― 草津町・草津森の癒し歩道 ロイヤルコース ―
中澤牧子
草津温泉と言えば、町の中心にある「湯畑」や温泉街の賑わいを思い浮かべる方が多いかもしれません。けれど実は、温泉と同じくらい大きな魅力があるのが、草津白根山のふもとに広がる大自然です。中でも草津温泉ホテルヴィレッジに隣接する国有林に整備された「草津森の癒し歩道 ロイヤルコース」は、カラマツを主体にクリやカエデなど多様な樹種が共生する遊歩道で、ここが私のおすすめフィールドです。
このコースが「ロイヤル」と呼ばれるのは、現・上皇上皇后両陛下が、約15年間にわたり毎年草津でご静養された際、毎回ご散策されたことが由来です。ホテルヴィレッジ北側に隣接する全長約2.5qの緩やかな一般向けコースで、一周約1時間ほど。急な登り下りが少なく、初めての方でも森に入りやすいのが大きな魅力です。地域の人々と森林管理署が協力し、ウッドチップを敷いて歩きやすく整備してきた経緯も、この道のあたたかさにつながっているように感じます。
実はこの森は、歴史的にも興味深い背景を持っていて、日本の「森林浴」の第一人者でもある神山恵三教授らが、日本で初めて“フィトンチッド”を非公式に測定した場所とされています。また森林浴の効果が科学的に認められた「森林セラピーロード」にも認定されています。
この森は、「がんばって運動する森」ではなく、「のんびりと歩くうちに自然と呼吸が深くなり、心と体が整っていく森」です。
森林セルフケアの視点で見ると、まず視覚。目の覚めるような新緑と木漏れ日、カラマツと広葉樹が織りなす秋の紅葉のグラデーション、葉が落ちた木々の個性豊かな木肌を見比べるのが楽しい冬の静かな雪景色まで、季節の変化に富んでいます。次に聴覚。鳥の声、風が枝葉をゆらす音、自分の足がチップや枯葉を踏む音が、森と一体になる感覚へあなたをいざないます。嗅覚では、湿り気を含んだ樹木や土の香りが印象的です。触覚では、ウッドチップの柔らかさ、空気の冷たさ、風の流れ、木肌の凹凸などを感じ取れます。五感をフルに刺激する、セルフケア実践の場として最適です。コースは1年を通して利用され、積雪期はスノーシュー体験もできます。
草津は強い温泉力を持つ土地ですが、その一方で、この森には人を静かに回復へ導く力があります。温泉が“芯からあたためるケア”だとすれば、ロイヤルコースの森は“心と体をほどくケア”。その両方が近い距離でできることが、草津温泉ならではの大きな体験価値だと感じています。
このコースでは「たくさん説明すること」よりも、「参加者が自分で森を感じる余白をつくること」を大切にしています。深呼吸をひとつ、足裏の感覚をひとつ、立ち止まって空を見上げる時間をひとつ。1分間目を閉じて、木になり切っていただくこともあります。ロイヤルコースは、特別な装備や高度な技術がなくても、自分で自分を整えるための入口を優しく開いてくれる場所です。
2026年03月15日
― 草津町・草津森の癒し歩道 ロイヤルコース ―
posted by 田川 at 07:39| おすすめの森林セルフケア里山フィールド
刈払い機による下草刈払い体験
刈払い機による下草刈払い体験
理事長 太田博幸
冬の澄み渡る青空の下、北風が強く吹き抜け肌寒い3月8日(日)
某自治体主催の森林ボランティア育成講座2日目。刈払い機とチェーンソーの
安全使用の講義と下草刈払い体験の実習を受講しました。


午前中は、刈払い機及びチェーンソーの種類や、エンジン始動前の確認事項・始動停止手順・使い方、注意事項・事故事例などについて集会室にて講義です。これらの工具は非常に便利ですが、適切な取り扱いを怠ると事故や怪我のリスクが非常に高まることを習いました。



午後は、森に入って刈払い機のみになりますが(チェーンソーは使いません)、機材の基本操作とメンテナンス方法を2〜3人ずつの班にわかれて説明を受けます。

講師に見本を見せてもらってから、ひとりひとり森の中の下草を刈払い機で整備していきます。午前中に講義で習ったのですが、右足が常に前で、すり足で移動することについては、左足前でどんどん進んでしまったり、刃の左側の上三分の一を使って刈るところを右側の刃で刈ってしまったりと講義で説明を受けた通りにいかないことが多々ありましたが、下草を刈って森が整備されていくことは大変気持ちがいいものでした。
刈払い機を安全に使用するためには、事前の準備と点検を怠らずに、安全な作業環境を確保して、正しい持ち方と操作方法により、周囲に注意を払いながら作業することが大切だということを実感しました。

