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5875 3月17日『落ち続けるトルコ・リラ』 [2020年03月16日(Mon)]
トルコ・リラの下げが止まらない状態に、なっているようだ。そのため、トルコ中央銀行は市場に、46・1
億ドルを投入することにした。なんとかリラの価値を、持ちこたえよう・・という意向のようだ。

トルコの金利は、11・34
パーセントとなっていたが、政府の介入で10.75パーセント、ということになった。こうしたなかで、トルコ・リラは6・45リラから6・51リラに下がっている。

3月13日の段階では、トルコ・リラのレートは、6・31リラだった。それが年度末には、6・51〜6・66リラになるのではないか、と予想されている。

トルコ・リラの対ドル・レートは、およそ10・75パーセント下がっている、ということだ。それが今年末には、多分5パーセント下がるだろう、とみられている。

こうしたトルコ・リラの値下がりは、世界的な不景気に加え、コロナ・ウイルス問題があろう。そしてコロナ・ウイルスは、トルコの主要産業である観光に、大きなマイナス要因となっているのだ。

これでは当分トル、トルコの経済が改善することは望めまい。しかも、トルコは何の利益も生まない、シリアとリビアへの軍事介入を、しているのだ。シリアではロシアの支援を受ける、シリア軍との間でどうも不利な展開が、続いている。

このため、トルコはNATO
の一員であるということで、ヨーロッパ諸国に軍事支援を要請したが、ヨーロッパ側はトルコの要請を、ほとんど無視している。それでトルコはシリアの難民を多数受け入れ、ヨーロッパとの国境を解放して、ヨーロッパに多数の難民を、追い出す作戦に出ている。

それはヨーロッパ諸国には、頭の痛い問題であろう。トルコはヨーロッパへの難民の流入を、抑えて欲しければ、金を出せということのようだ。

アメリカに対しても、軍事支援を要請しているが、これもいい返事は返ってきていない。トランプ大統領にしてみれば、トルコからも巻き上げたい、ということであろうか。代金を支払う前提の、パトリオット・ミサイルの取引についても、アメリカはトルコに売る意思を、示していないのだ。
Posted by 佐々木 良昭 at 11:35 | この記事のURL