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2022年09月13日

連載コラムBachの森歩きD「森林作業の体験」

森林作業の体験


森林セルフケアコーディネーター
小川 純子



森林セルフケアのメニュー
1.五感+αをひらく体験
2.自然観察的な体験
3.健康法の体験
4.心理療法的な体験
5.ひとりですごす体験
6.運動療法的な体験
7.森林作業の体験


森林セルフケアのメニューについては森林療法協会の皆様はよくご理解されていることなのだと思います。私は、森林セルフケアのメニュー1〜6までは体験し、自分が体験会をおこなう場合のメニューをつくることが出来るようにはなりましたが、「7.森林作業の体験」はまだ経験をしたことがありません。機会があれば是非やってみたいと思っていました。

「実は、体験してきました!」と書きたいところなのですがまだまだ私には、ハードルが高いようでしてご縁がありません。しかし、前回ご紹介させていただいた「遠藤笹窪谷公園」にて培うお手伝いをさせて頂くことができました。

ことの発端は、「街路樹はなぜ剪定が必要か?」の著者である樹木医の富田先生にお会いしてお話を伺ってから、里山の自然が残る「遠藤笹窪谷公園」とはどういう公園なのか知りたくなり、実際に一人で観に行ったことがきっかけです。

8月10日、もろもろの仕事が終わり疲れたなと感じていた時、ふと「今から藤沢まで行ってみようかな」と思い立ちました。道順を調べてみると1時間もあれば行ける。そうとわかれば車を運転して「遠藤笹窪谷公園」までレッツゴーです。到着した時は16時を過ぎていました。駐車場に車を置いて、少し歩くと私の想像とは全く違う「公園」が現れました。「これも公園なの?」

写真@.PNG


まだまだ日差しも強く、木陰がないためすぐに汗が流れてきます。気が付くと自然に笑みがこぼれていて、「すご〜くいいなあ、すごくいい」と独り言をつぶやいていました。芝生をぬけて、大きな池があり、たくさんのトンボが飛んでいました。その先に菖蒲園らしきエリアがあり、更に先には田んぼもありました。

広がる自然の中に、展望デッキを備えた「生物多様性サテライトセンター」という建物がありました。ポツンと建っていましたので、展望デッキに上がり公園を眺めることにしました。菖蒲園の辺りに軽トラックが1台見えて、男性がひとり何か作業をしていることに気が付きました。とっさに富田先生だと思い、展望デッキから降りて近づき声をかけると、やはり冨田先生でした。

「来てくれていたんですか。後30分ほどで作業が終わるから待っていてもらえますか」私ははいと答え、また展望デッキに上り、そこから冨田先生の作業を観ていました。たったお一人で、直射日光を浴びながら黙々と作業をされている先生を観ているとき、言葉では言い表せない感覚が湧き上がるのを感じながら、出てきた一言は「凄いな」。

写真A.jpg


作業を終えられた先生の上着やズボンは汗でびしょびしょでした。

帰宅してから、先生に、「何か培うお手伝いをさせてください」とお願いのメッセージを送りました。後日、ご連絡をいただき、8月21日・22日の2日間、草刈り(私は根を切りやすいという鎌を借りました)と根元への肥料を撒くお手伝いをさせていただきました。休憩している時に、聞くとはなしに先生がほかの方と話をしていた内容が聞こえてしまいました。「彼女に自分が育てた菖蒲が咲いた、という体験をさせてあげたいんですよね」

来年の5月、「湘南最大級の菖蒲園」が満開になるまで、私は培うお手伝いを続けさせて頂こうと思っています。

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posted by Yu SEKI at 08:08| サポーターコラム

「森のお茶会」は、いい時間!

「森のお茶会」は、いい時間!


