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2025年08月12日

「山初心者にもおすすめ◎弘法山で癒しのハイキング」

「山初心者にもおすすめ◎弘法山で癒しのハイキング」
                      森林セルフケアコーディネーター 星野 央

 私が「里地里山」、といわれて真っ先に思い浮かぶのは、神奈川県の秦野市です。
 個人的な話からになりますが、私は学生時代、絶滅危惧種(主に水生昆虫など)の保全の研究をしている研究室で、「里山環境におけるトンボの生息状況」について研究していました。その調査を行なっていたのが、まさに秦野市のとある里山でした。

 そもそも「里地里山」とは、山や雑木林、水田やため池、湿地、草地など、特徴の異なる陸地環境と水辺環境が複合的に存在している場所のことを指します。このように質の異なる環境がモザイク状になっていることで、生物多様性を高めるといわれており、実際、日本の絶滅危惧種の多くが「里地里山」といわれるような場所や地域に生息しています。
 秦野市は、2004年度に環境省の里山モデル事業の選定地域として指定されており、要は国のお墨付きがついた里山といえます。

 アクセス抜群、なのに憩いの森!「弘法山公園」
前置きが長くなりましたが、今回ご紹介するのはそんな秦野のシンボル的な山ともいえる、「弘法山」です。
 弘法山のポイントの一つは、なんといっても自然豊かな山であるにもかかわらず、秦野駅から徒歩で訪れることができるアクセスの良さだと思います。秦野駅の目の前を流れる水無川沿いをのんびり歩いていくと、あっという間に弘法山の入り口付近まで着いてしまいます。

 今年5月、森林浴のガイド仲間の方の案内で、久しぶりに弘法山を歩いてきました。
入り口から登り始めるといきなり緑に囲まれ、あっという間に森の空気と木洩れ日に包まれます。初めはやや急な登りが続きますが、所々で退避できるスペースもあるため、水分補給しながらゆっくり登れて安心です。
 最初の開けたポイントでは早速、富士山を目の前に眺めることができます。

 弘法山公園は、いつも私がご案内をしている高麗山公園(湘南平)と同じように、浅間山、権現山、そして弘法山など複数の小さな山が連なっています。所々に開けた場所があり、ゆったりと休憩やピクニックが楽しめる所も、湘南平と少し似ています。
この日のプログラムでは広場でヨガも行ない、青空の下&森の空気の中で身体を動かす心地よさを全身で感じられました。

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森と歴史の深さを同時に体感できる最高のハイキングコース
 この日は、タブノキの巨木がある所にも案内していただきました。

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 駅から徒歩で来た山の中とは思えないような、立派な木でした!
根元近くに背中をぴったりつけると傾斜がちょうど良く、木の温もりを感じられました。

 時期的にタイミングよく、希少なキンランも見ることができました!

 さらに、ハイキングコースの随所で歴史も感じることができます。
例えば弘法山の山頂では、江戸時代から秦野の人々に親しまれ、昭和31年頃まで実際に「時の鐘」として使用されていた鐘楼も見る(だけでなく鳴らす!)ことができます。

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 都心から電車で1時間ほどの距離で、気軽に「里山」を味わえる秦野市、そして弘法山公園。
 初心者にも登りやすい山ですが、富士山など眺望も抜群で、「自然豊かな場所を歩きたい、でも気軽に登ってゆったりしたい」、という(私のような(笑))欲張りな方に激しくお勧めです!登山による運動不足解消だけでなく、見どころや休憩ポイントも多くあり、心身を癒す森林セルフケアにぴったりな森です。
 ぜひ皆さまも行かれてみてください☆