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2023年04月13日

【ご案内】森林セルフケア体験会in千葉/市川_2023/6/3

「森林セルフケア体験会in千葉/市川」を以下の通り開催致します。
皆様のご参加をお待ちしております。


■開催日時
  2023年6月3日(土)9:30〜12:00

■場所
  千葉県市川市 里見公園〜国府台緑地
  https://www.city.ichikawa.lg.jp/gre04/1111000001.html

■集合
 時間:9:30
 場所:JR市川駅中央改札

■参加費
  会員1,000円/一般2,000円
 ※下記申込フォームへのご登録後【5月31日(水)】までに下記ゆうちょ銀行口座
   までお振込ください。

■振込先
  <ゆうちょ銀行からの振込の場合>
   ゆうちょ銀行:記号 10060 番号 93744651

  <他金融機関からの振り込みの場合>
   ゆうちょ銀行 店名:00八 (ゼロゼロハチ) 店番:008 (普) 9374465

■申込先
 下記申込みフォームよりお申し込みください。
 https://forms.gle/i38mCsMAog8G71zn8
 ※申込みフォームが開けない場合、事務局までお問い合わせください。
  (事務局連絡先:forestselfcare@gmail.com)

■イベントチラシ
 ☆6月3日体験会市川里見公園.pdf

■主催
 NPO法人日本森林療法協会
  http://foresttherapy.wixsite.com/forest

 皆様のご参加をお待ちしております。


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★次回のイベントにご参加されませんか?イベント情報はホームページをご参照ください!
 https://foresttherapy.wixsite.com/forest

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 https://www.facebook.com/TheJapaneseForestTherapySociety

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posted by Yu SEKI at 08:04| イベントのご案内

2023年04月12日

武蔵国分寺公園 森林セルフケア体験会のご報告

武蔵国分寺公園 森林セルフケア体験会のご報告

理事 太田 博幸


 東日本大震災から12年。WBCチェコ戦では佐々木朗希投手が先発して勝利した3月11日(土)。武蔵国分寺公園において森林セルフケア体験会を行ないました。(参加者2名、サポートスタッフ2名、コーディネータ(講師)1名の合計5名で実施)

国分寺駅南口に9時30分集合。春の陽気が感じられる武蔵国分寺公園へ。公園に入ってすぐ福山雅治さんが好きだという樹木「クスノキ」の下で自己紹介してから、自然のなかに身をおいてリラックスしたところをさらにリラックスするため、「こもれび広場」で五感をひらくワークと呼吸法を行いました。「野鳥の森」をトウカエデやサワラ、ヒマラヤスギ、ヤマザクラ等々自然観察しながら歩き、さらに「真姿の池湧水群」、「お鷹の道」、「万葉植物庭園」をゆっくり眺め歩きます。「国分寺城跡」では樹林気功を行い、「こもれび広場」に戻ります。

20230405110946.JPEG


再度の「こもれび広場」ではサポートスタッフの方のワークです。お一方のワークはマインドフルネス瞑想です。良い姿勢で座り、自分自身の自然な呼吸に意識を置きました。もうお一方のワークは額縁を使って風景を切り取るワークです。決められた時間内で自由にフィールドを歩きまわり気に入った風景を見つけてポイントとタイトルを発表します。みなそれぞれが見つけたお気に入りポイントの発表をひとり一人行いました。フィールドにはコブシとハクモクレンが咲いていて、コブシとハクモクレンの見分けかたの説明もしていただきました。

20230405111026.JPEG


20230405111055.JPEG



サポートスタッフのワークが終わって、円形広場に移動して車座になりダイアログ&ランチタイムです。今日のふり返りや森・自然とのかかわり方や日常のこと等、色々なことを話し合い、盛り上がりました。
毎月開催している森林セルフケア体験会。みなさまのご参加、サポートスタッフとしてのご参画お待ちしております。

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posted by Yu SEKI at 19:17| 活動報告