森林セルフケアコーディネーター
赤居 実花


「森林セルフケアを体験だけでなく、広めたい!」そう思いながら、活動してきました。
講座で学んですぐは、「やるぞー!」と鼻息荒く、そして「実施すること」に必死でした。

他のサポーターや会員さんって、どんなことをされているんだろう?と思っても
年1回の森林療法協会主催のフォーラムで、人や”活動発表”に触れるだけで、日常は、

「このやり方でいいのかな?」
「自分が知らない”新しいネタ”はないかなー」
「その場、それぞれの森を活かした流れを体験してみたいな」
「この間の失敗談、誰かに聞いてほしい。。。」

そんなことを沸々と思いながら、長年一人でやってきた感じがあります。

オンラインが普及し、流行りの感染症で、なかなかリアルに会えないということが
この「森のお茶会」のスタートの後押しになったかもしれません。

本当に「お茶会」なのです。
近況報告や、悩み、疑問を解決、人の質問に感心したり、
また、自分の悩みや問題や不思議を皆で話すことが、なんて、心強いんだ!と思う。
決まった「正解」がないからこそ、いろいろな発見や気づきで、自分の幅が広がっていく。

「ゆる〜いお茶会」ではありながら、
「深くて、元気になって、安心する」そんな場だと思います。

月一回、気づけば2時間ほど やってます。

次回は、9月22日(木)19:30〜

オンラインでの開催です。
なんと、今から、会員になりまーす!
体験会をまず受けてみます!という人が参加されることもありますので、
ご興味ある方、参加してみたいなーという方は、気負いなく「喫茶店の扉を開けるように」
いやここは、おしゃれに「Cafeの扉を開けるように」
原田さんまで、お申し込みください。
zitterhouse2015☆bf7.so-net.ne.jp (☆を@に変えて)
皆さんとお話しできるのを楽しみにしています!

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posted by Yu SEKI at 08:05| コラム

レベルアップ講座・実地編のご案内 「森林ホースセラピー体験会」

レベルアップ講座・実地編のご案内 
「森林ホースセラピー体験会」


NPO日本森林療法協会
理事 降矢 英成


レベルアップ講座の次回は、秋の実地編を行います。今回は森だけでなく、「森林ホースセラピー」では「森林」と「馬」の“相乗効果”が得られるということになります。

そして、実地編ですので、場所はNPO法人EPOさんのある富士宮市の郊外で行います。

【日時】 11/20(日)12時50分〜16時くらい
     12時10分に新富士駅改札から送迎あり

【講師】 @馬体験〜高橋智(NPO法人EPO理事長)およびスタッフの皆さん
     A外乗コースでの森林療法体験〜降矢英成

【場所】 富士宮市NPO法人EPO
【参加条件】体重75s以下の方
 EPOさんにいる馬は、小型のポニーのため、体重が75s以下の方にさせていただきます。*ちょっとオーバーの方は今からご準備なさって下さい…

【定員】 12名
 今回は、ポニー3頭がお迎えしてくれます。1頭につき2名で体験しますので、一度に6名が体験でき、それを2クールまではポニーちゃんも頑張ってくれますので、合わせて12名の定員となります。

【内容】
・A班〜森林ホースセラピー体験→外乗コースでの森林療法体験
・B班〜外乗コースでの森林療法体験→森林ホースセラピー体験

今回、このEPOさんのなさっている取り組みがなぜ協会にとって、そして会員の皆さまにとっていいのでしょうか、いくつかポイントを挙げてみたいと思います。

@ケアを心得ている団体であること
EPOさんは、発達しょうがい児のケアをしてきており、単にスポーツやアクテビィティとして馬の体験をしているのではなく、ケアの精神をもっていることから、「森林セルフケア」という理念とマッチしています。

A森の中に立地していること
富士山の中腹の森の中に立地しているため、森の中に外乗できる環境になっています。発達しょうがい児たちも、外の森のアップダウンのある道で馬の背に揺られる刺激、ちょっとしたスリルを楽しそうに味わっているそうです。

B馬の種類がポニーなので小型で安心
実は、私は怖がりでして、普通の馬は大きくて乗るとかなり怖いのですが、EPOさんのところの馬はポニーという小型の馬ですので、怖さがあまりありません。ですので、今までちょっと怖かった方もご安心下さい。きっと大丈夫です!

Cストレスケア対策のスタッフが補充されている
今回、ストレスケアへの取り組みを始めるにあたり、心理系とボディワーク系のスタッフを新たに補充しています。このため、ストレスケアのプログラムとしてとても良くできています。ぜひ、その内容を10月30日のフォーラムでお聴きいただきたいと思います!(講演とダイアローグは録画する予定ですので、録画受講も可能です)

詳細およびお申込みは、協会ホームパージからお待ちしております! 焼きそばの町・富士宮でお会いしましょう!

