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2025年11月11日

今こそ里山で森林セルフケア!

「今こそ里山で森林セルフケア!」
                     森林セルフケアコーディネーター 星野 央

 森林セルフケアフォーラムには可能な限り毎年参加させていただいていますが、今年は「里地里山」がテーマ、しかも会場が地元に近い藤沢と聞き、「何がなんでも参加しなくては!」と思っていました。

 というのも、私事はありますが、「里地里山」は大学時代に様々な生物調査や保全活動で関わった場所であり、自分にとっては、自然の勉強を始めた"原点"のような場所だったからです。里山の生物多様性を保全する活動と研究にかかわる中で、日本にはいわゆる"手つかずの自然"というのは実はほとんどなく、里山的な環境で農業が営まれる中でそこに生息する生物も一緒に繁栄してきた、ある意味特殊な環境であること、そんな「里山」が日本中で減少していく中で、同じように生物も減少してしまい、日本の絶滅危惧種のほとんどが里地里山的な環境に生息していることなどを知りました。このように、日本では開発や乱獲だけでなく里山の減少(=人による自然への「介入」、「働きかけ」の減少)による影響が非常に大きく、これらは生物多様性減少の「第二の危機」とされています。(ほかに、開発や乱獲による影響が「第一の危機」、外来種による影響が「第三の危機」、そして気候変動が「第四の危機」です。)

 とはいえ、現代では里地里山の価値はほとんど理解されていないのが現状ですが、一方で、私たちの暮らしと経済が自然(=生物多様性)がなくては成り立たないことに鑑みると、なんとかして里山的な環境を保全していかなければならないことは、全国共通の重要な課題です。

 と、いきなり熱く語ってしまいましたが、そのようなあまり明るい状態ではない背景や現実を学んできたからこそ、今回、冨田先生の藤沢市遠藤地域の里山(谷戸)の保全活動に関する基調講演は、その思いに心から共感するとともに、冨田先生の熱意にただただ圧倒された時間となりました。そして先に書いたように、そのような環境が多くの生き物にとって必要であることを知っている身としては、勝手ながら「冨田先生ありがとうございます!」と生き物を代表するような気持ちで胸がいっぱいになりながら聴いていました。

 また、お話の中でも特に、冨田先生の「農家を/農業をなんとかしたい」という思い、地域の田園風景は農家さんのおかげで保たれてきたということ、そして、地域の緑を残せるのはその多くを所有する農家さんであり、そのためには地域の農業が元気でないといけない、という言葉には深く共感し、頷きすぎて首が取れそうなほどでした。しかし、里山保全に取り組む団体は数あれど、農家レストランまで開業させてしまう方は、なかなかいらっしゃらないのではないかと思います。
今でこそ環境問題が人々に認知され、企業も行政も対応の必要性を理解しつつありますが、都市化や開発が進められてきた真っ只中で、古くからそこにある自然環境の大切さを認識し、開発に反対しながら保全活動を行なってこられたことは、並大抵のことではなかったと想像できます。でも、今全国に残されている豊かで貴重な自然環境の一部は、冨田先生たちのような方々や団体の熱意と思いでなんとか保たれてきた側面が大きいのではないかと感じます。

 森林セルフケアもまた、快適な緑地や森林環境があって初めて成立する活動です。それを肝に銘じて、快適に森林浴をすることができる自然環境があることに感謝しなければならないと改めて感じました。
 同時に、森林セルフケアは、いわゆる「自然好き」な人たちだけではない、現代に生きるあらゆる人々を、自然に呼び戻せる方法でもあると個人的には考えています。これまで里山的な環境で森林セルフケアを企画・案内したことはまだありませんが、冒頭に書いたように、古くから生き物が生息する環境と、人々の暮らしが共存してきた環境ですので、生き物とのつながりも感じやすく、「人も自然の一部」であることを実感しやすい場所でもあるのではないでしょうか。

 今回の遠藤地域のように、農家レストランの旬を味わうお弁当が食べられるような場所であれば、五感の「味覚」も楽しむことができ、なおさら森林セルフケアとも非常に相性が良いと思います。例えば、午前中は里山の環境保全作業や農作業に参加し、お昼は農家レストランのお弁当を食べ、午後は里山を歩きながら森林セルフケアの体験…など、夢が広がります。

