新しい生活様式!?
理事長 原田 純子
新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、自粛生活:Stay Homeが続いております。今後は段階的に元の日常を取り戻していくことと思いますけれども、しばらく続いた自粛生活にお疲れは出ていないでしょうか?皆さまどのようにお過ごしでしたか?
私も初めのうちは仕事に行かなくても良いのねなどと呑気に構えて、こんな時こそ家の片づけ♪とか、丁寧な掃除と手を抜かない料理を目標に、果ては部屋の模様替えまでしてしまいましたが、段々にそういう事ではないぞ!と思い始めました。緊急事態宣言が出される前の生活がいかに普通だったのか、その「普通」という事がいかに大切なものだったのか。毎日のように感染拡大のニュースを見聞きするたびに、今日も自分が生きていることが、文字通り有難い事なのだという事に思いを寄せるようになりました。
さて、自粛生活期間に入る前には、もっと全国の森林セルフケアサポーターの方々との繋がりが太くなると良いなぁ、そのためには何ができるのかなぁ等と考えておりました。昨年末の理事会で協議した結果、講座以外のイベントも幾つかトライしてみましょうという事になり、その1つとして森林療法についてのブラッシュアップセミナーの開催が決まりました。
そして2月2日にはその1回目を開催することが出来ました。さらにもう1つのトライアルとして、森林セルフケアサポーターなら誰でも参加自由、というサポーターズカフェも3月15日に開催される予定でした。セミナーに参加してくださった方々とも、サポーターズカフェでお会いするはずだった方々とも、沢山の話し合いをしてお互いに繋がりを持ち、アイディアを出して頂きながら、今後の協会の活動やサポーター同士の交流の場もできるはずでした。
ところが新型コロナウィルスの感染拡大を防止するためとして、3月のカフェ、和歌山や東京での講座、単発での体験会など全て延期または中止となってしまいました。唯一3月に名古屋での講座が開催できたのはヒヤヒヤものでしたが、マスク着用で室内編は1時間ごとの換気に努めるなど、感染防止には充分な配慮をして無事に行うことができたのでした。
緊急事態宣言の期間が延長される際に、アフターコロナの時代に入るに当たっては生活習慣を見直し、生活様式を変えていくようにとの提言もなされました。ビフォーコロナの時代は終わり、あんなに大切だと実感した普通の生活には戻らないで、変わっていくようにと。自粛期間中にテレワークやオンライン会議などで仕事をなさった方も居られたかと思います。子ども達は学校に行かなくてもタブレットやPCなどを使って自宅で学習したりする試みもありました。
少し前までは考えられなかった事が、最早普通に受け入れられています。つまり行動変容が実社会では既に始まっているのです。そんな時代に協会にできる事は何だろう?サポーターさんとの繋がりを切らさずにがっちりと関係を継続していけるものは何?と考えて辿り着いた答えの1つがこのメルマガです。
実はメルマガは数年前までは配信されていたので、正確にはメルマガの復活です。協会のホームページを毎日チェックされて居られる方はそんなに居ないでしょうけれど、メルマガなら確実に配信されます。しかしメルマガは協会からの一方的な情報発信になりがちですので、もう1つフェイスブックでのグループを作り、協会の森林セルフケアサポーター同士の交流の場を作ろうとしています。これによって協会とサポーターさんとの双方向の交流が可能になります。どんどんアイディアやご意見をお寄せ頂き活用して頂きたいと思います。
しかし、時代はアフターコロナになったとしても、私どもの活動は「森林療法」であることを忘れてはいけません。ITの活用、SNSも大いに利用していきたいと考えておりますが、やはり実際に森に行く活動は欠かせません。その際には3つの密を避けるという原則を守り、自分自身を感染から守って森に行きましょう!まだまだ実際の森に出かけるのは簡単ではありませんが、近くの都市公園やご近所森の植物の力を借りたりしての森林療法は私たちの得意技です。その辺りの仕掛けも考えていきたいと考えています。
「月に一度は森に行こう♪」が合言葉でしたよね。外出がもう少し自由になりましたら、皆さんと一緒に森歩きができるのを楽しみにしております。