お申し込みは下記ページよりお願いします
https://blog.canpan.info/jfts/archive/323

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posted by Yu SEKI at 08:02| イベントのご案内

レベルアップセミナーのご報告

「世界の森林療法事情を考える〜『Nature Fix 自然が最高の脳をつくる』(NHK出版)から学ぶ・続編」


NPO日本森林療法協会
理事 降矢 英成


【日時】8/28(日)13:00〜16:45
【講師】 飯田みゆき(森林セルフケアコーディネーター、薬剤師、公認心理師)
     松尾祥子(臨床心理士/公認心理師、アロマセラピスト)
【進行】降矢英成
【内容】
今回は、2月に「世界の森林療法事情を考える〜『Nature Fix 自然が最高の脳をつくる』(NHK出版)から学ぶ」というテーマで行った際に、ディスカッションで質問がでたところを、講師に宿題として調べていただき、続編として学びを深めました。

また、この本では、論文の概要とか結論だけを紹介してくれていますが、実際に「どのような研究デザイン」で、「どのように行ったのか」も分かると勉強になるため、できれば本物の英文の論文を確認していただくようにお願いしました。

松尾さんは「30×30ネイチャーチャレンジ」という「1日30分を30日間、カナダ国民が自然と触れ合い、その結果、健康や幸福感を向上させる」ことを目的とした論文について解説してくれました。

この研究は、財団が毎年行っているものだそうで、ある場所に集めて測定などをしたものではなく、このチャレンジに参加した人への聞き取りをしたものでした。結果としては、自然に触れる時間は約5時間/週から倍の10時間/週に増え、一方、メールや電話の時間は減るなどが分かったほか、自然との関連を「心」「身体」「環境」のどの視点で作っているかという「自然関連尺度」や、「環境に対する動機」を「自分のため」「他者も含めた社会のため」「他の生物のため」のどの視点に立っているかなど、多層的な調査をしていました。

そして、結果を表記するときに「大きく改善した」とか「わずかに減少した」などの形容詞がどういう根拠で使い分けているのかについては、おおむね有意度の大きさに沿っていました(何と、一部は間違って逆の表記になっていましたが)。

飯田さんは二つの論文を解説してくれましたが、フィンランドのヘルシンキで「都市の中、都市公園の中、森林公園の中を比較した研究」では、都市公園と森林公園ではほぼ同等の効果が見られたという結果で、私ども協会が「都市公園で森林セルフケアを行う」意義が裏付けられた印象でした。

実際には、実験前の調査票回答→座観15分→途中の調査票回答→森林歩行30分→終了時の調査票回答という流れで行ったことが分かり、座観の15分は妥当な長さとしましても、森林歩行の30分という長さはちょっと短い印象ですが、午後3時から始めたためもあることが分かりました。

このように、現実の事情により本当に必要な設定になっていない場合もあることが分かり、また、報告で「座観は15分以上で効果がある」というような表記になっていたのは、5分とか10分との比較をしていないため、妥当な表記ではありませんでした(ある報告では脳波を測定してみると3分経つと効果が現れるという結果でした)。

私たちは、基本的に森林が健康へ良い影響を及ぼすという認識ですので、つい身びいきな視点に立ってしまう傾向にあり、論文を紹介するときなどに「わずかに」という形容詞を勝手に抜いてしまうなどをしがちですので、お互いに注意しましょう。座学編では、次回は松尾さんと飯田さんに引き続きお願いする予定です、お楽しみに!

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posted by Yu SEKI at 07:58| 活動報告

役員コラム㉘「若き日の思い出」

若き日の思い出


NPO法人日本森林療法協会
理事長 原田 純子


今年のフォーラムの会場が駒沢公園と決まり、なんだかとても懐かしく嬉しかった。「駒沢」は学生時代から、もう何回も通った場所だから。でも過去の「駒沢」は公園ではなく競技場。