 行政や企業も気候変動への対応に続き、自然への対応を意識するようになってきている昨今、自然を守り活用する活動をする人々にとっては追い風となっています。
 自然を守り保全する活動と、それらを利用して健康を促す森林セルフケアの活動のコラボレーションに、無限の可能性を感じたフォーラムでした。
posted by 田川 at 08:45| 森林セルフケアフォーラム

2025年11月10日

森林セルフケアフォーラム2025 in 藤沢を終えて

森林セルフケアフォーラム2025 in 藤沢を終えて
                       NPO法人日本森林療法協会 理事長 太田博幸

 日本森林療法協会は、2025年10月26日(日)に藤沢市の代表的な里地里山の
藤沢市遠藤地区において、森林セルフケアフォーラム2025 in 藤沢を開催しました。
協会は森林セルフケアのフィールドとして、都市公園の森と伝統文化の森において
イベントや講座を展開してまいりましたが、今年から里地里山の森を第3の柱として加え、今回の森林セルフケアフォーラムは、その取り組みの第一歩となりました。

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午前中は、樹木医で藤沢市マイスターの冨田改先生による、「緑の共生する地域づくり」を
テーマに「遠藤まほろばの里」構想に基づく、遠藤笹窪谷公園、藤沢えびね・やまゆり園、農家レストランいぶきの立ち上げから運営までの信念や行動について、熱い想いやご苦労された点などを楽しく、力強いメッセージで発信いただきました。

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基調講演のあとは冨田先生を囲んでのダイアログです。降矢理事の進行のもと、鈴木理事、太田および会場からの質問に冨田先生は、ひとつひとつの質問に対して丁寧かつ詳細に回答していただきました。

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昼食は農家レストランいぶきの美味しいお弁当です。お弁当はフォーラム委員で今回のフォーラムの企画に大きく関わっていただいた小川純子コーディネーターに手配いただきました。(小川コーディネーターはフォーラム直前に怪我をされ、残念ながら会場には参加できませんでした。録画にて基調講演などはご確認いただいています。)

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午後は、冨田先生の案内による遠藤地区里地里山の自然散策です。
遠藤笹窪谷公園では、菖蒲園運営及びボランティア参加についてご苦労されたことなど
お話しいただきました。

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藤沢えびねやまゆり園は、面接約8500平方メートルの山林内に山野草や樹木が約130種植栽されています。開園期間は4月1日〜8月第2日曜日までの春と夏の開園となりますが、今回特別に開園していただきました。

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農家レストランいぶきは、関東で初めて国家戦略特区の承認を得て、農地にレストランを
建設しました。地域発展のために農地を有効活用するという新しい取り組みとなります。

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里地里山の散策の後は、遠藤笹窪谷公園の会議室に戻り、赤居理事の進行による、
ワールドカフェです。4つのチームに分かれ、フォーラムのふりかえりシェアと参加者の交流を行いました。

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日本森林療法協会の4つの活動方針、@森に行って健康になろうとする人を支援する。A
森に行って健康になろうとする人を受け入れる人材を育てる。B健康な森作りと森の紹介。
C健康のために森林を活用する全ての人を繋いでいく。の内、活動する機会が限定される、健康な森作りについて、今回のフォーラムはとても参考になり勉強の機会となったことと思います。

posted by 田川 at 14:59| 森林セルフケアフォーラム

2025年10月17日

森林セルフケアフォーラム直前情報 会場は皆さまをお迎えする準備万端です!

〜森林セルフケアフォーラム直前情報 会場は皆さまをお迎えする準備万端です!
                                理事 降矢英成

 10月13日に、会場の藤沢市の湘南台の遠藤笹窪谷公園を訪れ、講師の冨田改先生と公園施設長と打ち合わせをして来ました!
 この日は、祝日の月曜でしたが、何と慶応大学藤沢湘南キャンパスの授業日となっており、いつもは空いているバスが若い学生さんたちで一杯で、私もバス通学をしている気分になり、若返りました、、。

 メイン会場の遠藤笹窪谷公園は、いい感じで秋めいた落ちつきを醸し出していました。今日も、子供連れの家族の姿があちこちに見られ、お父さんが公園の貸し出し用の網を使って子供に虫取りを教えている微笑ましい姿が印象的でした。フォーラムの行われる26日には、秋本番になっているのではないかと期待できます。

 講師の冨田改先生も、お元気でいらっしゃり、すでに講演のパワーポイントと付属の資料をしっかりとご準備完了でした。特に、資料は、実際に県や市との交渉の際の公式記録ですので、臨場感たっぷりの内容となっています。

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 また、公園管理所にある会議室も、机10脚と椅子40脚、そして、プロジェクターの準備、さらにはオンライン対策も万端です。ここの会議室からは、窓から公園の緑が見えてとても心地よい室内環境となっています。

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 写真の1階に会議室があるのですが、2階は展望台になっており、里山の方にゆったりと広がっている谷戸の景観を見渡すことができる素敵な場所となっています。ぜひ、空き時間にご覧になって下さい!

