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2022年11月15日

フォーラム委員会だよりに代えて 森林セルフケアフォーラム2022を終えた委員会メンバーから一言!

フォーラム委員会だよりに代えて
森林セルフケアフォーラム2022を終えた委員会メンバーから一言!


フォーラム委員会一同



・集客が出来て良かった。協賛を頂けたことも良かったと思います。

・疲れましたね。

・とても楽しく充実したフォーラ ムでした。EPOさん、トウヨウミツバチ協会さん、ファーム&ガーデン白岡さんと3団体が参加いただいたことで華やいだフォーラムとなったと思います。

・体験会の各コースの終了後に案内人同士の振り返り会などがあれば、各コースの状況がわかって、今後にもつながると感じました。

・予想以上に、高橋さんのお話し、考えが興味深かったので、自分自身もとても面白かったです。

・EPOの高橋さんの前向きなエネルギーが充満し、参加者の方たちに助けられ、協賛の方々とも触 れ合えて、フォーラム委員メンバーの尽力もあって、全体として素晴らしいフォーラムになったと 思う。

・フォーラム委員は初めてでしたが、皆さんの仲間に入れていただき、とても勉強になり感謝です。

・事前の細かな準備に、集客に、協賛のお声がけにと、皆さんが役割を細かくこなされていることに、感心しっぱなしでした。準備の段階から、皆さんの仲間に入れていただき、とても勉強になり感謝です。

・フォーラム委員も含めて、参加者全員がフォーラムを心から楽しむことができるように修正していく必要を感じた。

・もっと早い段階から多くの人(特に会員さん)を巻き込んでいく雰囲気作りをしたかった。

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森林セルフケアフォーラム2022を終えて =体験会(@駒沢公園)講師への一問一答=

森林セルフケアフォーラム2022を終えて
=体験会(@駒沢公園)講師への一問一答=


午後のプログラムのうち体験会の講師を務めた5名にこんな質問をしました。

<質問項目は次の通り>
@テーマを決めた理由
A人数設定(定員10名)はどうだったか
B当日の参加者の反応(感触)はどんな感じだったか 
C会場(駒沢公園)はどうだったか 
Dザックリ今回の体験会の感想について

Aコース:青木孝一 「五感を開くワークと心身の健康を目指した気功(8段錦)の体験」
@五感を使うワークとともに心身を整えるような気功を広々とした公園でやってみたかった。
A人数設定は指導者ひとりに対して7人程度が良いと思います。
B樹木への感覚が新鮮に感じられた、話が興味深い、普段体験できない事をさせてもらったなど。
C会場は人が多く、静かな環境ではなかったので、もう少し静かな雑木林や針葉樹林帯のスペースがある場所の方が良かったように思う。
Dホースセラピーに興味を持ち、人間と動物の関係を改めて見直す良いきっかけになったと思います。午後の野外体験会は場所に課題はあったにせよ、全体的に充実した内容だったと思います。

Bコース:飯田みゆき 「シュタイナー的な植物瞑想で森林セルフケア」
@ちょうど他のセミナーでシュタイナーの植物瞑想について話をしたタイミングだったので、実践してみようと思いました。
A当日欠席が出て7人でしたが、これ以上は厳しいなと思いました。11人来ていたら、多すぎたと思います。
B最初は瞑想に慣れない方もいましたが、最後は概ね満足してもらえたと感じました。
Cやや人が多いですが、自由に座れたり樹木に触れるのは良い場所だと思いました。 ちなみに、帰り道に立ち寄った都市林も良いところでした。
Dあと10分でも良いので、もう少し時間がほしかったです。が、何よりお天気が良かったので、何をしても気持ち良かったと思います。 ちなみに、シュタイナーというワードで参加が1名、植物瞑想というワードで参加が5名、奥さんに付いてきた夫が1名でした勝ち誇り

