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bU219A 2月19日 『リビア首相カイロを訪問』 [2021年02月19日(Fri)]
リビアの暫定政府首相のアブドルハミード・ドベバが、エジプトの首都カイロを訪問し、シーシ大統領と会談を行なっている、この席ではエジプト・リビア双方が、今後も協力していくことが、語られた。なかでもリビア側からは安全保障、安全の回復、改革と開発に関して、エジプト側との間で協力のパートナー・シップを、結びたいと語っている。なおこの席にはエジプト側からは、
ムスタファ・マドブーリー首相とエジプト情報局のアッバス・カメル長官も出席している。

ドベイバ首相はこれまでの、エジプトの協力に感謝し、エジプトの努力がリビアの国民間に、協力の機運を生んだとも語った。
エジプト大統領報道官バッサム・ラディによると、シーシ大統領とドベイバ首相は、リビア政府に専門知識を移転し、経済協力に加えて、エジプトが支援を提供するリビアの地域、特にサービスと安全保障部門に関する協議を、継続するために訪問を交換することに、合意したと語っている。

エジプトのシュクリー外相は水曜日に、7
年間閉鎖されていたエジプト大使館や、領事館の再開について言及し、エジプトから外務省と治安機関の代表者を送りこんだ。この訪問団はトリポリとベンガジに送られている。

このニュースは明らかに、エジプイトがトルコに代わって、リビア問題の主要な支援者、調停者になったことを示している。その事はトルコ国内でも知られており、野党側からはエルドアン大統領の対リビア対応の、失敗への批判が出始めている。
Posted by 佐々木 良昭 at 10:53 | この記事のURL