 このように、今年の森林セルフケアフォーラムは、皆様をお迎えする準備が整っております。ぜひ、ご参加をお待ちしております!

posted by 田川 at 07:13| 森林セルフケアフォーラム

森林セルフケアフォーラム2025in藤沢 -藤沢の里地里山で森林セルフケア!-

森林セルフケアフォーラム2025in藤沢 -藤沢の里地里山で森林セルフケア!-
                         日本森林療法協会理事長 
                               原田純子

 会報誌でもご案内しておりますが、このメルマガはフォーラム直前号です。最後のお願いをするのは選挙ですが、これは直前のお誘いとなります(笑)

 あれほど暑かった夏もあっという間にようやく平年並みの気温となり、長野は落ち着いて秋を迎えております。皆さまの地域はいかがでしょうか?秋と言えばフォーラム!今年も年に一度のフォーラムを迎えようとしています。今年は「里地里山」の森を味わいながら湘南の地、藤沢での開催となります。

 今回の会場となる藤沢の遠藤笹窪谷(えんどうささくぼやと)公園は、湘南とは言うものの東海道を挟んで海とは反対側の遠藤地区にあり、正に里地里山の風景が広がる公園です。 
https://endosasakuboyatokouen.jp/   
 園内には遊水地としての機能も持つ池があり、季節ごとに山桜やカキツバタ、ショウブ、アジサイ、ヒガンバナなどの花々も次々と咲き誇ります。中でも素晴らしい取り組みと感じるのは園内に生物多様性サテライトセンターが設置されていることで、今回のフォーラムもこのセンターの一室をお借りしての開催です。

 当日は基調講演として、この広大な公園を文字通り手作りされた冨田改先生より、開園に至る経緯やその間のご苦労話等を伺う予定です。同時にNPO法人「里地里山景観と農業の再生プロジェクト」の活動として「100年後の遠藤を夢見て」をキャッチフレーズに、遠藤の「自然財産(=景観)」の保全活動を基本とした地域の活性化の取組みとして、面積8,500uの山林に山野草園を開設・運営されている「藤沢えびね・やまゆり園」や、当日のお弁当を届けて下さる農家レストラン『いぶき』についてもたっぷりお聞かせ頂き味わいます。
https://satochi-satoyama.jimdofree.com/ibuki-farm-restaurant.com

 当日のプログラムは下記のように予定しております。
10:00  開会・挨拶  太田理事
10:05  基調講演  富田改氏
11:05  休憩
11:10  冨田先生を囲んでのダイアローグ (進行)降矢理事
12:10  昼食(農家レストランいぶきのお弁当)
13:00  園内見学&体験会
14:30  休憩
15:00  ワールドカフェ
16:15  全体まとめ  
16:30  閉会  田川副理事長
*時間は多少前後する場合があります。


晩秋の1日、里地里山の森でご一緒にセルフケアの時間を過ごしませんか?