年齢が判ってしまうけれど、1964年の東京オリンピックは私が中学生になった年に行われた大きなイベントで、エセ体育会系?の私を作る強烈な要素になったと言って良い。高校生の頃にサッカーの魅力に獲り付かれた。当時の私には自分でプレイする選択肢はなかったので、好きなサッカーに関わりたいという一心でサッカー部のマネージャーになり、もっぱら週末は競技場に通いサッカー観戦に明け暮れ、看護学生になってもそんな生活は続いていた。とにかくサッカーの試合を観たいという思いで通った会場の1つが駒沢競技場だったのだ。

駒沢競技場では関東大学サッカーリーグまたは日本サッカーリーグ(Jリーグの前身)の試合が良く開催され、本当に良く通った。当時はまだ地下鉄は通っていなかったので、渋谷駅から往復バスだった。
社会人になってもサッカー好きは続いており、と言うより好きが高じてサッカーで就職してしまったので、「駒沢」との縁は形を変えて緩く細く繋がったままとなった。徐々に千駄ヶ谷の国立(霞ヶ丘)競技場や赤羽の西が丘サッカー場をホームとすることが多くなり、学生の頃のように駒沢競技場に通う事は無くなった。しかし奇遇なことに駒沢公園の隣に自社の選手が住んでいた社宅があり、アウェイの際には羽田までマイカーに相乗りで送迎をした事もある。

奇遇と言えば、数年前にスポーツビジョン(わかりやすく言えば動体視力)研究会の集会で、ゲストスピーカーに国際審判員の方をお招きしたことがあった。プレイヤーの目の動きはそれまでも色々と話題になることがあったが、審判は何を見ているのか?どこを注目しているのか?と言う事に焦点を当て、ワールドカップの試合で笛を吹いた話などを交えて講演をして頂いた。とても楽しくワクワクする講演で、懇親会で感謝の気持ちをお伝えしたら、何と彼は幼少の頃からお住まいが駒沢だったとか!駒沢競技場や駒沢公園は自分の庭なのでと、当時日本リーグの試合などを毎週末のように見に来て育ったらしい。そんな嬉しい繋がりも、私の中で「駒沢」の良いトピックスとなった。

今回奇しくもフォーラムの会場が「駒沢」となり今から思えば、試合の帰りに公園の木々の1本も観察して来れば良かったのに、と多くの時間を他に費やしていた若き日の思い出が蘇った。そんな私がなぜ森に?それはまた、追々と…。

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posted by Yu SEKI at 07:56| 役員コラム

フォーラム委員会だより

フォーラム委員会だより
 

森林セルフケアコーディネーター
小川 純子


フォーラム2022.png


8月20日(土)3回目のフォーラム委員会を行いました。私は昨年に続き2回目のフォーラム委員として参加させていただいております。
本年度のフォーラム委員会は「初めて」の試みが2つあります。1つ目は、世田谷区での開催となったこと。2つ目は、印刷されたチラシを使ったご案内もする。ということです。

私は世田谷区民であり会場からは10分ほどのところに住んでおります。チラシが印刷され手元に届いてから、地域で活動をされている方々にお渡ししたり友人、知人に配布をお願いしたり、知り合いのお店に置かせていただいたりしていました。

チラシを配布していて気がついたことがありました。以前フォーラム委員会で降矢先生から「世田谷区民は馬といえば馬事公苑というイメージがあるかもしれませんが、、、」とさらっとお話されていたことがありましたが、確かに、「馬」と聞くと「馬事公苑」に結びつける人が多いのです。本当だ、そう言えば私も馬事公苑のサラブレッドが頭の中に現れたなと思い出しました。

面白いなと感じつつ、世田谷区民がこの機会を使って、サラブレッドでは無い「馬」との関わり方を知り、「森林セルフケア」を知る場となることを願いつつ、当日は、会員の皆様ともお会いできますことを楽しみにしております。

本年度の森林セルフケアフォーラム2022in東京へのご参加、お待ちいたしております。


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特集:森林セルフケアフォーラム2022=体験会の会場となる駒沢公園と駒沢緑泉公園のご案内=

