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2025年04月13日

お薦めの里地里山

お薦めの里地里山
                               協会理事 降矢英成

 今号では、環境省の「重要里地里山500」に掲載されている里地里山から、東京、富山、大分の3か所について、その土地在住者による紹介記事をご用意しました。https://www.env.go.jp/nature/satoyama/pdf/satoyama_500.pdf

●東京の重要里地里山「横沢入り(よこさわいり)里山保全地域」
https://www.env.go.jp/nature/satoyama/13_tokyo/no13-8.html

 里地里山は、首都圏では神奈川県や横浜市、そして埼玉県のトトロの森や、愛知万博の際に知られるようになった愛知県東部などは豊かでしたが、20年ほど前に東京に設定されたのがこの「横沢入り里山保全地域」です。
 武蔵五日市駅の一つ前の駅である武蔵増戸駅を降りて、線路沿いに歩いて行くと、白萩で知られる名刹・大悲願寺の奥に広がっています。公開当初は設備・施設は何もありませんでしたが、今では入り口に立派な休憩所ができましたので、訪れやすくなりました。
■地域区分:大都市近郊〜東京都「里山保全地域」指定第1号、都内に残る貴重な谷戸
■ アクセス:JR 五日市線武蔵増戸駅から徒歩20分
■主な活動主体:N P O 企業等、連携組織
丘陵地が浸食されてできた複雑な地形を背景に、秋川に繋がる七つの沢や谷底部の中央湿地など多様な環境を有する谷戸であり、希少種を含めた多くの動植物を見ることができます。里山の貴重な動植物を保護するため、この全域が都条例に基づく野生動植物保護地区に指定されています。
現在は、耕作が放棄されていた田んぼを復元し、地元小学校等の環境学習や企業の環境貢献活動等の場として活用されるようになっています。また、地域住民や活動団体、各関係機関など多様な主体が参画する「横沢入里山保全地域運営協議会」を設置し、里山景観や生物多様性の回復・保全に向けた活動を行っています。
主たる活動目標は、都民と協働して、
@ 森林部分は、除間伐などの林業体験を行う。
A 谷戸部分は、自然とのふれあい活動、農業体験活動、環境学習活動などの場として利用する。
B 企業などによる社会貢献活動の場として利用する。
C その他、研究の場などとして活用する。
となっており、これからが楽しみな地域となっています。

posted by 田川 at 09:13| お薦めの里地里山