参加申込はこちらからお願いします。
https://peatix.com/event/4414604/view


posted by 田川 at 05:59| 森林セルフケアフォーラム

2024年11月11日

森林セルフケアフォーラム 2024 in 京都 を 終えて

森林セルフケアフォーラム 2024 in 京都を終えて
                       NPO法人日本森林療法協会理事長 原田純子
 かねてご案内の通り、10月27日(日)に京都国際交流会館( kokoka )にて NPO 法人日本
森林療法協会のフォーラムを開催いたしました。フォーラムは協会の年に1度の大きなイベント
です。
 今年度は特に「伝統・文化の森」を協会の活動の大きな柱として テーマに取り上げて
参りましたが、歴史的に見ても正に伝統・文化の都である京都で開催できたことは大き
な喜びでした。 季節的にも暑くもなく、雨にも降られないという天気にも恵まれて、本当に
フォーラム日和でありました。
 午前中は、京都大学名誉教授である鎌田東二先生の「京都の森と文化」という基調講演 。
京都は三方を東山、北山、西山で囲まれるように守られている街。都を囲み守ってきた森は 、
どのような推移を辿り、今どのようになっているのか 。先生はたくさんの写真や資料を提示
され、わかりやすくご説明くださいました。杉や檜などの針葉樹の森は常緑で落ち着いた独
特の雰囲気があります。しかし害虫が発生して荒らされたり、台風などで倒木してしまって
更新する際に広葉樹に置き換わってしまったり、あるいは倒木が放置されたままになって
しまっていたりと、森の風景も変わってしまった所が何か所もあるとのこと。その悲惨な
光景を見ていられずに 、植林など森の手入れを通じて文化の中心地でもあった美しい京都を
取り戻していきたいと活動を始められたとのこと。現在は「京都伝統・文化の森推進協議会」
の担い手としてご尽力されておられる先生のご講演は、次から次へとエピソードが湧いて
くる、 いくら時間があっても足りないほど伝えたいことだらけ、という盛り(森?)沢山な
展開でした。

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 基調講演の後には 関西在住の赤居理事(和歌山市)、森林セルフケアコーディネーターの
左賀さん(京都)、倉上さん(吉野)のご両人にもご登壇頂き、降矢理事の進行でダイア
ローグが展開され 、その後は昼休憩を挟んで午後のプログラムへ。

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 午後は、実際に東山を歩いて森の実情を確認する実地編のプログラム 。会場から5分ほど
の粟田神社まで市街地を移動 、先ずはお詣り。鎌田先生が祝詞を上げられ、わざわざご持参
下さったほら貝を吹いて 午後のプログラムの安全な進行を祈願して奉納して下さり出発と
なりました。目指す青龍殿へは神社の裏山を登って行くような感じでしたが、この裏山がな
かなかの裏山で。 全行程歩き通せてほっとしているのはここだけの話です。そんな裏山を
登りつめた森の出口が青龍殿 。こちらでもお堂に上がり鎌田先生と読経し、燃え盛る炎を背
にした迫力の国宝「青不動」を拝観 。さらには外へ出て大舞台で京都の街を一望し、遠くの
山並みや近くの木立などからも午前中の講演でお伺いした森の様子を確認することが出来
ました。
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 その後は絶滅を危惧し保護活動をされているキクタニギク(菊渓菊)の繁殖地を目指して
下山となりましたが、森のそこここに倒れたままの木々が放置されている光景が目に
入るなど、ここでも基調講演の確認をした次第です。下山する道沿いに生えていた
キクタニギクはまだ蕾の状態で開花は見られませんでしたが、少し離れた場所にある栽培での
保護はうまくいっているとのことで、絶滅という最悪の危機は避けられるものと安堵しつ
つ、繁殖地の菊渓から知恩院へ下り、行く年くる年の大梵鐘を横目で拝観してり、フォーラム
会場に戻りました。
 休む間もなく時間ぎりぎりまで、最後のプログラムであるワールドカフェを行い、今日の
フォーラムについての感想をシェアいたしました。
・鎌田先生は何を質問しても回答の他にも次々にお話の種が出てきて凄い!
・森が荒れているなんて知らなかった。
・森って気持ち良いなと思った。
・気持ちよく歩けた。
・森の保全のために何かしたい。
等の感想が寄せられ、今後「京都伝統・文化の森推進協議会」をはじめとする多くの活動が実を結び、青々とした森が復活して新たな伝統・文化を育んでいってくれること、その伝統・文化の森を使って森林セルフケア=健康にも寄与してくれることを大いに期待したいと願ったフォーラムとなりました。
posted by 田川 at 04:30| 森林セルフケアフォーラム

