森林セルフケアフォーラムを終えて
理事長 原田純子
去る10月22日(日)ほぼ1年間かけて準備を重ねてきたフォーラムを無事に終了することができた。いや、無事に、と思っているのは私だけかも知れないが。この1年幾度となく書いてきたが、昨年のホースセラピーに続いて今年はミツバチセラピーがテーマと言う、はてなマークがいくつも飛び出すような思いでスタートした今年のフォーラムの準備であった。しかし準備を重ねるうちに、段々にイメージも出来上がり、何より森林とミツバチとの親和性の高さを実感できるようになっての開催だった。
このフォーラムのために、実は理事会では今年の異常な暑さの中、事前に茨城合宿を挙行(強行?)したのだが、この合宿は決して無駄ではなかった。特に東京のど真ん中=銀座のビルの屋上での養蜂と、田園風景が広がる茨城県笠間市での養蜂との対比を実際に体験し出来たことは、蜜源の花の違いだけでなく、心に響くものもそれぞれで、価値ある対比となった。何より「蜂は刺すもの、怖いもの」というイメージを払拭し、親しみさえ抱くようになったのは私だけではなかった。
さらに基調講演をされたトウヨウミツバチ協会の高安和夫様には何度もメルマガなどへの寄稿をお願いし、その都度ご快諾を頂き、事前にミツバチやミツバチセラピーへの情報を頂くことが出来た。重ねての依頼に嫌な顔一つせず、新しい情報も次々とお知らせ下さり、その文の中に氏の養蜂やミツバチに対する熱意、愛情もたっぷりと伺う事ができたのも今回のフォーラム成功への要因となったと感じている。
一方で今年も約半年間かけてフォーラム委員会のメンバーが活躍して下さったことも特筆すべきことである。それぞれに本業を抱えておられる中で、月に1回は夜の時間帯を利用してのZoomでの委員会活動に積極的にご参加頂き、意見を交わしつつ周到に準備を重ねて頂いた。感謝以外の言葉は無い。
今年のフォーラムは、昨年のアウェイ感ある初めての会場から、ホームである代々木に戻っての開催となり、安心感は大きかった。反省すべき点も多々あったと思うが、そこはまた来年に向けての活動の中で集約していきたいと考えている。
最後となったが、講師の高安様、ご協賛を頂いた一般社団法人トウヨウミツバチ協会様、ファーム&ガーデン白岡様、NPO法人マルベリークラブ中部様、NPO法人バーンロムサイジャパン様他、フォーラムに関わって下さった全ての方々にも心より御礼申し上げる。