特集:森林セルフケアフォーラム2022
=体験会の会場となる駒沢公園と駒沢緑泉公園のご案内=


NPO法人日本森林療法協会
理事長 原田 純子


フォーラム2022.png


複数の検索サイトから会場の様子が良くわかる記事をピックアップしてまとめています。

駒沢公園 
1964年のオリンピック大会を記念した塔が中央広場にシンボルとしてそびえ、総敷地面積の30%が緑地であり、春には桜、秋は紅葉が見事な都立公園です。

A:駒沢公園のシンボル塔.jpg

B:紅葉の駒沢公園.jpg



ホームページには、東京オリンピックの第2会場としてレスリングやバレーボールなどの競技が行われ、大会終了後は公園として一般に公開され、以降運動公園として多くの方に利用され親しまれているとあります。
もちろんこの東京オリンピックは1964年の初回のオリンピックのことで、2020年(実際に開催されたのは2021年)のオリンピックではありません。歴史は古く「東京ゴルフ倶楽部」というゴルフ場で、昭和天皇がイギリス王太子エドワードと共にプレーしたという記述もありました。
さらに1940年の東京オリンピックではメイン会場となる予定でしたが太平洋戦争で幻のオリンピックとなったものの、戦後1949年の第4回国民体育大会、1958年の第3回アジア競技大会、1959年第14回国民体育大会の会場として施設を整えていき、ついに1964年の東京オリンピックでは第2会場となり、サッカーやレスリング、ハンドボール、ホッケーの競技会場として熱い戦いの舞台となりました。
競技場建設と共に周辺の環境も整えられ、普段は都市公園として一般市民にも開放されています。

<主な植物>
ケヤキ、コブシ、サクラ、スダジイ、モッコク、イヌツゲ、サザンカ、ツツジ類

<所在地>
東京都世田谷区駒沢公園1番1号

<アクセス>
JR「渋谷」から東急バス(田園調布行き)「駒沢公園東口」下車
JR「恵比寿」から東急バス(用賀行き)「駒沢公園」下車
東急田園都市線「駒沢大学駅」下車 徒歩15分

<最寄り駅>
駒沢大学駅、都立大学駅、桜新町駅
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/about040.html  https://www.japanprize.com/?mode=f17

駒沢緑泉公園 
公園のテーマは名称のとおり「緑」と「泉」という緑豊かな区立公園で、近隣住民の憩いの場にもなっています。公園の入り口には広場があり、広場中央に設置された噴水は子どもの水遊び場として親しまれています。広場の奥には落葉樹、常緑樹など様々な木々が生い茂る「樹木園」があり、木々の間をせせらぎが流れ、暑い時期にはここでも水遊びが出来ます。また地域ボランティアが通常の公園ではできない遊びを教える「プレイパーク」のエリアを持つ公園でもあります。水と緑と土で子どもが遊ぶ公園は「せたがや百景」にも選ばれたそうです。

C:緑泉公園@.jpg
D:緑泉公園A.png


<所在地>
東京都世田谷区駒沢3-19

<アクセス>
東急田園都市線「駒沢大学駅」もしくは「桜新町駅」から徒歩約13分下車 徒歩15分
<最寄り駅>

駒沢大学駅、桜新町駅
https://itot.jp/13112/1030
https://iko-yo.net/facilities/130372


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特集:森林セルフケアフォーラム2022=体験会のご案内=

特集:森林セルフケアフォーラム2022   
                          
=体験会のご案内=


NPO法人日本森林療法協会
理事長 原田 純子


先月号では森林セルフケアフォーラム2022のテーマである「森林ホースセラピー」についてお知らせいたしました。今月はフォーラムの午後のプログラムである体験会のご案内です。

フォーラム2022.png


Aコース 
*タイトル:「五感を開くワークと心身の健康を目指した気功(八段錦)の体験」                                          *講師:青木 孝一(森林セルフケアコーディネーター、シェアリングネイチャーウェルネスガイド)
*実施場所:駒沢公園                                     *講師からのコメント:
皆さんは日常生活の中でどのくらい五感を使っていますか? 普段私たちは、 8割以上が視覚からの情報で生活しています。視覚以外の感覚(聴覚、触覚、嗅覚、味覚)を使って自然への気づきを深めていくことで自然や他者に対する思いやりが芽生え、自然と共に生きようとする心が育まれていきます。そして、もう一つのワーク「八段(はちだん)錦(きん)」は中国数千年の中で受け継がれてきた気功法の中でも最も完成度が高く優れた健康法です。30秒から1分程度の型が8つで構成され、多くの人が日常的に抱えている不調に対して効果(疲労回復、血流アップ、コリを解消、自律神経を整える等)があると言われています。一段ずつ独立した健康体操ですから体力や体調、効果などから選んで行うことができます。日常生活の中に取り入れることができる心と体の健康を意識したプログラムです。
皆さん、是非、この機会に体験してみてください。

