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2025年10月17日

「森林フィールドの3本柱」

理事コラム  「森林フィールドの3本柱」
                     理事 降矢英成

 今年のフォーラムのテーマとなっている「里地里山の森」ができたことによって、協会の森林フィールドの「3本柱」が揃ったことをとても嬉しく思っています。皆様も、この3本柱によって、自分の好みの森林フィールドをイメージしたり選びやすくなったのではないでしょうか。

 1つめの「都市公園」は、身近で誰でも訪れることのできる森林フィールドとしてとても有用ですし、何といっても都市部の人々にとって活用しやすいのが利点です。一方、若干人工的で、大自然というわけにはいかない点が物足りないかもしれませんが、その分安全性が高いフィールドです。
 2つめの「伝統文化の森」は、いわゆる「社寺林」ということになり、専門用語では「社叢」ともいわれています。これには「鎮守の森」も含まれており、精神性やスピリチュアリティとも通じる森林のフィールドで、実際に東京では明治神宮の森を活用しておりますし、和歌山では赤居理事が根来寺の境内林も活用しています。

 そして、3つめとして、いよいよ今年のフォーラムで「里地里山の森」が加わります。「里地」という言葉が入ることにより、フォーラムの場所となる藤沢の遠藤地区もそうですが、山ではなく、畑や牧場などのような平坦な地形の身近な森ということになります。
 その中には手入れが行き届かず、残念ながら荒れた森になっている場所も少なくないですので、少しでも有効活用できるといいのではないかと思っており、藤沢市の遠藤地区の整備の流れを学ぶことで多くのヒントが得られるものと思っています。

 このように、森林のフィールドが3本柱になることによって、さまざまな森があることが実感でき、そのときどきによって森との親しみ方の幅が広がることになればと願っておりますので、今後もご一緒に検討していきましょう! 
posted by 田川 at 07:33| 役員コラム

フォーラム委員会だより  最終号

フォーラム委員会だより  最終号
                            NPO法人日本森林療法協会 
                               理事長 原田純子

 今年もフォーラムに向けて委員会が設けられ活動を重ねて参りました。
 今年のフォーラムは、とても熱心に活動を続けて来られた会員さんの推しとも言える「遠藤笹窪谷公園(えんどうささくぼやとこうえん)」を会場にいたします。
 その成り立ちの父であり、生き証人でもある樹木医の富田改氏を講師にお招きする構想は直ぐに決定し、開催に向けて回を重ねて種々検討して参りました。
 理事会で実際に会場に下見に出かけたのは委員会立ち上げより前のことでしたが、ここでフォーラムを開催してみようと気持ちが動いたのは、広い公園の隅々にまで冨田氏の愛情が感じられたからでもあります。
 下見に行ってから時が経っているので、当日は何か懐かしさも有るかも知れませんが、どこかまた進化を遂げているのではないかと言う期待も大いにあります。
 まだ余り知られていない会場かも知れませんが、慶応義塾大学の湘南キャンパスの隣と言う事で、これから知名度も上がり、利活用されていく良い空間になると感じています。皆さんもぜひ、ご家族やご友人をお誘いの上、フォーラムにご参加ください。
 農家レストラン特製のお弁当も頂けます。晩秋の1日、里地里山の森でご一緒しましょう!

参加申込はこちらからお願いします。
https://peatix.com/event/4414604/view
posted by 田川 at 07:26| フォーラム委員会より

森林セルフケアフォーラム直前情報 会場は皆さまをお迎えする準備万端です!

