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5887 3月29日 『コロナが国内和解生みだししている』 [2020年03月28日(Sat)]
5887 3月29日 『コロナが国内和解生みだししている』

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度の選挙をしても、完全勝利の政党を生み出さなかった、イスラエル政局は混沌の極みだった。ネタニヤフ首相の率いるリクード党と、ガンツ氏の率いるブルー・アンド・ホワイト党が、拮抗していたからだ。

このため、イスラエルでは重要案件に対する、ネタニヤフ政府の立場が、打ち出せないで来ていた。これが経済の低迷を、生み出す程度ならよかったのだが、コロナの蔓延で情況は一変した。

政府は強力な対応策を、必要としたからだ。ここに来てガンツ氏が、ネタニヤフ首相との和解をし、連立内閣を組むことに、合意したのだ。それを拒否し続ければ、イスラエルは歴史上無かった、
4度の選挙を実行しなければならなくなるし、その事はコロナの蔓延の火に、油を注ぐようなことになろう。

もちろん、それはイスラエル国民のガンツ氏の政党、ブルー・アンド・ホワイトに対する、支持を減らすことにも繋がろう。これまではガンツ氏らは、ネタニヤ首相がコロナを口実に、強硬に内閣を継続する気だ、ネタニヤフ首相はその地位から、降りたくないのだ、ネタニヤフ首相は彼のスキャンダルを、これでごまかす気だ、と非難し続けてきていた。

イスラエルの国内政局だけではない、対立しているパレスチナとの関係でも、今後歩み寄りが、出てくるのではないか、と思われる。ガザもヨルダン川西岸でも、コロナが発生し始めている。医療設備も薬も無い両地域で、コロナが流行し始めれば、一気に患者が増え、大問題となろう。

そればかりか、その結果はガザやヨルダン川西岸地区から、イスラエルにコロナが拡大してくる、ということだ。コロナはパレスチナ側にしてみれば、イスラエルを攻撃する有効な、武器になりつつある、ということだ。

イスラエルはいまパレスチナに対する、コロナ対応で協力をせざるを得なく、なってきたということであろう。そしてその先には、イスラエルとパレスチナの和解が、生まれるかもしれない

トルコでも同様に与野党が、接近しつつあるようだ。野党第一党のCHPの党首チャウシオール氏が、与党AKP
との連帯を、主張し始めている。これもコロナが原因なのだ。彼はトルコ国民が一体となって、この難局に対応すべきだ、と言い出している。
Posted by 佐々木 良昭 at 10:35 | この記事のURL