Bコース 
*タイトル:「シュタイナー的な植物瞑想で森林セルフケア」                   *講師:飯田 みゆき(森林セルフケアコーディネーター、薬剤師、公認心理師)               *実施場所:駒沢緑泉公園                                   *講師からのコメント:
ルドルフ・シュタイナーは、超感覚的な世界を認識するためには、まず、感覚を使って現実をしっかり観察することだと言っています。
ーーー
植物の小さな種を目の前に置く。まず肉眼に見える限りの、種の形状、色、その他の特徴を熟視する。
種の中には、眼に見えぬ仕方で、後にそこから生長してくる植物全体の力が備わっている。本物の種の中には、模造品の中には存在しない何かが眼に見えずに内包されている。種における不可視的なものは、眼に見える植物まで変化する。
もし私に考える能力が備わっていなかったとすれば、後に可視化される植物の色や形態を、現在私がすでに心の中に表象することもなかったであろう。この思考内容に感情と思考を集中させなければならないのである。
(ルドルフ・シュタイナー『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか』より)
ーーー
目に見える姿をしっかり熟視すると、植物の内側にある本質を私たちの心の中に映し出すことができるのだそうです。それが、人間の思考の力です。                        

なに、それ?                                                    

と、思うかもしれませんが、何が起こるかは、やってみなければわかりません。2時間を使って、ひたすら植物に心を開いてみる、そんな時間を過ごしてみませんか?

Cコース 
*タイトル:「樹林気功と呼吸法で健康増進」
*講師:太田 博幸(森林セルフケアコーディネーター、産業カウンセラー)            *実施場所:駒沢公園
*講師からのコメント:
元はゴルフ場だったという緑豊かな都立駒沢オリンピック公園。駒沢公園で五感を開き、樹林気功と呼吸法でこころとからだのリフレッシュをしませんか。
コロナがなかなかおさまらず、情報過多の現在、日々仕事のことや人間関係での悩み、子育てや親の介護の迷いなど心配事や不安な事はつきないと思います。また高血圧や肩こり、冷え性など身体のプチ不調をかかえている方も多くおられるのではないでしょうか。
体験会では、太陽の陽射しに照らされた錦秋の駒沢公園をゆったりとした気分で歩きます。ところどころで立ち止まり、目を閉じて、いろいろな音を聴きます。何の音が聴こえてくるか、味わってみましょう。自然を味わいながら、ゆっくりと歩いていると、知らず知らずのうちに呼吸が深くなり脳波が瞑想状態に近くなり、素晴らしい精神状態になっていきます。
少し開けた広場で、五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)を開くワークを行い、五感を刺激して気分をリフレッシュします。
つづいて呼吸法と樹林気功を行います。心と身体を整えるには呼吸が一番です。樹木からの酸素を肺そして丹田に十分送り込み、
体内の老廃物を排出できるようにし、新陳代謝を活発にして細胞を元気にします。
(細胞がより元気になるような想いで行います。)ご一緒にいかがでしょうか。当日、お待ちしております。

Dコース 
*タイトル:「駒沢公園で森林セルフケア体験」
*講師:田川 裕則(森林セルフケアコーディネーター、森林インストラクター)             *実施場所:駒沢公園
*講師からのコメント:
駒沢公園は、東京オリンピックの第2会場で、レスリングやバレーボールなどの競技が行われたところです。大会終了後に公園として一般に公開され、緑と数々の体育施設が調和した運動公園として親しまれています。(ちなみに、第1会場は代々木競技場です)
当日は、フォーラム会場の駒澤大学246から、駒沢公園への最寄り口に移動していただきます。駒沢公園の周囲は、大きな木が多く歴史を感じます。森の中に入り、自然への気づきを様々な感覚を使って理解していただき、広い芝生広場で森林セルフケア体験として、各自で場所を決めて 20 分間ほど自由に横になって、セルフケアの時間をとります。
これまでの森林セルフケアフォーラムでは、オリンピックセンターをフォーラム会場として、代々木公園や明治神宮を森林セルフケア体験会の会場としてきました。
森林を活用する活動には様々ありますが、「健康」という目的のために森林を活用するものが森林療法であり、「健康」という言葉の中には、健康増進、病気の治療、福祉・療育分野も含まれると考えられます。
森林に入って行き、まずは誰よりも自分自身の心と体の健康について考え、癒され、健康の保持増進をできることが大切です。
是非、今回の森林セルフケアフォーラムをお楽しみください!

