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NO3355『イランがイラク北東部のIS空爆』 [2014年12月04日(Thu)]
イラン空軍のF-4ファントム戦闘機が、イラク北東部にあるIS(ISIL)
の基地を、空爆したというニュースが報じられた。もちろん、イラン政府はこれを否定しているが、ほとんど確実な情報だ、というのが一般的な評価だ。

イランがIS(ISIL)
攻撃を否定するのは、シリアとの関係からであろうか。あるいはアメリカ寄りと思われることを、恐れてであろうか。また考えられることは、トルコとの関係だ。また、今回のイラン軍による空爆は、イラク領空を侵犯することであったことも、空爆を否定する理由なのであろう。。

シリアとの関係では、アメリカの軍事作戦を支え形になることから、避けなければなるまいし、トルコとの関係では、トルコ政府とIS8ISIL)
との関係が、強いからだ。

もちろん、今回のイラン空軍によるIS(ISIL)空爆は、アメリカによって大歓迎されている。ケリー国務長官はこれを賞賛している。

トルコにしてみれば、突然のイランによる、裏切り行為ということになろう。トルコはイランがIS(ISIL)
問題に、関与することを、望んでいなかった。それは、トルコとIS(ISIL)との関係からすれば、自ずと分ることであろう。

同時に、トルコにとってイランは、エネルギー供給国であることから、良好な関係を維持したい、というのが本音でもある。最も敏感なイラク、シリア、
IS(ISIL)関係を、出来るだけ穏便に、イランには対応してほしかった、ということであろう。


イランはアメリカとの、核交渉や、経済制裁問題を、少しでも前進させるために、今回の擧に及んだのであろうか。イランの外交を含む軍事行動はなかなかその意味が分り難い。
Posted by 佐々木 良昭 at 16:41 | この記事のURL