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NO:5412 3月6日『サウジ王家内部対立』 [2019年03月06日(Wed)]
 サウジアラビアに関する情報は、極めて限られており、権力内部の情報はほとんど伝わってこない。外部に漏れてくる情報は、みな完全にフイルターにかけられて、問題ないとするものだけに、限られている。
そうした状況にあるにもかかわらず、今回はとんでもない情報が漏れ出している。この情報を伝えたのは、イギリスのガーデアン紙だ。まさに大英帝国の面目躍如、ということであろうか。
そもそもの、サルマン国王とムハンマド・ビン・サルマン皇太子の、関係悪化と対立は、カシオギ殺しに始まっている。トルコのイスタンブールにある、サウジアラビア領事館で、カシオギは殺害されることとなった。
サルマン国王はムハンマド・ビン・サルマン皇太子の、イエメン戦争を始め、アルジェリア、スーダン対応に腹を立てていた。ムハンマド・ビン・サルマン皇太子の強硬な、国内権力者たちへの厳しい対応も、意見の一致を見なかった。
サルマン国王とムハンマド・ビン・サルマン皇太子に、対立が明らかになるなかで、サルマン国王の側近たちは国王の身が、危険にさらされている、と言い始めた。国王の権威が危ぶまれるということだ。
こうしたなかで、サルマン国王のハーリド・ビン・サルマン王子への信頼が、増して行っている。ムハンマド・ビン・サルマン皇太子はサルマン国王の信頼する、30人の要人を左遷してもいる。
ハーリド・ビン・サルマン王子は、駐米大使を務めていたが、カシオギとは深い関係にあった、と言われている。カシオギが殺害されたことは、ハーリド・ビン・サルマン王子には許せない、蛮行であったろう。以来、トルコ政府はカシオギ殺害で、サウジアラビア政府を強く、非難し続けている。
Posted by 佐々木 良昭 at 11:14 | この記事のURL
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