【ご案内】森林セルフケア体験会in名古屋_2023/5/14

「森林セルフケア体験会in名古屋」を以下の通り開催致します。
皆様のご参加をお待ちしております。


■開催日時
  2023年5月14日(日)13:00〜15:30

■場所
  名古屋市東山植物園
 https://www.higashiyama.city.nagoya.jp/05_plant/

■集合
 時間:13:00
 場所:東山植物園星ヶ丘門
    マップはこちら

■参加費
  会員1,000円/一般2,000円
 ※下記申込フォームへのご登録後【5月10日(水)】までに下記ゆうちょ銀行口座
   までお振込ください。

■振込先
  <ゆうちょ銀行からの振込の場合>
   ゆうちょ銀行:記号 10060 番号 93744651

  <他金融機関からの振り込みの場合>
   ゆうちょ銀行 店名:00八 (ゼロゼロハチ) 店番:008 (普) 9374465

■申込先
 下記申込みフォームよりお申し込みください。
 https://forms.gle/i38mCsMAog8G71zn8
 ※申込みフォームが開けない場合、事務局までお問い合わせください。
  (事務局連絡先:forestselfcare@gmail.com)

■イベントチラシ
 ☆5月14日体験会 名古屋市東山植物園.pdf

■主催
 NPO法人日本森林療法協会
  http://foresttherapy.wixsite.com/forest

 皆様のご参加をお待ちしております。


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posted by Yu SEKI at 19:02| イベントのご案内

お知らせとお誘い

お知らせとお誘い

理事長 原田純子

4月になり、皆さまも既に新しいスタートを切られていると思います。そこで春の活動をお知らせして参ります。会員の名様はご友人を森にお誘いするチャンスでもありますので、ぜひこの機会に協会の活動に参加ください。開催日順にお知らせして参りますね。

<森のお茶会>
毎月第4木曜日の夜にZoomで開催する日本森林療法協会のオンラインサロンです。今月は4月27日(木)19:30からです。世の中はゴールデンウイークを控えて色々と計画も立てておられる頃と思います。が、浮き浮きしている方も、何も予定がないよ〜と言う方も、直前ですが森話で森上がりませんか?どなたでも参加できますのでお気軽にお申込み下さい。今のところ申込みは原田zitterhouse2015☆bf7.so-net.ne.jpまで。☆を@に変えて「お茶会参加希望」とメールをください。Zoomのご招待をお送りいたします。

<月一体験会>
4月は講座の中の体験会を兼ねて22日(土)10:00〜@明治神宮
5月は名古屋での開催となります。14日(日)13:00〜15:30@名古屋市東山植物園
*どちらも協会HPをご確認の上申込みフォームからお申込み下さい。

<レベルアップセミナー:実地編>  
5月21日(日)13:00〜16:45 @北の丸公園。
「心理療法的森林療法」の実地編で、講師は室内編に引き続き飯田みゆきさん、松尾祥子さん。進行役は降矢先生です。*協会の申込みフォームからお申込み下さい。

講師の飯田さん「森林セルフケア体験の前後でどのような変化があるのか、探ってみたいですね」。松尾さんからは「さぁ、体験するぞ!と気負って来られるよりは、どうぞフラットな気持ちでお気楽にご参加くださいね」というメッセージを頂いております。そして進行役の降矢先生からは「仕事などで疲れている大人の人に参加してもらいたいなぁ」という何やら含みのあるお誘いがありました。

我こそは疲れている大人です、というあなた!どうぞご参加ください。そして本来の森林セルフケアを深める心理療法的なアプローチに興味津々なあなたもぜひ!ちょうど北の丸公園の緑は濃く美しくなっている頃ではないかな?単純に森で癒されたいあなたも、ぜひご参加ください♪  さぁ、活動の春!森にご一緒しましょう♪

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posted by Yu SEKI at 19:00| イベントのご案内

特集:森林ミツバチセラピーにちなんで

特集:森林ミツバチセラピーにちなんで


理事長 原田純子


先月に引き続き、今月も「ハチ暮らし入門」という書籍のご紹介をさせて頂こうと思っておりました。しかし読書スピードが遅いにも関わらず、今月はゆっくり本を開く時間が取れないまま、原稿の締め切り日を迎えてしまいました。と言っても難解な文章を読み解く本ではなく、むしろ写真も図録も多く、お子さんでも十分楽しめる書籍なのに。