Cコース:太田博幸 「樹林気功と呼吸法で健康増進」
@森林のなかで、よりストレス解消や不安軽減、血圧改善などを行うには呼吸法や樹林気功が有効だと考えたためテーマとして決めました。
A参加人数は自分を含めて6名でしたが、6名はちょうどいい人数と感じました。
10名では少し多いのでは?とも思いましたが実際はどうだったのでしょうか。
B世田谷名木100選のコブシやカツラなどの樹木を楽しみ、五感をひらくワークや呼吸法・樹林気功と一緒に楽しくできたと思います。樹林気功で樹木に気をとおすワークで気が繋がった感じがあったとのフィードバックをもらうことができました。
C広々として樹木の種類も多く、良い感じのフィールドでした。
D天気もとてもよく、カツラの木の美しさ甘い香りを嗅ぎながら楽しくワークすることができました。様々な呼吸法と森のなかで行う呼吸法が健康によいとのことを伝えたいとの思いで臨み、それはできたのではと思っています。
もう少し時間があれば、車座になってダイアログをしたかったなと思っています。

Dコース:田川裕則 「駒沢公園で森林セルフケア」
@初めて利用する駒沢公園でしたので、テーマは特に決めずに、静かな場所を探して移動しました。
A妥当だと思います。
B公園はどこに移動しても人が多く、アナウンスやスケボーの音がして、一人になれる場所を探して移動しました。参加者の反応は、この環境では仕方がないといった感じでした。
C森林セルフケアを行うのは難しいと思いました。
D森林安息を行った場所は、蚊が多く参加者は集中できなかったようです。 体験会の時間が短くてコース設定が難しかったです。

Eコース:原田純子 「初めての森林セルフケア」
@今回は会員さん以外の方の参加が多いと見込み、初めての方に森林セルフケアを知って頂きたいと考えて入門編とした。
A当日欠席があり8名となったが、初めての方だけで10人の設定は多かったかも知れない。
B楽しんでいた方も、今一の方もおられたが、慣れない公園で当方も余裕が無く、フォローの声がけも難しかった。
C慣れれば使える場所もあったが、人も多く特にイベントもあり、フォーラムの体験会会場として難易度は高かった。
D駒沢公園への往復に時間が掛かり、その分時間が短かった。不慣れな公園だったので時間のロスは大きく、計画していた体験を充分提供できず、森林セルフケアの良さを伝えられなかった。良い公園、良い季節だったので、何回も下見を重ねた上で、リベンジしてみたい。

以上


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森林セルフケアフォーラム2022を終えて

森林セルフケアフォーラム2022を終えて


理事長 原田 純子


去る10月30日、森林セルフケアフォーラムを盛会のうちに終えることができました。これもご協賛頂きました(一社)トウヨウミツバチ協会様、ファーム&ガーデン白岡様をはじめ、休日にも関わらず会場をご提供下さった駒澤大学の石井清純教授、そして日頃より協会の理念にご賛同下さりご理解ご協力をお寄せ頂いている会員の皆さまのお陰と心より厚くお礼申し上げます。

当日はリアルでもオンラインでも、NPO法人EPOの高橋智様のパワー溢れるご講演をお聞き下さった皆さまは、どなた様もそのままの元気を受け取って頂けたのではないでしょうか?私ども主催した日本森林療法協会のスタッフ一同、それぞれにこれからの活動に向けた自信とパワーを頂くことができました。講師の高橋様にも、この場をお借り致しまして感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。有難うございました。

なお今年のフォーラム委員会は、フォーラムの終了と共にその任を終え解散いたしましたが、来年のフォーラムに向けて、終了後のタイミングで意見や感想、次年度への課題を集め総括といたしました。ここにその一部をご紹介し、ご報告とさせて頂きます。この提言や反省を踏まえ、次年度以降のフォーラム開催に向けて新たな一歩を踏み出していこうと考えております。今後ともNPO法人日本森林療法協会の活動になお一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。

<フォーラム委員による総括=一部抜粋>
@当日までの準備について
・オンラインの委員会なので地方からも参加できた。
・フォーラム委員会でミーティングを重ね、方向性や段取りの確認ができた。
・いつもの会場が使えない・協賛団体の参加・チラシ印刷をしての周知と、新たな試みが成功したと思うが、その分チラシの配布などフォーラム委員の負担が増えたように感じた。