〜森林セルフケアフォーラム直前情報 会場は皆さまをお迎えする準備万端です!
                                理事 降矢英成

 10月13日に、会場の藤沢市の湘南台の遠藤笹窪谷公園を訪れ、講師の冨田改先生と公園施設長と打ち合わせをして来ました!
 この日は、祝日の月曜でしたが、何と慶応大学藤沢湘南キャンパスの授業日となっており、いつもは空いているバスが若い学生さんたちで一杯で、私もバス通学をしている気分になり、若返りました、、。

 メイン会場の遠藤笹窪谷公園は、いい感じで秋めいた落ちつきを醸し出していました。今日も、子供連れの家族の姿があちこちに見られ、お父さんが公園の貸し出し用の網を使って子供に虫取りを教えている微笑ましい姿が印象的でした。フォーラムの行われる26日には、秋本番になっているのではないかと期待できます。

 講師の冨田改先生も、お元気でいらっしゃり、すでに講演のパワーポイントと付属の資料をしっかりとご準備完了でした。特に、資料は、実際に県や市との交渉の際の公式記録ですので、臨場感たっぷりの内容となっています。

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 また、公園管理所にある会議室も、机10脚と椅子40脚、そして、プロジェクターの準備、さらにはオンライン対策も万端です。ここの会議室からは、窓から公園の緑が見えてとても心地よい室内環境となっています。

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 写真の1階に会議室があるのですが、2階は展望台になっており、里山の方にゆったりと広がっている谷戸の景観を見渡すことができる素敵な場所となっています。ぜひ、空き時間にご覧になって下さい!

 このように、今年の森林セルフケアフォーラムは、皆様をお迎えする準備が整っております。ぜひ、ご参加をお待ちしております!

posted by 田川 at 07:13| 森林セルフケアフォーラム

森林セルフケアフォーラム2025in藤沢 -藤沢の里地里山で森林セルフケア!-

森林セルフケアフォーラム2025in藤沢 -藤沢の里地里山で森林セルフケア!-
                         日本森林療法協会理事長 
                               原田純子

 会報誌でもご案内しておりますが、このメルマガはフォーラム直前号です。最後のお願いをするのは選挙ですが、これは直前のお誘いとなります(笑)

 あれほど暑かった夏もあっという間にようやく平年並みの気温となり、長野は落ち着いて秋を迎えております。皆さまの地域はいかがでしょうか?秋と言えばフォーラム!今年も年に一度のフォーラムを迎えようとしています。今年は「里地里山」の森を味わいながら湘南の地、藤沢での開催となります。

 今回の会場となる藤沢の遠藤笹窪谷(えんどうささくぼやと)公園は、湘南とは言うものの東海道を挟んで海とは反対側の遠藤地区にあり、正に里地里山の風景が広がる公園です。 
https://endosasakuboyatokouen.jp/   
 園内には遊水地としての機能も持つ池があり、季節ごとに山桜やカキツバタ、ショウブ、アジサイ、ヒガンバナなどの花々も次々と咲き誇ります。中でも素晴らしい取り組みと感じるのは園内に生物多様性サテライトセンターが設置されていることで、今回のフォーラムもこのセンターの一室をお借りしての開催です。

 当日は基調講演として、この広大な公園を文字通り手作りされた冨田改先生より、開園に至る経緯やその間のご苦労話等を伺う予定です。同時にNPO法人「里地里山景観と農業の再生プロジェクト」の活動として「100年後の遠藤を夢見て」をキャッチフレーズに、遠藤の「自然財産(=景観)」の保全活動を基本とした地域の活性化の取組みとして、面積8,500uの山林に山野草園を開設・運営されている「藤沢えびね・やまゆり園」や、当日のお弁当を届けて下さる農家レストラン『いぶき』についてもたっぷりお聞かせ頂き味わいます。
https://satochi-satoyama.jimdofree.com/ibuki-farm-restaurant.com

 当日のプログラムは下記のように予定しております。
10:00  開会・挨拶  太田理事
10:05  基調講演  富田改氏
11:05  休憩
11:10  冨田先生を囲んでのダイアローグ (進行)降矢理事
12:10  昼食(農家レストランいぶきのお弁当)
13:00  園内見学&体験会
14:30  休憩
15:00  ワールドカフェ
16:15  全体まとめ  
16:30  閉会  田川副理事長
*時間は多少前後する場合があります。


晩秋の1日、里地里山の森でご一緒にセルフケアの時間を過ごしませんか?

参加申込はこちらからお願いします。
https://peatix.com/event/4414604/view


posted by 田川 at 05:59| 森林セルフケアフォーラム