そんな私に救いの手が!先月は主にスズメバチの項目についての読書感想文になってしまい、今月はミツバチの項目をメインに書く予定でしたが、なんとミツバチについては一般社団法人トウヨウミツバチ協会http://honeybee.or.jp/の高安様が、来月号で判りやすくお書き下さることになったのです。
そこで私は今年のフォーラムのテーマの「森林ミツバチセラピー」について自分なりに下調べをした中で出会った情報について2つ書かせて頂こうと思います。

先ずは「ミツバチセラピー」について
ネットで検索するとアピセラピーapitherapyと出てきました。
はちみつ大学https://honeyuniversity.net/
ご存知でしたか、アピセラピーって? 実は私はこの言葉は調べて初めて認識しました。昔からある民間療法の1つとも言えそうですが、単に「ハチミツは体に良いから1日1匙」とか、風邪で喉を傷めてる時に舐めると良いらしいとか…。蜂蜜を健康食品として飲食に使って体調を整えるとかは「おばぁちゃんの知恵袋」的な程度で知ってはいましたが、ネットでの情報では「アピセラピーは、蜂蜜、花粉、プロポリス、ローヤルゼリー、ミツバチ毒などのミツバチ製品を使用する代替医療のことを指し、病気やその症状、急性および慢性の怪我による痛みを治療するために使用されていますとのこと。

蜂蜜やロイヤルゼリー、プロポリスなら聞いたことがありますが、なんと蜂の毒まで!? そのサイトによれば、病気では多発性硬化症、関節炎、感染症、帯状疱疹、咽頭炎、口内炎、外傷では傷・疼痛・やけど・腱炎の治療に使えるのだとか。またアピセラピーは何千年もの間使われてきており、ミツバチ製品の医学的性質への言及は、中国、韓国、ロシア、エジプト、ギリシャの伝統的医療に見られますとあるので、これはコロナ禍をきっかけに一から学んだ中医学と同じだと、少し安心もしました。ただし、アナフィラキシーショックを起こす可能性がある蜂毒を使う療法など、民間療法で勝手にこの治療を行ってはいけないことを認識しておいてほしいとの記述もあり、これはいくつかのサイトのどれにも記載がありました。健康食品として蜂蜜やローヤルゼリー、プロポリス、ビーポーレン(花粉)などを活用し、健康増進に活用されることをアピセラピーと示すことが増えてきているという記述もありました。おいしくて健康に良いなら、何も文句はありませんね。

次に「ミツバチGAP」についてです。
「ミツバチGAP」とは?これは昨年のフォーラムをご協賛いただいたトウヨウミツバチ協会様のサイトhttp://honeybee.or.jp/ に出てくるコンテンツの1つです。GAPとはGood Agricultural Practicesの頭文字を取った言葉だそうで、直訳すると「よい農業の取組」という意味で、一般的には「農業生産工程管理」と呼ばれているようです。工程管理とは、言い換えれば、「農産物を作る際に適正な手順やモノの管理を行い、食品安全や労働安全、環境保全等を確保する取組」のことです。詳しくは農水省のページを参照ください。http://www.maff.go.jp/j/seisan/gizyutu/gap-info.html
消費者、生産者、環境にとって、「Good」(よりよい)農業の取組のことをGAP(ギャップ)といいます。

ここまではトウヨウミツバチ協会様のHPにある記述ですが、この記述を読んだ時に、「養蜂って農業なんだ!」と改めて気づかされたことが自分でもショックでした。自然の中で自由に蜜を集めるために飛び交う蜂を飼う養蜂は、言わば牛乳や食肉のために牛を飼っている酪農と同じ。なのに農林水産省の管轄になると言う事を意識することはありませんでした。トマトなどの野菜の受粉に蜂の力を借りるなんてことは、農家さんにしてみれば普通のこと。考えてみれば当たり前のことでしたが、受粉を助けることが蜂蜜を作ることに繋がるのだから、養蜂も農業の一つなのでした。

