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bU026 7月26日『コロナのニュースで世界中がニュース不足か怠慢か』  [2020年07月26日(Sun)]
世界のネットを開くとうんざりするのは、コロナのニュースが大半を占めている、ということだ。確かに現在は世界中が、コロナで大混乱していようが、その裏ではいろんなことが起こっているのも事実だ。

例えば、イランの旅客機がアメリカ軍の、戦闘機に異常接近され、乗客が負傷するという事件が、起こっている。アメリカはこの事件を通常の出来事とし、イラン側に謝罪する意志など全く無い。イランが発表した写真を見ると、機内の非常装置が働いて、酸素マスクが天井から、下がってきている。

イランの旅客機は以前、ペルシャ湾上空でアメリカ軍機によって撃墜され、270人以上の犠牲者が出ているだけに、イラン側とすればこれは単なる、脅しではあるまい。すこぶる現実味を持った、脅しということになろう。

当然、国連も世界の国々の航空機の、安全航行を確保すべきだと、ソフトではあるが、アメリカの今回の蛮行を、非難している。世界の国々はこの事件を通して、アメリカを非難したいのだが、アメリカ怖さからなかなかそうは、出来ないでいるのではないのか。



トルコが決定した、アヤ・ソフィア教会のモスクへの変更も、大きな問題になっている。イスタンブールにあるアヤ・ソフィア教会は、キリスト教の教会なのだが、イスタンブールがオスマン帝国によって、支配されて以来、トルコの支配するところとなってきていた。

内部はこれと言って芸術的な建物でもなく、私には何の感動も呼び起こしてくれなかったのだが、キリスト教徒にしてみればそうでもあるまい。キリスト教会がイスラム教徒によって、支配されたままになってきており、それが挙句の果てには、イスラム教徒のモスクに変えられてしまったという無念さは、相当なものであろう。

他方、イスラム教徒側にして見れば、これはイスラム教徒側のキリスト教徒に対する明確な勝利の印であり、喜びということになろう。エルドアン大統領はいろいろ言い訳をしているが、キリスト教徒側には通じない論理であろう。

最近、エルドアン大統領は地中海海底の資源開発でも、ギリシャと対立しており、それが戦争にまで発展するのではないか、という懸念が生まれていることも事実だ。もちろん、全てのヨーロッパ諸国がギリシャの立場を支持しており、戦争になればアメリカもギリシャ支持に回ろう。

エルドアン大統領はシリア、リビア、北イラクで戦闘を展開しているが、ここに来てギリシャとも、緊張関係に入ったということは、彼の延命策なのかもしれない。それは国民にはたまったものではあるまい。
Posted by 佐々木 良昭 at 08:45 | この記事のURL