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ウクライナ訪日団が日本GAP協会にやって来ました。チェルノブイリから25年たった方々の発言は重い。[2012年02月10日(Fri)]
事務局長の武田です。

昨日、ウクライナ訪日団が日本GAP協会にやって来て、意見交換会を行いました。

ウクライナは、1986年にチェルノブイリ原発事故が起きた国です(当時はソ連邦)。
「ヨーロッパの穀倉」とも呼ばれる豊かな大地を持つ国ですが、一方で放射能との戦いを25年間続けてきた国でもあります。


今回の訪日団メンバーは、次のような方々でした。

★アレクサンドル・クリュチニコフ氏 (原子力学会会長 原発安全問題研究所所長)
チェルノブイリ原発事故で石棺化プロジェクトの責任者

★アレクサンドル・カジミーロフ氏 (原発安全問題研究所 放射線機器部門長:食品担当)
ウクライナの放射能検査の第一人者

★ボリス・プリステル氏 (原発安全問題研究所 環境再生部門長:農業・除染担当)
放射性物質を農作物に吸わせない対策のウクライナ第一人者

★ヴァレンティナ・ヴァシレンコ氏 (ウクライナ医学アカデミー代表:被ばく医療担当)
ウクライナでの低線量被ばく研究の第一人者

訪日団の詳細はこちら

他にも、チェルノブイリ原発事故の際に設置された非常事態省の副大臣なども同席されました。

いわば、ウクライナの放射能対策のトッププロフェッショナルが揃った訪日団で、参考になる話をたくさん聞くことができました。
このようなウクライナ訪日団に、日本GAP協会を訪問先に選んでもらえたのは、原発事故後のJGAPの対応を評価してもらえた証であり、とても光栄なことです。

日本GAP協会側も専門的知識を有するメンバーで対応したいと考え、会員・技術委員に限定して参加を頂きました。
農家・流通小売・食品メーカー・肥料卸・資材小売から主に技術系メンバーが集まりました。

■意見交換の様子(写真)


意見交換した内容は非常にリアル且つ深い話で、不特定多数が読むメルマガで詳細を書くのは憚られるのですが、一言だけ申し上げるとすれば

「日本(政府)が今までやってきた対策は、明らかに不十分だ。」

ということです。

ウクライナ訪日団は省庁にも行ったそうですから、行政もチェルノブイリ事故後25年間の経験から導き出された彼らのアドバイスをしっかり受け止めてくれていたらいいな、と思います。


ウクライナ訪日団は、これから福島に向かいます。
そして、2月11日(土曜日)に下記の講演会を開催します。

■ウクライナ原子力学会・医学アカデミー 講演会@福島県郡山市 2月11日

この講演会があることを、昨日の意見交換の場で初めて知らされたので、メルマガ読者の皆様への案内がギリギリになりました。
「日本GAP協会の紹介」と伝えれば、申し込みがスムーズかもしれません。

お時間ご都合付くようであれば、ぜひご参加ください。


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Posted by 日本GAP協会 at 06:00 | この記事のURL | コメント(0)
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