森林作業の体験
森林セルフケアコーディネーター
小川 純子
森林セルフケアのメニュー
1.五感+αをひらく体験
2.自然観察的な体験
3.健康法の体験
4.心理療法的な体験
5.ひとりですごす体験
6.運動療法的な体験
7.森林作業の体験
1.五感+αをひらく体験
2.自然観察的な体験
3.健康法の体験
4.心理療法的な体験
5.ひとりですごす体験
6.運動療法的な体験
7.森林作業の体験
森林セルフケアのメニューについては森林療法協会の皆様はよくご理解されていることなのだと思います。私は、森林セルフケアのメニュー1〜6までは体験し、自分が体験会をおこなう場合のメニューをつくることが出来るようにはなりましたが、「7.森林作業の体験」はまだ経験をしたことがありません。機会があれば是非やってみたいと思っていました。
「実は、体験してきました!」と書きたいところなのですがまだまだ私には、ハードルが高いようでしてご縁がありません。しかし、前回ご紹介させていただいた「遠藤笹窪谷公園」にて培うお手伝いをさせて頂くことができました。
ことの発端は、「街路樹はなぜ剪定が必要か?」の著者である樹木医の富田先生にお会いしてお話を伺ってから、里山の自然が残る「遠藤笹窪谷公園」とはどういう公園なのか知りたくなり、実際に一人で観に行ったことがきっかけです。
8月10日、もろもろの仕事が終わり疲れたなと感じていた時、ふと「今から藤沢まで行ってみようかな」と思い立ちました。道順を調べてみると1時間もあれば行ける。そうとわかれば車を運転して「遠藤笹窪谷公園」までレッツゴーです。到着した時は16時を過ぎていました。駐車場に車を置いて、少し歩くと私の想像とは全く違う「公園」が現れました。「これも公園なの?」
まだまだ日差しも強く、木陰がないためすぐに汗が流れてきます。気が付くと自然に笑みがこぼれていて、「すご〜くいいなあ、すごくいい」と独り言をつぶやいていました。芝生をぬけて、大きな池があり、たくさんのトンボが飛んでいました。その先に菖蒲園らしきエリアがあり、更に先には田んぼもありました。
広がる自然の中に、展望デッキを備えた「生物多様性サテライトセンター」という建物がありました。ポツンと建っていましたので、展望デッキに上がり公園を眺めることにしました。菖蒲園の辺りに軽トラックが1台見えて、男性がひとり何か作業をしていることに気が付きました。とっさに富田先生だと思い、展望デッキから降りて近づき声をかけると、やはり冨田先生でした。
「来てくれていたんですか。後30分ほどで作業が終わるから待っていてもらえますか」私ははいと答え、また展望デッキに上り、そこから冨田先生の作業を観ていました。たったお一人で、直射日光を浴びながら黙々と作業をされている先生を観ているとき、言葉では言い表せない感覚が湧き上がるのを感じながら、出てきた一言は「凄いな」。
作業を終えられた先生の上着やズボンは汗でびしょびしょでした。
帰宅してから、先生に、「何か培うお手伝いをさせてください」とお願いのメッセージを送りました。後日、ご連絡をいただき、8月21日・22日の2日間、草刈り(私は根を切りやすいという鎌を借りました)と根元への肥料を撒くお手伝いをさせていただきました。休憩している時に、聞くとはなしに先生がほかの方と話をしていた内容が聞こえてしまいました。「彼女に自分が育てた菖蒲が咲いた、という体験をさせてあげたいんですよね」
来年の5月、「湘南最大級の菖蒲園」が満開になるまで、私は培うお手伝いを続けさせて頂こうと思っています。
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