Eコース  
*タイトル:「初めての森林セルフケア」
*講師:原田 純子(森林セルフケアコーディネーター、保健師)                 *実施場所:駒沢緑泉公園
*講師からのコメント:
昨今は森林浴が健康に良いらしいという話題をよく耳にされると思います。でも、なかなか森林に出かけるってハードルが高いですよね。どこの森に行けば良いのかを考えるところから始めなくてはいけませんし、行ってただ森を歩いてくれば良いのかな?そして日本森林療法協会では「森林セルフケア」って言うけれど、それって森林浴のこと?セルフケアってどんなことをするの?…、次から次へと湧いてくる、そんな疑問にお答えしていくための「森林セルフケア入門編」のコースを作りました!
体験会ではいくつかのワークをしながら、先ほどの疑問にお答えしていこうと思います。山深い森に行かなくても、実は身近にある公園でもできる森林セルフケアを身に着けて頂ければ、コロナで縮こまっていた2年間の凝り、不安や焦る気持ちなどをほぐすヒントが見つかるかも知れません。難しい事やハードなことはやりませんし、できません。初めての方同士でも、きっと同じ思いの方とご一緒に体験して頂きますので、お気軽にどうぞ。駒沢緑泉公園で五感を開くところから始めましょう。
森に行って健康になろうとする人を支援したり、森に行って健康になろうとする人を受け入れる人材(森林セルフケアサポーター)を支援するのは協会の活動方針です。さらに健康な森づくりと森の紹介をしたり、健康のために森林を活用するすべての人を繋いでいくことも目指しています。さぁ、ご一緒に森へ出かけましょう♪


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posted by Yu SEKI at 07:41| イベントのご案内

2022年09月09日

【ご案内】レベルアップセミナーin静岡_2022/11/20(日)

「レベルアップセミナー」を以下の通り開催致します。
皆様のご参加をお待ちしております。


■開催日時
 2022年11月20日(日)12:50 〜 16:00

■方式
 屋外実地講座
 場所:NPO法人EPO
 集合:12:50/現地集合(静岡県富士宮市粟倉2736−3)
 備考:12:10/新富士駅改札から送迎あり
  
■参加費
  会員2,500円/一般3,500円
  ※お申し込みを頂きました後【11月14日(月)】までに下記ゆうちょ銀行口座までお振込ください。

■振込先
  <ゆうちょ銀行からの振込の場合>
   ゆうちょ銀行:記号 10060 番号 93744651

  <他金融機関からの振り込みの場合>
   ゆうちょ銀行 店名:00八 (ゼロゼロハチ) 店番:008 (普) 93744651

■申込先
 下記申込みフォームよりお申し込みください。
 https://forms.gle/i38mCsMAog8G71zn8
 ※申込みフォームが開けない場合、事務局までお問い合わせください。
  (事務局連絡先:forestselfcare@gmail.com)

■イベントチラシ
 森林療法協会レベルアップセミナー2022 11.20.pdf

■主催
 NPO法人日本森林療法協会
  http://foresttherapy.wixsite.com/forest

■キャンセルポリシー
 一度お振込みいただいた参加費は返金できません。
 ただし締切日までにお申し込み人数が5名に達しない場合は、講座の開催を見合わせることがあります。
 その場合はご連絡の上、振り込まれた参加費を次回までお預かりいたします。


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★次回のイベントにご参加されませんか?イベント情報はホームページをご参照ください!
 https://foresttherapy.wixsite.com/forest

★NPO法人日本森林療法協会 Facebookページに「いいね!」で最新情報をチェック!
 https://www.facebook.com/TheJapaneseForestTherapySociety

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posted by Yu SEKI at 23:09| イベントのご案内