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■日時:2018年10月8日(日)10:00〜17:00
■場所:奈良公園
■参加者:2名
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■日時:2018年10月8日(日)10:00〜17:00
■場所:奈良公園
■参加者:2名
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秋晴れの奈良公園、興福寺の落慶法要や、鹿の角切り行事などが重なり、寺や公園のメインの通りは、観光客でいっぱいでした。
本日の参加者は、2名。奈良公園には何度もきた事があるという方も森を中心に歩くのは初めてとのことで、ワクワクの講座が始まりました。
興福寺の落慶法要を遠目に見ながら、東大寺に向かって歩きます。
人や鹿も少なくなり、大きな木が並んでいる場所で、いろいろな木に触り、感触の違いを感じます。その後、スワイショウから、木や周りの空気を感じながら、樹林気功に呼吸法を行いました。
牧村講師の「巨木をめぐる」ルートで、木に触れながら、その木のいわれや歴史のお話しも皆、興味津々です。
池の水音を感じながら、目を閉じて音に集中したり、巨木にある蜜ハチの巣で、集団で敵を威嚇する瞬間を観察したりと、樹木だけに止まらない、自然観察は、参加者の五感をどんどん開いていくように感じました。
東大寺二月堂からの眺めを堪能し、お寺の階段での昼食となりました。
昼食後、深い森林の場所で、ゆっくりお昼寝タイムを取った後、不動明王を静かに愛でるおまけつき。これが一層、五感を開かせたと、後の感想で話されました。
午後からは、春日大社の近くの森に向かいました。
原生林に近い森は、巨木も多く、その場所の長い時間を想像させます。講師の歴史や樹木の「クイズです」の質問で、頭を使っていた参加者は、深い樹木の間で、思考を使わず、一人の感じる時間を過ごしました。
少人数であったため、ワールドカフェ方式でなく、自分が感じたことや感想、意見交換は同時になりましたが、参加者からは、日頃気づかないものが見れた(発見できた)。今までの野外活動では、観察や見る、探すことばかりであったが、「感じる」ことの大切さがわかった。
また、開催場所が奈良公園ということで、場所に圧倒された。巨木が歴史の深さを物語っていて、身近な森や公園との違いを感じた。との感想でした。
他にも、
・自然や森を「感じること」は、どこでもできるのがいい。
・近所に森林セルフケアができる良い場所を見つける事が大切だと思った。
・一日森林で過ごすことはなかなかないので、とても貴重な時間で経験だった。
・好きなことをして過ごすことの大切さを痛感した。
など、たくさんの意見や感想をいただきました。
森林の中は、樹木だけでなく、昆虫やキノコ、小さな草など、様々な生き物がいて、自然や森の歴史もある公園となっていることも感じられる講座となりました。
講師からの反省点は、できるだけたくさんの場所を使おうとして、長距離の欲張ったコースを歩いてしまったので、今後は、もう少しゆとりのある時間配分で講座を進めるようにしたいとのことでした。