2024年10月17日

森林セルフケアフォーラムの ご案内

森林セルフケアフォーラムの ご案内
                    NPO法人日本森林療法協会 理事長 原田 純子
 あれほど
 暑かった夏が慌てて暦に 合わせるかのように 秋の様相と なりました 。 秋と言えば
協会の一大イベントであるフォーラムの季節です 。 今年も来る10月27日( 日) に
その日を迎えようとしてい ます。 ここ数年、森と馬(ホースセラピー)あるいは森と
ミツバチ(ミツバチセラピー)と言ったテーマでしたが、今年は特に「伝統・文化 の森」に
焦点を当てて活動してきたこともあり、『京都 伝統 ・ 文化の森で森林セルフケア』という
サブタイトル通り、京都の森での開催 と なります。
日時:10月 27 日(日)10:00- 17:00
会場:京都市国際交流会館(kokoka)3階研修室
京都市左京区粟田口鳥居町 2番地の1
アクセスは地下鉄東西線 「蹴上」駅より徒歩約2分
湯豆腐で有名な南禅寺は直ぐ目の前です。
既に案内の通り、午前中は京都大学名誉教授鎌 田東二先生より「京都伝統文化の森の現状 」
をお話し頂き、 ダイアローグで学びを深め昼食となります。 残念ながら今回は、 近くのお店
や南禅寺の湯豆腐を楽しめる時間の余裕はないと思いますので、 会場にお越しになられる
方は昼食をご持参になることをお勧め致します。

午後は、鎌田先生が会長を務める京都伝統 ・ 文化の森推進協議会のご活動の跡を辿り、実際に
東山の森を歩きます。 ルートは会場から京都トレイルの粟田口から5分ほどの尊勝院まで
移動し、 青龍殿 将軍塚 キクタニギク(菊渓菊)の繁殖地を紹介して頂き 、
NHKの「ゆく年、くる年」でお馴染みの知恩院と回る京都 東山トレイルのコースの一部を予定しております。 会場まで戻るのに2時間半を予定しております 。しっかり歩くこととなりますので、当日はぜひ歩きやすいシューズ、服装でご参加ください。
年に一度の森林セルフケアフォーラム!ぜひ会場でお目にかかれますことを楽しみにいたしております♪
posted by 田川 at 04:56| 森林セルフケアフォーラム

2023年02月11日

特集: 森林セルフケアフォーラム2023 in東京―森林ミツバチセラピー

特集:森林セルフケアフォーラム2023 in東京
―森林ミツバチセラピー



理事長 原田純子



昨年大好評だった森林ホースセラピーの可能性を探ったフォーラムでしたが、今年のフォーラムのテーマは森林ミツバチセラピーにスポットライトを当てる予定です。

あれ?去年は森林ホースセラピーだったけど、今年はミツバチ?

そうなのです。馬と同様、ミツバチも森林ととても親和性がある生き物なのです。と言うより森林の生き物は、みな自然の一部ですので、親和性があるのは当然なのです。人間も含め、陸上の生物はほとんど森に住んでいたのですから。

と言う訳で、メルマガではフォーラムに向けて、少しづつ森林ミツバチセラピーについてお知らせをしていこうと思います。今回は第1弾として、昨年のフォーラムをご協賛の形で支えて頂いた一般社団法人トウヨウミツバチ協会様とミツバチについてお知らせしていこうと思います。
http://honeybee.or.jp/wop/

トウヨウミツバチ協会様はHPで、「私達は、人とミツバチが共生できるサスティナブルな社会を目指しています」と宣言されており、自然環境の保護や地球環境の保全に対する普及・啓発活動をはじめ、障がい者施設での養蜂環境調査研究事業、日本ミツバチ次世代担い手育成調査研究事業、会員向けに勉強会も開催されるなど幅広く事業展開をされておられます。

何よりユニークと思われるのはその拠点でしょう。何と大都会東京のさらにその中心部である、銀座のビルの屋上に巣箱を設置して養蜂を展開されて居られるのです。オフィスも銀座にありますから、正に都会っ子のミツバチですね。そんな都会っ子のミツバチ達が集めてくる都心の花々の蜜で蜂蜜を生産されるなどいくつもの事業展開をなさって居られるのがトウヨウミツバチ協会様です。

そもそも銀座に花なんか咲いているの?と思われるかも知れませんが、代表理事の高安様のお話では、ミツバチは半径2キロが活動エリアとのこと。銀座の直ぐお隣に位置する日比谷公園や、天皇家のお住まいである皇居には豊かな森があるのはご存知の通りですね。どちらもすっぽり都会っ子ミツバチの活動エリア内、絶好の採蜜スポットとなっているとお話してくださいました。ちなみに採集されたハチミツは、銀座の老舗菓子店で菓子に使われるなど商品化もされているとのことです。

蜂と聞くと、ほとんどの人は「刺されるから嫌だ」「顔が怖い」と思われるようですが、蜂でも刺す大型の種類の蜂も居るけれど、小型の蜂はほぼ刺さない種類とのこと。さらに、雌雄でも違うと言う事ですから奥が深いですね。

