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NO:5216   8月27B日  『ISがリビアでテロ死者7人』 [2018年08月26日(Sun)]
 リビアの東トリポリのチェック・ポイントを、IS(ISIL)が攻撃し、7人の交通警察が死亡し、10人が負傷した。テロが起こった場所は、ズリテンからホムスに抜ける道路であり、ここはミスラタに通じる要衝となっている。

 ミスラタのミリシア・グループは強力であり、かつてカダフィ大佐を殺害したのは、このミリシアの若者であったし、その後数ヶ月の間、カダフィ大佐の遺体はミスラタに、展示されていた。

  IS(ISIL)はリビア革命後に、何度かの攻撃を仕掛けた、と犯行声明を出してきている。IS(ISIL)は昨年はミスラタの裁判所を、襲撃している。

  IS(ISIL)は当初リビアのシルテに陣取り、そこをシリアのラッカに代わるIS(ISIL)の首都とする、と言っていたが、リビア軍によって攻撃され、シルテを捨てて、南部の砂漠地帯に逃れた。

 トリポリ政府の語るところによれば、IS(ISIL)の細胞はリビア各地に散らばっており、彼らは携帯電話で連絡を取り合っている、といことのようだ。

 リビアはIS(ISIL)にとって、アフガニスタンと並ぶイラク・シリアからの敗走後の、移動拠点となってきていた。今後もIS(ISIL)によるリビアでのテロは、継続されるものと思われる。
Posted by 佐々木 良昭 at 10:48 | この記事のURL
NO:5215   8月27A日 『トルコリラの推移』 [2018年08月26日(Sun)]
対ドル推移ブルンバーグ資料

Jan-2018 1.18%

Feb-2018 -1.15%

Mar-2018 -3.84%

Apr-2018 -2.75%

May-2018 -10.11%

Jun-2018 -1.49%

Jul-2018 -6.57%

01.01.2018 -31.07.2018 -23.51%

01.08.2018-17.08.2018 -16.82%

クロスボーダーチェンジ・ブルンバーグ資料

2018 Q1-31.07.2018 Position at 2018 Q1 Position at 31.07.2018

United States -22’394 45’191 22’798

Eurozone -1’521 9’756 8’234

United Kingdom -1’358 5’595 4’237

Switzerland -632 2’642 2’010

Norway -440 1’403 963

Canada -211 2’039 1’828

Japan -144 1’037 893

Australia -121 306 184

Other -539 4’711 4’172

World -27’360 72’680 45’320
Posted by 佐々木 良昭 at 09:49 | この記事のURL
NO5214 8月27日 『イードで交通事故死者多数は例年のこと』 [2018年08月26日(Sun)]
トルコに行ってハイウエーを車で走ってみると、スピードの早さに気がつく、私が乗せてもらっている車でも、通常130〜から160キロで走るのだ。ハイスピードで走るのは目的地に早く 着くから歓迎なのだが、もし事故になれば確実に死ぬと言うことでもある。

 私のドライバーは元長距離バスの運転手で、ベテランであり『先生飛ばしてもいいか?』と聞いてくるから構わないと答えると、スピードはたちまち160キロ台に上がり、場合によっては200キロまで出すのだ。

 ところがこうした傾向は、私のドライバーばかりではなく、普通の運転者も同じようなことをやるわけであり、彼らはちょっとしたミスから、大事故を起こしてしまう。結果は、高級車がぺしゃんこになり、乗っていた人達もぺしゃんこになって、死亡するのだ。

 トルコ人が高速で走りたがるのにはわけがある。トルコのイスタンブールを始めとする大都会では、交通渋滞が通常化しており、道がすいていれば30分で行けるところが、2時間以上かかる場合もあるのだ。その都会の交通渋滞から解放されるのが、高速道路ということになり、そこに辿り着くと飛ばしたくなる。その心理は分からないでもないが、危険もいっぱいなのだ。

 今年のイードルアドハ(犠牲祭)には休みのなかで、多数の交通事故死傷者が出ている。現在の段階で、137の事故が起こり、105人が死亡し、424人が負傷したということだ。彼らはリゾートに向かっていたか、実家に帰る途中だったのだのだ。

 イード(祭日)の二日目の段階で、20の県で早くも29の事故が発生し、27人が死亡し、119人が負傷している。交通警察はドローンとヘリを飛ばして、交通状況を監視するのだが、全く役に立っていないようだ。

 イードルアドハは犠牲祭という意味なのだが、これではまさに犠牲祭ではないか。交通のモラルを国民がもっと学ばなければ、犠牲はもっと増えるということであろう。
Posted by 佐々木 良昭 at 09:28 | この記事のURL
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