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bU125 10月31日『ロシアがアゼルバイジャン寄りの見解』 [2020年10月31日(Sat)]
ロシア政府はカラバフ紛争で、アゼルバイジャンに理解を、示しているようだ。もともと、ナゴルノカラバフ問題はアルメニアが、アゼルバイジャンの領土を、占領していたのだから、当然といえば当然のことなのだが。

しかし、長い間アルメニアノ領土に、併合されていたために、ナゴルノカラバフの人口の大半は、アルメニア人になっており、それを追放することは、簡単ではあるまい。ロシアが考えている解決策は、その辺を考慮しているのではないか。


プーチン大統領はナゴルノカラバフは、占領された地域であり、所有者に返還されるべきだ、と語っている。述べるまでも無く、所有者とはアゼルバイジャンのことだ。

今回のアゼルバイジャンとアルメニアとの、紛争の結果、アゼルバイジャンが大分領土を奪還したようであり、その領土は平坦地、つまり人が居住するに相応しい、場所のようだ。

ロシアは5+
2の地域を返還すべきと語っている。それは既にアゼルバイジャン軍によって、包囲されている地域だ。だが、アルメニア側にとっては、重要な地域であり、地域住民の安全確保は、大事なことだ。

プーチン大統領はアゼルバイジャンと、アルメニジア双方には、それなりに言い分がある、とも言っており、その事を無視は出来無いということであろう。ナゴルノカラバフは1992年の紛争で3万人の死者を、出している地域だ。

最初に合意が生まれたのは、2007年のマドリッド合意だが、安全コリドーをアルメニアに、連結する合意だった。しかし、アゼルバイジャン側は合意が守られていない、とクレームを付けていた。

こうした状況下で、トルコがナゴルノカラバフ問題に関与し、レッド・ラインを設定した。しかし、そのレッド・ラインとは具体的に、どういうものかは明かしていない。ただ、トルコはアルメニアが撤退すべきだとは語っている。

ロシアはトルコとヨーロッパ諸国が関与して、問題の解決案を生み出すべきだ、と語っている。その場合、大分、アルメニアに有利な解決策が、出てくるのではあるまいか。なぜならばヨーロッパ諸国は、キリスト教国のアルメニアを、支援すると思うからだ。

ヨーロッパは既成事実の、ナゴルノカラバフ住民のほとんどが、アルメニア人である事を前面に出し、人道的解決策と主張するであろう。

そうなるとトルコは不満であり、ヨーロッパ・ロシア・トルコの協議には、賛成出来無いだろう。述べるまでも無く、ロシアもアルメニアと同じキリスト教正教の国だ。そうなるとナゴルノカラバフ問題は今後も続くか、ロシアとヨーロッパの圧力で、トルコが折れるかだ。その可能性は否定出来無い。

リビア問題でもトルコは最終的には、蚊帳の外に放り出されている。
Posted by 佐々木 良昭 at 09:24 | この記事のURL