A会場設営について
・初めての会場・設備だったが、下見の報告を共有できていたので設営は少ない時間の中、チームワーク良く行うことができた。
・自分の担当としてPCとZOOMの設定ができてホッとした。
・外向きの窓が開けることができなかったので、廊下側のドアを開放し会場の換気に気を配った。
・「女子トイレ」の数を各フロアで確認した。

B受付について
・参加者からのクレーム等はなかった。
・受付用名簿、名札作成をしたことで受付がしやすかった。

C昼食の取り方を含め全体の進行について
・基調講演及びダイアローグの内容については、EPOの活動理念等に感銘を受けている参加者が多かった。
・降矢先生と協会パネリストのやり取りは、パネリストからのコメントが多く、もう少し会場の参加者からの話を聞きたいと感じた。
・昼食の取り方については、黙食等の留意事項をきちんと伝えていたので問題なかった。
・近隣にコンビニ等があり皆さんスムーズにとり、昼からの体験会の集合等も問題なく行われていた。

D 体験会(自分が関わったコース)について
・駒沢公園は人も多く、特に今回は使用するフィールドが限られていることもあり、プログラムも限定されたものになってしまった。
・各コース、使用場所が重なる件を気にしつつも、動きは流れてスムーズにいった。短い時間なので進行が難しかったが、参加者の方の経験や知識も織り込みながら、皆様良い時間を過ごされたようだった。
・思いのほか公園と会場の距離があり、帰りは急ぎ足だったので、少し疲れて歩くのが遅くなっている人がおり、少々気になった。
・駒沢公園は人が多く、一人になる場所を見つけるのに困った。

Eワールドカフェについて
・話し合いのテーマも良く、色々な立場の人の意見や感想を聞けて大変有意義な時間だった。
・参加者の気づき、フォーラムを楽しまれた様子を側で感じることができ、委員会のメンバーとして助けられた思いがした。
・協賛のトウヨウミツバチさんは体験会に参加されず、ワールドカフェには加わられなかったので、急遽協賛団体の方たちには最後にまとめて気づきをシェアして頂く時間を設け、快く応じて頂けた。
 
Fフォーラム全般について特に気になった事、今後に向けての意見等
・EPOの高橋さんの前向きなエネルギーが会場全体に充満し、参加者の方たちにも助けられ、協賛の方々とも触れ合え、フォーラム委員メンバーの尽力もあり、素晴らしいフォーラムになった。
・今回は新しい会場だったが、その為に新しい試みも出来たので、次年度はいつもの会場(Home)に戻るとしても、隔年で新しい会場(Away)があっても良いと感じた。
・森林療法協会の活動にはそれなりのニーズがあると思うので、広報戦略を改めて見直し、SNSや分かりやすいパンフレット作成など、どんな組織でどんな事を行っているのかなどをもっとPRしていく必要性を感じた。

以上

役員コラム㉚「怪我の功名!私へ施した森林セルフケア」

怪我の功名!私へ施した森林セルフケア


鈴木友よ


私は、これまで50年間、大病・大けがも無く、内科に検診以外で20年以上受診する必要も無く生活でき、健康体が当たり前の生活を続けていました。
森林セルフケアはもっぱら開催する側で、出会う人達へ森林の中で心地よい時を過ごしていただくようプログラムすることに注力してきました。

それが、人生とは面白いもので、今年の6月、とある川に遊びに行き、不注意から大きな岩から落下し、右ひざを強打して、膝蓋骨骨折してしまいました。
初めての大けが、自宅療養、不自由な生活を送ることになり、森に行くことはおろか、自宅以外どこにも出られない事態となりました。

日々の忙しさから一転、せっかく自宅にいるのだからと最初こそEラーニングで資格を取ったり、採取していただいたハーブでブレンドティの試作をしたり、とその時期にしかできないことを満喫していましたが、だんだん日が経つにつれ、自然欠乏な状態を身をもって実感する日々を過ごしました。