里山を抱える自然環境が豊かな地域では、巣箱の設置は森の入り口付近などに置かれることが多いそうですが、森の奥まで入ってしまうと、ミツバチを食料としているクマなどの動物たちに狙われやすくなるので、配慮が必要なのだとか。

また1つの群にいるのは1匹の女王バチとその娘たちだそうで、オスは繁殖のためにだけいるのだそうです。やがて次の女王バチが生まれてくると、母親だった今までの女王バチが働きバチを連れて新しい住処を探して巣箱を出行く「分蜂」という現象がある事などのミツバチたちの生態についても教わりました。

ところでミツバチの世界は分業がとてもはっきりしていて、蜜を集めに行く、卵のお世話をする、巣作りをする、巣を狙って来る外敵とも戦う、などの役目を順に代わりながら果たしていくのだそうです。そしてその分業を担っている働きバチ達はみんなメスなのだそう。どんどん蜂の世界に興味が湧いてきます。

そんなミツバチ達がセラピーとどのように繋がっていくのでしょうか?それはミツバチ達の羽音のようですよ。優しくお世話をしていれば襲ってきませんし、しばらくして慣れたら羽音が優しく感じられてくるそうです。そう、羽音と聞いたら1/fの揺らぎですよね。森林療法協会の講座でも五感を開くという項目がありましたが、正に耳から羽音で整う感じになるとのこと。目でも飛び交う可愛い姿に癒され、鼻では甘い密の香りを感じ、懸命に集めて来てくれた蜜を口で味わえたら最高ですね。

ところで1匹のミツバチが約1〜2か月と言われる短い一生の間に集める蜂蜜がどのくらいかご存知でしょうか?なんとティースプーンたった1本程度だそうです。ハチミツを頂く時、そんなこともちょっと思い出して欲しいと高安様は愛おしそうに話されましたよ。

さて今回はここまでとします。また次回をお楽しみにお待ちください。

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 https://foresttherapy.wixsite.com/forest

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2022年11月15日

フォーラム委員会だよりに代えて 森林セルフケアフォーラム2022を終えた委員会メンバーから一言!

フォーラム委員会だよりに代えて
森林セルフケアフォーラム2022を終えた委員会メンバーから一言!


フォーラム委員会一同



・集客が出来て良かった。協賛を頂けたことも良かったと思います。

・疲れましたね。

・とても楽しく充実したフォーラ ムでした。EPOさん、トウヨウミツバチ協会さん、ファーム&ガーデン白岡さんと3団体が参加いただいたことで華やいだフォーラムとなったと思います。

・体験会の各コースの終了後に案内人同士の振り返り会などがあれば、各コースの状況がわかって、今後にもつながると感じました。

・予想以上に、高橋さんのお話し、考えが興味深かったので、自分自身もとても面白かったです。

・EPOの高橋さんの前向きなエネルギーが充満し、参加者の方たちに助けられ、協賛の方々とも触 れ合えて、フォーラム委員メンバーの尽力もあって、全体として素晴らしいフォーラムになったと 思う。

・フォーラム委員は初めてでしたが、皆さんの仲間に入れていただき、とても勉強になり感謝です。

・事前の細かな準備に、集客に、協賛のお声がけにと、皆さんが役割を細かくこなされていることに、感心しっぱなしでした。準備の段階から、皆さんの仲間に入れていただき、とても勉強になり感謝です。

・フォーラム委員も含めて、参加者全員がフォーラムを心から楽しむことができるように修正していく必要を感じた。

・もっと早い段階から多くの人(特に会員さん)を巻き込んでいく雰囲気作りをしたかった。

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森林セルフケアフォーラム2022を終えて =体験会(@駒沢公園)講師への一問一答=

森林セルフケアフォーラム2022を終えて
=体験会(@駒沢公園)講師への一問一答=


午後のプログラムのうち体験会の講師を務めた5名にこんな質問をしました。

<質問項目は次の通り>
@テーマを決めた理由
A人数設定(定員10名)はどうだったか
B当日の参加者の反応(感触)はどんな感じだったか 
C会場(駒沢公園)はどうだったか 
Dザックリ今回の体験会の感想について

