コロナが追い討ちをかけている。トルコでは
24.5パーセントの若者が、失業状態にあるということだ。

これからは春が盛りになっていき、何処の国の人達も、心がうきうきしてくるであろう。その事は外出をしたがり、友達と集まりたくなろう、だが、そのいずれもがコロナには、拡大するチャンスを与えることになるのだ。

日本では桜が満開でも、花見に出かける人達の数は、例年に比べ大分少ないようだ。それは日本人が我慢の民族だから、出来ることなのかもしれない。中東の人達の我慢は、それほど強くはなかろう。
Posted by 佐々木 良昭 at 10:07 | この記事のURL
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