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5877 3月19日『トルコがシリア・ミリシアに給与未払い』 [2020年03月18日(Wed)]
トルコがシリアのスンニー派が構成する、FSA
の戦闘員を各所で活用していることは、よく知られている。その典型はリビアへの派兵であろうか。しかし、リビアに派兵された者のなかには、リビアでの戦闘に加わるのではなく、ヨーロッパ行きを始めから、目的としていた連中もいる。

シリアの国内で戦闘を継続する、FSAメンバーも当然いるのだが、これまでFSA
の戦闘員はトルコ軍の補助役として、立派にその役割を、果たしてきていた。この、シリアのFSA
の戦闘員に対しては、トルコ政府は武器を供与し、給料も支払ってきていたのだ。

ところが給料の支払いで、問題が起き始めたようだ。遅配なのか未払なのか分からないが、FSA
の戦闘員たちはトルコ政府が、給料を支払ってくれていない、と騒ぎ始めたのだ。

3月の5日にはトルコが支配する、カフィフィ地域でFSAのメンバーが騒ぎ始め、他のグループと給料の支払いを巡り、戦闘というか銃撃にまで、至ったようだ。

これを阻止すべく、トルコ軍が割って入ったが、根本の問題である、給与の支払い問題が、解決していないのであろうから、今後もトラブルは続く、ということであろう。

数日前にトルコの支援する、シリアのミリシアがM-4
高速道路を封鎖したのは、ロシア軍の補給を阻止するためであり、それはトルコ軍の裏からの指示であったろうといった内容の、ブログを書いたが、これは完全に勘違いだったということだ。

抗議行動をしている、FSA
の戦闘員たちは、高速道路でタイヤを燃やしたりしている、ということだ。これは当分続くものと思われる。しかし、トルコ政府も形無しではないか。

トルコの経済状態が悪い、という報告は、何度も書いてきたが、最近はその程度が、相当きついということであろう。もし、給与の支払いがまだ遅れるのであれば、トルコは
FSAの戦闘員をシリアでも、リビアでも使えなくなる、ということだ。

金の切れ目が縁の切れ目、とはよく言ったものだ。どうせ給料は、高額ではなかろうから、シリアの戦闘員たちは、給料が支払われなければ、たちまちにして生活苦に陥ろう。彼らには家族がいるのだから。
Posted by 佐々木 良昭 at 11:27 | この記事のURL
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