トウヨウミツバチ協会様はより良い環境で農業である養蜂を展開していく取り組みを始めておられるとのことで、今後に大きな期待が寄せられます。

とかく「植物」だけに注目しがちだったけれど、森にはミツバチをはじめとする虫や動物の存在もあり、全てを包括しての自然であることに思いが至り、次のスライドが頭に浮かびました。皆さんも覚えておられるでしょうか?協会の講座(室内編:メニュー)で登場した1枚です。

講座のスライド.png


「背景にある植物のこと、自分の生命、生態系などに思いをめぐらすきっかけすることができます。自分の体も自然界の一部であることを、改めて感じるからではないでしょうか。」という講師の言葉も添えておきます。つくづく初心忘れず、だなぁ!

今回は書籍紹介から離れてしまいましたが、ミツバチについては高安様からの次号をどうぞお楽しみに。そしてミツバチと森林との親和性に思いを巡らせながら、書籍については秋のフォーラムまでにもっと深く読み込んで、ミツバチについても目からウロコが落とせるようにしたいと先月書きましたので、今後もずっとそばに置いて居りに触れて開いては知識や情報を頂いていこうと思います。


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posted by Yu SEKI at 18:57| コラム

連載コラムBachの森歩きI「私にとって大切な存在」

「私にとって大切な存在」

森林セルフケアコーディネーター 小川純子


@ (1).JPG


1枚のハガキが届きました。
私にとって大切な存在である野崎美穂子さんからでした。

2018年7月から9月まで、私はパーキンソン病の患者さんを対象とした某国立大学での介入研究のお手伝いをさせていただいた事があります。私の役割は、週に1回大学の教室で十数名の患者さんに対して決められた運動プログラムを60分おこなうというものでした。

このご縁の数か月前、お世話になった方がお亡くなりになり「偲ぶ会」がおこなわれました。そこで数年ぶりにお会いした亡くなられた方の奥様はまるで別人のような容姿となられていたことに大変驚きショックを受けました。その時伺った病名が「パーキンソン病」でした。始めて聞いた病名でした。ですから介入研究のお誘いがあったときは奥様のお役に立てるような気がしてすぐに承諾し、準備に入りました。

3か月間の介入研究が終わった後は、大学の承諾を得たうえで、ご協力いただいたパーキンソン病の患者さんのコミュニティにて、何回か介入研究でおこなった運動プログラムをおこなわせていただきました。そのコミュニティにいらした方が野崎美穂子さんでした。

美穂子さんは介入研究に参加されてはいませんでしたが、何かと私にとって気になる方でした。

2019年「WPC2019第5回世界パーキンソン病学会議」が国立京都国際会館にて6/4〜6/7の3日間おこなわれました。講演や発表、患者さんが参加できるセッションもかなりたくさんあったようで、私が関わらせていただいたコニュニティーの皆さんも参加されていました。私は参加しなかったのですが、後日コミュニティに伺った際、皆さんのミーティングを見学させていただきいろいろと学ばせていただきました。

その時、ある方がお話されていたことが忘れられずにいるのです。
その方は広い会場の移動が大変だったけれど、一緒に行った娘さんがいくつかの発表を聞いて回ってくれたのだそうです。その中で「身体からのアプローチだけではなく心のアプローチということも大切だということに気がついた」というものでした。

「やっぱりそうなんだ!」私は介入研究に関わらせていただいていた後、運動プログラムは重要ではあるけれど心理的アプローチも有効なのではないかと考えていました。
介入研究の前に、お会いした方が「パーキンソン病」だったとお伝えしましたが、その方に何かお世話になった恩返しがしたくなり、介入研究が終わってから関わらせていただくようになっていました。ご自宅はさほど遠くはなかったのですが車でお迎えに伺い、私の自宅にいらしていただいて我が家の愛犬2匹とひとしきり遊んでいただいてから介入研究の運動プログラムをおこない、ちょっとだけ別の先生から学んだ筋膜へのアプローチもさせていただいて、ご自宅へお送りすることを約1年間続けさせていただきました。月2回くらいのペースでしたが、そのうち、パーマをかけたりお化粧もされたり、お嬢さんとお出かけされたお話も伺えるようになりました。

