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2024年02月10日

【案外身近な伝統文化の森】森林セルフケアサポーター 倉上 千裕

「歴史に登場する吉野と私」
 
今回メルマガへの寄稿のお話を頂き、さてさて吉野の森の伝統文化について・・・と少々悩みました。
吉野の森には歴史上のお話の舞台となった事例が多く、私自身あまり歴史に精通していないこともあり、「さてさて」となった訳です。

歴史的には初めに吉野が登場するのは「古事記」「日本書紀」の初代神武天皇の時代だそうです。その後、大海人皇子の「壬申の乱」、鎌倉時代の源義経や南北朝時代の後醍醐天皇、大塔宮護良親王、楠正成、安土桃山時代の豊臣秀吉の「吉野の花見」、江戸時代の松尾芭蕉等々と日本史でどこが聞いたことがあると思います。

吉野山を歩いていると、そこここに石碑があり、また〇〇跡地といった表記や読まれた歌が刻まれたものを多く目にします。そう、ここは歴史上のお話が実際に繰り広げられていた所なのです。皆様も是非アンテナを張り巡らして見て歩いてみてくださいね。私は森を歩きながら時空を超え空想の時間にひたる時、こんなことがここであったのかなぁと想像してみます。何百年も前の人が出てくるではないかと思うことがあります(本当に出てきたら困りますが)。

森は静かなるときも動乱の時も人の行いを静かに見守ってきました。そんな包容力のある森に抱かれ、五感を開き、自分を取り戻す時がとても好きです。

私はよく「なぜ吉野に来たの」「吉野のどこがいいの」と聞かれます。私にはなぜだかよく分かりません。ただ「心が安らぐ」のです。吉野の山々を見ていると安らぐのです。たぶん太古の昔にご縁があったのだと思うことにしています。「おかえり」と迎えられる感覚、私は呼ばれて吉野へ来たのだと思っています。

今年10月のフォーラムは故郷、京都での開催。関西での開催を楽しみにしていす。
関西にお越しの際は足を延ばして、ぜひ奈良の山奥の吉野へお越しくださいませ。観桜期や紅葉の吉野山も素敵ですが、私は森の息吹を感じられる新緑の時期が一番好きです。
宿泊先についてはぜひお問い合わせくださいませ。私が運営している「結ほんまち屋敷」も御贔屓に。(ちゃっかり宣伝しちゃいました)。

秋に京都でお会いできる日を楽しみにしています。

森林セルフケアサポーター 倉上千裕
posted by 田川 at 14:13| 特集