Aコース:青木孝一 「五感を開くワークと心身の健康を目指した気功(8段錦)の体験」
@五感を使うワークとともに心身を整えるような気功を広々とした公園でやってみたかった。
A人数設定は指導者ひとりに対して7人程度が良いと思います。
B樹木への感覚が新鮮に感じられた、話が興味深い、普段体験できない事をさせてもらったなど。
C会場は人が多く、静かな環境ではなかったので、もう少し静かな雑木林や針葉樹林帯のスペースがある場所の方が良かったように思う。
Dホースセラピーに興味を持ち、人間と動物の関係を改めて見直す良いきっかけになったと思います。午後の野外体験会は場所に課題はあったにせよ、全体的に充実した内容だったと思います。

Bコース:飯田みゆき 「シュタイナー的な植物瞑想で森林セルフケア」
@ちょうど他のセミナーでシュタイナーの植物瞑想について話をしたタイミングだったので、実践してみようと思いました。
A当日欠席が出て7人でしたが、これ以上は厳しいなと思いました。11人来ていたら、多すぎたと思います。
B最初は瞑想に慣れない方もいましたが、最後は概ね満足してもらえたと感じました。
Cやや人が多いですが、自由に座れたり樹木に触れるのは良い場所だと思いました。 ちなみに、帰り道に立ち寄った都市林も良いところでした。
Dあと10分でも良いので、もう少し時間がほしかったです。が、何よりお天気が良かったので、何をしても気持ち良かったと思います。 ちなみに、シュタイナーというワードで参加が1名、植物瞑想というワードで参加が5名、奥さんに付いてきた夫が1名でした勝ち誇り

Cコース:太田博幸 「樹林気功と呼吸法で健康増進」
@森林のなかで、よりストレス解消や不安軽減、血圧改善などを行うには呼吸法や樹林気功が有効だと考えたためテーマとして決めました。
A参加人数は自分を含めて6名でしたが、6名はちょうどいい人数と感じました。
10名では少し多いのでは?とも思いましたが実際はどうだったのでしょうか。
B世田谷名木100選のコブシやカツラなどの樹木を楽しみ、五感をひらくワークや呼吸法・樹林気功と一緒に楽しくできたと思います。樹林気功で樹木に気をとおすワークで気が繋がった感じがあったとのフィードバックをもらうことができました。
C広々として樹木の種類も多く、良い感じのフィールドでした。
D天気もとてもよく、カツラの木の美しさ甘い香りを嗅ぎながら楽しくワークすることができました。様々な呼吸法と森のなかで行う呼吸法が健康によいとのことを伝えたいとの思いで臨み、それはできたのではと思っています。
もう少し時間があれば、車座になってダイアログをしたかったなと思っています。

Dコース:田川裕則 「駒沢公園で森林セルフケア」
@初めて利用する駒沢公園でしたので、テーマは特に決めずに、静かな場所を探して移動しました。
A妥当だと思います。
B公園はどこに移動しても人が多く、アナウンスやスケボーの音がして、一人になれる場所を探して移動しました。参加者の反応は、この環境では仕方がないといった感じでした。
C森林セルフケアを行うのは難しいと思いました。
D森林安息を行った場所は、蚊が多く参加者は集中できなかったようです。 体験会の時間が短くてコース設定が難しかったです。

Eコース:原田純子 「初めての森林セルフケア」
@今回は会員さん以外の方の参加が多いと見込み、初めての方に森林セルフケアを知って頂きたいと考えて入門編とした。
A当日欠席があり8名となったが、初めての方だけで10人の設定は多かったかも知れない。
B楽しんでいた方も、今一の方もおられたが、慣れない公園で当方も余裕が無く、フォローの声がけも難しかった。
C慣れれば使える場所もあったが、人も多く特にイベントもあり、フォーラムの体験会会場として難易度は高かった。
D駒沢公園への往復に時間が掛かり、その分時間が短かった。不慣れな公園だったので時間のロスは大きく、計画していた体験を充分提供できず、森林セルフケアの良さを伝えられなかった。良い公園、良い季節だったので、何回も下見を重ねた上で、リベンジしてみたい。

以上


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森林セルフケアフォーラム2022を終えて

森林セルフケアフォーラム2022を終えて


理事長 原田 純子


去る10月30日、森林セルフケアフォーラムを盛会のうちに終えることができました。これもご協賛頂きました(一社)トウヨウミツバチ協会様、ファーム&ガーデン白岡様をはじめ、休日にも関わらず会場をご提供下さった駒澤大学の石井清純教授、そして日頃より協会の理念にご賛同下さりご理解ご協力をお寄せ頂いている会員の皆さまのお陰と心より厚くお礼申し上げます。