更に、我が家は二世帯住宅の二階で外階段をつかわなくてはならなかったのですが、だんだん手すりを使って二階へ上がるスピードが速くなってきていることに気がつき、そのうち「ネージュちゃん、待っていてね」と我が家の愛犬の名前を呼びながらスタスタ上がっていかれる後ろ姿をみるようにもなりました。更に、後部座席からご自分で降りて「先に上がっていってもいいかしら」とひとりで外階段を上がっていかれるようにもなりました。ご本人からも重症度が軽症といわれるようになったと伺い、確かに容姿もかわってきていて動きも変わってきていると私も感じるようになりました。

心理的アプローチが有効なのではないかと考えた理由は、この方の場合、ご主人が亡くなる以前に愛犬を亡くしていて「あの時はペットロスだったのかもしれない。でも主人のほうが辛かったみたいで二度とこんな悲しい思いはしたくないからと、絶対に犬は飼うなといわれてしまっていたの」と伺っていたので、我が家の愛犬と遊んでもらうことにしました。それから、かなりご主人がワンマンな方でしたから、亡くなられたことによる心理的な変化もあるのかなとも、専門家では無いのでそのようにも考えていました。ですから、きちんと専門家から心理的アプローチの方法を学びたいとも考えていました。

私の中で森林セルフケアとして心理的アプローチを理解しおこなえるようになりたかった理由のひとつはここにもありました。

私にハガキを送ってくださった野崎美穂子さんは、PD(パーキンソン病)コミュニティの「卓球の会」の主催者でした。

私は美穂子さんと出会ってからは、「運動プログラムを教えるひと」から一緒に卓球をするひと、卓球の会場設定を手伝うひと、卓球の球を拾い集めるひとになりました。いろいろと理由はありますが一番はそのほうが楽しかったからです。
一応ボランティアとして参加させていただくことにしました。
休憩の時間は皆さんとのお喋りも楽しかったし、特に球ひろいをしながら、皆さんが真剣にプレイしている姿を観ていることが好きでした。

練習が終わった後は、ランチをしたり、人生の大先輩の美穂子さんに家族のことを相談したりと支えてもらいながら、私は何ができるかなといつも考えていました。
できることなら、森林セルフケアコーディネーターとしてお役に立ちたいと奥底では思いながらも「今の私ではまだ無理だな、まだ、確信がもてない」だからこそ、森林療法協会のレベルアップ講座も全講座参加しています。次回5/21(日)の心理療法家によるレベルアップ講座実地編はかなり楽しみにしております。

最後に、美穂子さんは東北大学教育学部教育社会学科を卒業され、地方公務員として児童館、学童保育、公園の現場で40年働いていらした方です。4年程前から「PDの森から」という会報誌を自ら編集長として毎月執筆もされ、郵送希望の会員には封筒に入れ切手を貼りご主人の運転される車に乗り、郵便局まで届けにいかれています。(1度青梅市の山の中にある素敵なご自宅にて切手貼りのお手伝いをさせていただきました。美穂子さんにとっては大変な作業であったことを知っています)美穂子さんの著書もご紹介させていただきます。

A (1).JPG

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(お葉書等の掲載はご本人の許可を得ております)

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フォーラム委員会委員大募集!

フォーラム委員会委員大募集!

理事長 原田純子


今月のメルマガでもフォーラム委員会の委員を大募集とお知らせします。このところ、毎月お誘いしておりますが、皆さん遠慮がち?そもそもフォーラム委員って特典はないの?という心の声が聞こえますので今回はその辺りもお知らせしつつ、再度のお誘いです。

<特典その1>
協会の理事のメンバー、他のフォーラム委員のメンバーと横の繋がりができる。

協会の講座を受講して、森林セルフケアサポーターにはなったけれど、そんなに頻繁に森に行くチャンスも無いし、なかなか体験会に参加できない…と言う方が多いと思います。今までもサポーターさん同士の繋がれるチャンスはないのですか?なければ作ってくださいというようなお声が確かにありました。が、現実にはそれも難しく…ですが、フォーラム委員をお引き受け頂けるとそれも可能です。10月のフォーラム本番までほぼ月に1回、委員会を開催して話し合い、アイディアを出し合いながらフォーラムを作り上げていくのが委員会ですので、参加したメンバーとは自ずと距離が近くなります。

