2024年11月 (1)
アセアンGAPはGLOBALGAPを超えるか？ アジアGAP国際会議＠フィリピン・マニラ にて。[2014年08月14日（Thu）]
事務局長の武田です。
ただいま、フィリピンに来ております。
マニラで行われているアジアGAP国際会議に参加中です。
マレーシア、インドネシア、フィリピン、バングラディッシュ、カンボジア、ラオス、モンゴル、ネパール、台湾、スリランカ、インド、日本が参加です。
GLOBALGAPドイツからも一人参加しています。
メルマガ読者の皆さんにはまず、アセアンGAPについて知ってもらいましょう。
アセアンGAPはGAP認証制度（スキーム）ではなく、ガイドラインです。
よって、アセアンGAPの認証を取る、というような表現はあり得ませんし、アセアンGAPがGLOBALGAP同等性認証を取ることもありません（アセアンGAPは認証制度ではないので）。
アセアンGAPというガイドラインに沿って、アセアン諸国は自国のナショナルGAPを作ることになっています。
例えば代表的なものに、インドネシアGAPやタイQGAPなどがあります。
フィリピンGAPやラオGAPも始まりつつあります。
アセアンGAPグループに含まれる各国のナショナルGAP認証制度は、お互いを同等性のあるものとみなし、アセアン内の農産物取引で利用されます（膨大な貿易量！）。
アセアンGAPグループの中で先行して始まったインドネシアGAPの認証農場数は7,511、タイQGAPの認証農場数は15,900です。
どちらも基準と認証制度は国が運営し、国が指導から審査までバックアップしています。
すごい勢いです。
アセアンGAPグループの認証農場数を全部足すと、数年後には10万は超える可能性があります。
アセアンGAPは食品安全のみならず、環境保全や労働安全もカバーしているガイドラインです。
よって、アセアンGAPに沿って作成されたインドネシアGAPや、アセアンGAPに合わせて最近グレードアップしたタイQGAPは、JGAPやGLOBALGAPとほぼ同レベルの内容です。
アジアGAP国際会議の中で、私は合計3時間ほどの講演と質疑応答をしました。
私の講演の議題は次の通りです。
講演1「Overview of the Japan GAP and current state of implementation and adoption in Japan GAP」
講演2「Case studies of Impact of GAP on Farm Productivity in Japan」
とても好評を頂き、何とかアジアのGAP先進国としての対面は保てたかなと思います。
これからもアジアに貢献できる日本でありたいと思います。
そのためにも、日本人による最高のGAP認証制度としてJGAPを高めていきたいと思います。
最後に、、、
日本もGAPに関する国家戦略が必要であることを痛感した会議でもありました。
（単なる目先の輸出対応とかじゃなくて、、、）
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日本GAP協会は、日本農業を応援しています。
新しい農場管理の手法であるGAPを活用し、魅力的な農場を共に創ります。
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＊日本ＧＡＰ協会のブログは、転載自由です。
ただし、転載元が、日本ＧＡＰ協会のブログであることを記載してください。
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>>JGAPの研修スケジュールはこちら
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アセアンGAPはGAP認証制度（スキーム）ではなく、ガイドラインです。
よって、アセアンGAPの認証を取る、というような表現はあり得ませんし、アセアンGAPがGLOBALGAP同等性認証を取ることもありません（アセアンGAPは認証制度ではないので）。
アセアンGAPというガイドラインに沿って、アセアン諸国は自国のナショナルGAPを作ることになっています。
例えば代表的なものに、インドネシアGAPやタイQGAPなどがあります。
フィリピンGAPやラオGAPも始まりつつあります。
アセアンGAPグループに含まれる各国のナショナルGAP認証制度は、お互いを同等性のあるものとみなし、アセアン内の農産物取引で利用されます（膨大な貿易量！）。
アセアンGAPグループの中で先行して始まったインドネシアGAPの認証農場数は7,511、タイQGAPの認証農場数は15,900です。
どちらも基準と認証制度は国が運営し、国が指導から審査までバックアップしています。
すごい勢いです。
アセアンGAPグループの認証農場数を全部足すと、数年後には10万は超える可能性があります。
アセアンGAPは食品安全のみならず、環境保全や労働安全もカバーしているガイドラインです。
よって、アセアンGAPに沿って作成されたインドネシアGAPや、アセアンGAPに合わせて最近グレードアップしたタイQGAPは、JGAPやGLOBALGAPとほぼ同レベルの内容です。
アジアGAP国際会議の中で、私は合計3時間ほどの講演と質疑応答をしました。
私の講演の議題は次の通りです。
講演1「Overview of the Japan GAP and current state of implementation and adoption in Japan GAP」
講演2「Case studies of Impact of GAP on Farm Productivity in Japan」
とても好評を頂き、何とかアジアのGAP先進国としての対面は保てたかなと思います。
これからもアジアに貢献できる日本でありたいと思います。
そのためにも、日本人による最高のGAP認証制度としてJGAPを高めていきたいと思います。
最後に、、、
日本もGAPに関する国家戦略が必要であることを痛感した会議でもありました。
（単なる目先の輸出対応とかじゃなくて、、、）
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