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bU081 9月18日『次のPAトップはダハラーンか米の目算』 [2020年09月18日(Fri)]
もう20
年近くも過ぎたのであろうか。当時ガザ地区の責任者だったムハンマド・ダハラーンは大きな力を持っていた。彼はヘブライ語と英語を、流暢に話すことが出来、イスラエル政府高官にも、多数の友人がいた。

そのようなことから、彼はパレスチナ自治政府のなかで、大きな力を持つに至っていた。潤沢な資金はパレスチナ自治政府と、多分、アメリカから受け取っていたのであろう。そういたことから、彼がガザでは結構な支持者を、抱えていたのだ。彼の抱えるミリシアも相当数に上っており、未だに健在だ。

しかし、その度が過ぎたためであろうか、彼は汚職などの罪で、その地位を追放され、逮捕される危険性に直面することとなった。このため彼はアアブ湾岸のアラブ首長国連邦に亡命して、未だに外国で暮らしている。

ここに来て、アメリカ政府は再度このムハンマド・ダハラーンを、担ぎ出す考えのようだ。彼ならイスラエルともうまくやり、アメリカの考える中東和平推進に、好都合と思ったのであろう。そして、アラブ首長国連邦やバハレーンと、イスラエルの関係改善の中で、アメリカは時期が到来した、と判断したのであろう。

実際に、アラブ首長国連邦やバハレーンの、イウラエルとの関係正常化は大きな反発を、アラブ世界に生み出さないばかりか、これに続く国が5
カ国あるといわれている。パレスチナ自治政府のマハムード・アッバース議長も、過激な発言はしているが、何の効果的な手立ても無い。

こうした情況に、エジプトとトルコの不仲も影響を与えている。ムハンマド・ダハラーンは早い時期から、エルドアン大統領を非難していたからだ。トルコが不安定化するなかで、ムハンマド・ダハラ−ンはエルドアン非難を、強めていたのだ。

どうやら時期は熟し、役者は揃ったということであろうか。マハムード・アッバースを失脚させ、ムハンマド・ダハラーンを担ぎ出し、イスラエルとパレスチナの関係修復に動き、これでトランプ大統領の新中東和平構想は進む、ということであろう。
Posted by 佐々木 良昭 at 08:58 | この記事のURL