<特典その2>
フォーラム委員をお引き受け頂ける方は、フォ−ラムへの参加費が無料です。

だって、主催者として参加者をお迎えして頂く訳ですから当然です。申し訳ありませんが、会場までの交通費はご負担ください。そして委員会はZoomで開催ですので、画面までの移動とお時間もご提供ください。

<特典その3>
やり終えた時の達成感、Price lessな満足感!

フォーラム委員会は5月スタートの予定でしたが、第1回は6月6日(火)の夜になりました。今後はメンバーの都合で日程を決めていきたいと考えております。
ご一緒にフォーラムを作っていきましょう!
お気軽に事務局forestselfcare(アットマーク)gmail.comまでご連絡下さい。皆さまのご応募をお待ちしております♪


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植物療法と禅・オプティマムヘルス

植物療法と禅・オプティマムヘルス

森林セルフケアサポーター  古屋 清美


いつも皆様の活動を楽しく拝読させて頂いております。 協会員になって十年以上経ちます。活動らしき事は特にしていませんが会員の皆様が 素敵な方々で、繋がっていたいので継続させて頂いております。

出産を期に前職を辞め子育て中にアロマテラピーやハーブが趣味となり学び始めました。 今は植物療法のインストラクター、セラピストが職業です。 都心に出向き植物療法(森林療法も含む)やホリスティックヘルスの学びを深める毎に、 自分が住んでいる所の良さに気づきました。

私は神奈川県南足柄市(箱根の麓、小田原の隣市)で生まれ育ち、 一度も南足柄市を離れた事がありません。あまりにも身近すぎて客観的にここの良さを 知る事がなかったのですが、市の70%が森林である事に尊さを感じるようになりました。 プライベートで様々な困難と捉えられる物事が続き、頻繫に寺院参詣するようになり 坐禅会に参加、恩授戒で在家得度をしました。 仏門の師匠は、現在曹洞宗総本山総持寺貫主となられた石附老師です。

A:大雄山最乗寺.jpeg


禅の学びで「空」である事を何度となく教えられました。 「クウ」とは、とらわれない・かたよらない・こだわらない心。 簡単なようで案外私たちは、それらで執着、葛藤に苛まれることがあります。 同じ事象が目の前に来ても全く違う捉え方が出来る。そうなるには己の魂、心を磨く事。 坐禅をするだけ無く、空の境地に少しでも近づこうとする事が大切であると感じました。

ある時、私が坐禅会に参加している事を知った方が「私もやりたいと思っていたのです」 と言われ寺院に相談したところ。私主催で坐禅会を受け付けて下さるとの事。 存分にこの自然を満喫して頂くために「坐禅⇒精進料理⇒拝観⇒御祈祷⇒老杉茂った山内 を自由散策」というプランを立てました。 坐禅は調心、調息、調身が基本。息に集中、シーンと静まり返った空間。 線香の香りと警策棒の音が鳴り響く。頭によぎった物事、感情はすぐ過ぎ去り後を追わない。 1 時間弱ながらも、頭がスッと軽くなります。

B:座禅会.jpeg


坐禅の後は僧侶手作りの精進料理を頂く。野菜などの素材の美味しさを味わう。 私達が日々どれだけ余計なものを纏っていたのかを体感します。 食後は広大な敷地に点在する堂塔拝観、滝の音・鳥のさえずりを聞きながら御祈祷場へ移動。

C:祈祷所へ向かう階段.jpeg


激しい太鼓に合わせての読経、カネ、リンの音で圧倒される御祈祷で浄化の嵐を浴びる。 その後、自由解散して各々広大な森林を散策して頂きます。 まずは、心を調えて浄化したあとに森林浴をして頂く。その時サポーターはいません。 自分のペースで思いのままに自然を感じて欲しいと思っているからです。