実習が終わって、お土産に原木椎茸をいただきました。
ありがとうございます。
日本森林療法協会の活動方針のなかのひとつに健康な森づくりがありますが、なかなか体験する機会の無い、刈払い機を使って下草を刈り取ることができたのは貴重な体験でした。
理事長 太田博幸
冬の澄み渡る青空の下、北風が強く吹き抜け肌寒い3月8日(日)
某自治体主催の森林ボランティア育成講座2日目。刈払い機とチェーンソーの
安全使用の講義と下草刈払い体験の実習を受講しました。
午前中は、刈払い機及びチェーンソーの種類や、エンジン始動前の確認事項・始動停止手順・使い方、注意事項・事故事例などについて集会室にて講義です。これらの工具は非常に便利ですが、適切な取り扱いを怠ると事故や怪我のリスクが非常に高まることを習いました。
午後は、森に入って刈払い機のみになりますが(チェーンソーは使いません)、機材の基本操作とメンテナンス方法を2〜3人ずつの班にわかれて説明を受けます。
講師に見本を見せてもらってから、ひとりひとり森の中の下草を刈払い機で整備していきます。午前中に講義で習ったのですが、右足が常に前で、すり足で移動することについては、左足前でどんどん進んでしまったり、刃の左側の上三分の一を使って刈るところを右側の刃で刈ってしまったりと講義で説明を受けた通りにいかないことが多々ありましたが、下草を刈って森が整備されていくことは大変気持ちがいいものでした。
刈払い機を安全に使用するためには、事前の準備と点検を怠らずに、安全な作業環境を確保して、正しい持ち方と操作方法により、周囲に注意を払いながら作業することが大切だということを実感しました。
実習が終わって、お土産に原木椎茸をいただきました。
ありがとうございます。
日本森林療法協会の活動方針のなかのひとつに健康な森づくりがありますが、なかなか体験する機会の無い、刈払い機を使って下草を刈り取ることができたのは貴重な体験でした。
posted by 田川 at 07:28| 役員コラム
2026年03月14日
私のおすすめ森林セルフケアフィールド
私のおすすめ森林セルフケアフィールド
松澤 晴美
多摩川駅前・田園せせらぎ公園
私のおすすめの森林セルフケアフィールドは、東急東横線・東急多摩川線の双方を利用できる多摩川駅前に広がる「田園せせらぎ公園」です。

駅前等言う利便性の高い立地にありながら、園内に一歩足を踏み入れると、都会の喧騒から離れ、穏やかな自然のリズムに身をゆだねることが出来ます。

時折、遠くに駅アナウンスが聞こえますが、それさえも気にならないくらいで

短時間でも立ち寄りやすく、日常の中で森林セルフケアを実践しやすい場所です。

園内には小さな池があり、水辺空間ならではの落ち着いた雰囲気が広がっています。

現在、滝の稼働は中止されていますが、静かな水面が視覚的・心理的な安定をもたらし、心身をクールダウンさせ、内側の感覚に意識を向けやすくしてくれます。

秋には園内にはどんぐりがたくさん落ち、足元から季節の移ろいを感じることが出来ます。今の時期は梅の花も咲き始めています。自然の循環を感じることは、セルフモニタリングを深めるには大切な要素でもあります。
公園から少し歩けば多摩川の流れに出会え、公園とはまた違った解放感を味わうこともできます。
田園せせらぎ公園は、周辺環境も含めて都市にいながら自然と繋がり、自分自身を整えるための貴重なフィールドです。
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松澤 晴美
多摩川駅前・田園せせらぎ公園
私のおすすめの森林セルフケアフィールドは、東急東横線・東急多摩川線の双方を利用できる多摩川駅前に広がる「田園せせらぎ公園」です。
駅前等言う利便性の高い立地にありながら、園内に一歩足を踏み入れると、都会の喧騒から離れ、穏やかな自然のリズムに身をゆだねることが出来ます。
時折、遠くに駅アナウンスが聞こえますが、それさえも気にならないくらいで
短時間でも立ち寄りやすく、日常の中で森林セルフケアを実践しやすい場所です。
園内には小さな池があり、水辺空間ならではの落ち着いた雰囲気が広がっています。
現在、滝の稼働は中止されていますが、静かな水面が視覚的・心理的な安定をもたらし、心身をクールダウンさせ、内側の感覚に意識を向けやすくしてくれます。
秋には園内にはどんぐりがたくさん落ち、足元から季節の移ろいを感じることが出来ます。今の時期は梅の花も咲き始めています。自然の循環を感じることは、セルフモニタリングを深めるには大切な要素でもあります。
公園から少し歩けば多摩川の流れに出会え、公園とはまた違った解放感を味わうこともできます。
田園せせらぎ公園は、周辺環境も含めて都市にいながら自然と繋がり、自分自身を整えるための貴重なフィールドです。
posted by 田川 at 08:02| お薦めの里地里山