当日はリアルでもオンラインでも、NPO法人EPOの高橋智様のパワー溢れるご講演をお聞き下さった皆さまは、どなた様もそのままの元気を受け取って頂けたのではないでしょうか?私ども主催した日本森林療法協会のスタッフ一同、それぞれにこれからの活動に向けた自信とパワーを頂くことができました。講師の高橋様にも、この場をお借り致しまして感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。有難うございました。

なお今年のフォーラム委員会は、フォーラムの終了と共にその任を終え解散いたしましたが、来年のフォーラムに向けて、終了後のタイミングで意見や感想、次年度への課題を集め総括といたしました。ここにその一部をご紹介し、ご報告とさせて頂きます。この提言や反省を踏まえ、次年度以降のフォーラム開催に向けて新たな一歩を踏み出していこうと考えております。今後ともNPO法人日本森林療法協会の活動になお一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。

<フォーラム委員による総括=一部抜粋>
@当日までの準備について
・オンラインの委員会なので地方からも参加できた。
・フォーラム委員会でミーティングを重ね、方向性や段取りの確認ができた。
・いつもの会場が使えない・協賛団体の参加・チラシ印刷をしての周知と、新たな試みが成功したと思うが、その分チラシの配布などフォーラム委員の負担が増えたように感じた。

A会場設営について
・初めての会場・設備だったが、下見の報告を共有できていたので設営は少ない時間の中、チームワーク良く行うことができた。
・自分の担当としてPCとZOOMの設定ができてホッとした。
・外向きの窓が開けることができなかったので、廊下側のドアを開放し会場の換気に気を配った。
・「女子トイレ」の数を各フロアで確認した。

B受付について
・参加者からのクレーム等はなかった。
・受付用名簿、名札作成をしたことで受付がしやすかった。

C昼食の取り方を含め全体の進行について
・基調講演及びダイアローグの内容については、EPOの活動理念等に感銘を受けている参加者が多かった。
・降矢先生と協会パネリストのやり取りは、パネリストからのコメントが多く、もう少し会場の参加者からの話を聞きたいと感じた。
・昼食の取り方については、黙食等の留意事項をきちんと伝えていたので問題なかった。
・近隣にコンビニ等があり皆さんスムーズにとり、昼からの体験会の集合等も問題なく行われていた。

D 体験会(自分が関わったコース)について
・駒沢公園は人も多く、特に今回は使用するフィールドが限られていることもあり、プログラムも限定されたものになってしまった。
・各コース、使用場所が重なる件を気にしつつも、動きは流れてスムーズにいった。短い時間なので進行が難しかったが、参加者の方の経験や知識も織り込みながら、皆様良い時間を過ごされたようだった。
・思いのほか公園と会場の距離があり、帰りは急ぎ足だったので、少し疲れて歩くのが遅くなっている人がおり、少々気になった。
・駒沢公園は人が多く、一人になる場所を見つけるのに困った。

Eワールドカフェについて
・話し合いのテーマも良く、色々な立場の人の意見や感想を聞けて大変有意義な時間だった。
・参加者の気づき、フォーラムを楽しまれた様子を側で感じることができ、委員会のメンバーとして助けられた思いがした。
・協賛のトウヨウミツバチさんは体験会に参加されず、ワールドカフェには加わられなかったので、急遽協賛団体の方たちには最後にまとめて気づきをシェアして頂く時間を設け、快く応じて頂けた。
 
Fフォーラム全般について特に気になった事、今後に向けての意見等
・EPOの高橋さんの前向きなエネルギーが会場全体に充満し、参加者の方たちにも助けられ、協賛の方々とも触れ合え、フォーラム委員メンバーの尽力もあり、素晴らしいフォーラムになった。
・今回は新しい会場だったが、その為に新しい試みも出来たので、次年度はいつもの会場(Home)に戻るとしても、隔年で新しい会場(Away)があっても良いと感じた。
・森林療法協会の活動にはそれなりのニーズがあると思うので、広報戦略を改めて見直し、SNSや分かりやすいパンフレット作成など、どんな組織でどんな事を行っているのかなどをもっとPRしていく必要性を感じた。

以上