D:自由解散して散策して貰う.jpeg


坐禅会を行っている大雄山最乗寺は 1394 年(応永元年)今から 629 年前に建立。 関東の霊場として知られ、境内山林 130 町歩、老杉茂り霊気は満山に満ち溢れています。 守護道了大薩埵は「大雄山を護り多くの人々を利済する」と誓願文を唱えて十一面観音に姿 を変え信仰を深くして多くの参詣者がいます。森林自体が聖なる場です。

最近、オプティマムヘルスの話を伺いました。 その人にとって最適な心身状態を目指すヘルスケア。一人一人の「最適」は違う。 それには自分を知る事が大前提であること。自分を知ることは、なかなか難しいです。 禅の教えが「自分を内観」「自分を知る」事の助けになってくれました。 私は、植物を味方につけながら日々の物事をポジティブに捉えられる事が真の植物療法 だと思っています。最終的に慈悲・感謝・祈りの心でいれたら楽に生きられます。 20 回続いていた坐禅会がコロナ禍で中断しています。 楽しみにして下さっている方がいるので今年の秋に再開するのが目標です。 今後も協会で学ばせて頂きたいので宜しくお願い致します


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posted by Yu SEKI at 18:46| サポーターコラム

役員コラム

役員コラム


理事 鈴木 友よ


地域の森の木を有効に活用できる「板倉構法」、ご存じですか?

伊勢神宮や正倉院など、日本古来の伝統建築に使用される構法で、釘を使わず柱と柱の間に板を落としこんでいきます。なんと木造建築の3倍もの木材を使用します。
主に地域のスギを用いて作られ、内部は森林浴さながらの良い香りに包まれ、湿気も調節され、広い空間に光あふれ、とても気落ちの良い場所が作られます。

愛知県は西側に位置する名古屋市を中心に濃尾平野に都市部が広がりますが、県の東半分は山間部で、主にスギやヒノキの人工林に覆われています。間伐が追い付かず、放置される人工林が多い中、山の木の有効利用が大きな課題となっています。

私の知人が、板倉づくりの建物を学童保育の施設に採用する活動をされています。
既存の学童保育施設の多くはプレパブの建物のため、夏の暑さ、冬の底冷えも耐え難く、その場所で多くの時間を過ごす子供たちは過酷な環境の中多くの時間を過ごしており、始終喧嘩が絶えなかったそうです。

そこで「まちと森が繋がって子供たちの未来を創造しよう」というコンセプトで任意団体「森と子ども未来会議」を立ち上げ、県内産スギ・ヒノキを使用した「板倉づくり」構法の学童保育施設を次々と建設しています。
板倉構法の建物になってからは、スギの香りに包まれた快適な環境の中、子供たちに顕著な変化が現れ、笑顔のあふれる情緒豊かな子供たちの姿が見られるようになったそうです。

「山・野・街とつなぐ」コンセプトで、私と愛知県の東栄町地域おこし協力隊の方が、「のやまち」というワークショップを企画し、名古屋市の学童保育施設で2回ほど行うことができました。

写真1 (1).JPG
板倉づくりの学童クラブ


小学生親子対象、2時間屋内プログラムとしました。東栄町産のスギ・ヒノキ・クロモジなどの香りを確かめたり、スギやヒノキのお茶を飲んだり、現役の木こりさんのお話を聞いたり、木の粉でクラフトを作ったりと、木の香りのする室内で、至福の時間を過ごすことができました。スギやヒノキを煮出したお茶は希望者のみ味わうように、と用意しましたが、大好評でした。それぞれの味の違い、香りの違いも堪能していただけました。

写真2.JPG
WSの様子


写真3.jpg
WSの様子


「板倉構法の建物で多くの時間を過ごす子供たちに、木のふるさとである森とのつながりを肌で感じてもらえたら」、との思いはしっかりと届いたような気がしました。
もし今後また機会を与えていただけるのなら、森林セルフケアの内容も入れていきたいと思います。
都会の中の地産地消の森の家。豊かで愛にあふれた空間で学童期を過ごす子供たちをもっと増やして、また次の世代につなげてほしいと願ってやみません。

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posted by Yu SEKI at 18:42| 役員コラム