1カ月半後、やっとギブスも取れて車に乗ってよい、と、ようやくできることが増えました。小さな段差に苦労しながら、少しずつリハビリを重ねていき、そうなると、いよいよ森に少しでも行きたい!と思うようになりました。
そこで、いつもの森林セルフケアを、対象を自分に置き換えて行いました。
いつも参加してくださる方の介添えのもと、平坦な場所のみゆっくり歩き、木々を仰ぎ見てゆったりした時間を過ごすことができました。

写真1.jpg


自分が自分に施すセルフケア!
その時、今までの視点と大きく変わった自分に気が付いたのです。
森や木、太陽、空、雲達が、弱った自分にただただ寄り添ってくれる感覚に!

写真 2.JPG


身近な森に毎月何回も通うことが当たり前な生活が突如できなくなり、大いなる愛を与えてくれる自然という存在に、気が付いたこと。これぞ怪我の功名!と受け止めています。
この感覚をこれからの活動に生かしていきます! 

人生は面白いですね。人は日々成長できると信じています。体は老いていくけれど、今できることを精一杯楽しんで取り組んでいこうと改めて思っています。

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posted by Yu SEKI at 09:26| 役員コラム

「基調講演」と「ダイアローグ」報告

「基調講演」と「ダイアローグ」報告


理事 降矢 英成


 10月30日の今年のフォーラムの基調講演とその後のダイアローグは、『森林ホースセラピーの可能性 発達障がい児への実践とストレスケアへの取り組み』というテーマでした。このテーマには、「森林」「ホースセラピー」「発達障がい児」「ストレスケア」などいくつかの訴求ポイントがあり、そのどれかからご縁がつながることを目指しました。

 もっとも目を引いたキーワードが「ホースセラピー」だったのですが、これにはちょっと困りました。というのは、私たちは馬の団体ではありませんので、単なるホースセラピーを紹介したいわけではなく、「“森林”の中でホースセラピーを行う」=「森林ホースセラピー」に意義を見出したことが中々伝わらなかったからです。

 この講演をしていただいたのは、富士宮市で実践されているNPO法人EPOさんという団体の理事長の高橋智さんでしたが、本当に素晴らしい内容でした。馬を飼い続けるというのは大変なことなわけですが、その必要性をしっかり認識されて、幾多の困難に対して「智慧」と「勇気」で乗り越えてこられたこと、そして、その基盤には愛と夢があったことがよく分かりました。

 その高橋さんが、われわれ日本森林療法協会に関心を持って下さり、新しく始める「ストレスケア」のプログラムを検討・開発するにあたってお声がけいただいたことから今度の講演に繋がりました。高橋さんは、発達障がい児にホースセラピーを森林のアップダウンのある外乗コースで行うと、ふつうの馬場で行ったときよりも発達障がい児には適度な刺激になることに気がつき、森林療法に関心をお持ちになったのでした。

 「森林ホースセラピー」はフォーラムの中心テーマにするのに相応しいのか、さらにはレベルアップ講座で「森林ホースセラピー体験会」を富士宮というちょっと遠い場所で行う意義があるのかを検討するために、理事で下見を行った上で決めたのですが、改めてその意義があったと感じています。アントニオ猪木の言葉通り「行けばわかるさ」という感じで、すべての理事が納得できたことはいうまでもありません。

 今回の「森林ホースセラピー」は、「森林」×「ホース」×「セラピー」となっています。私たちは今まで「森林」という植物×「療法/セルフケア」を追究してきたのですが、その間に「ホース」という動物も加わった視点に広がることになり、新たな視点、可能性を見つけた感じがしています。

 私は、今まで、植物、中でも花や草よりも森林に関心を寄せていて、動物にはあまり関わってこなかったのですが、今回の経験から、さらに、「人」×「森林」×「動物」を合わせた療法/セルフケアについて、もっと追究してみることに興味を感じており、来年のテーマに活かすことを検討しておりますので、ぜひ、楽しみにしていただければと思います!

*今からその講演とダイアローグを聴講したい方には録画がありますので、協会までお申し込み下されば視聴可能です(会員1,000円、一般2,000円です)


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